カテゴリ:日本史・世界史
歴史としての身体―ヨーロッパ中世の深層を読む (叢書ラウルス)
池上俊一「歴史としての身体―ヨーロッパ中世の深層を読む」(叢書ラウルス) 柏書房 1992年刊 ≪からだとこころからヨーロッパ中世をみなおす、 とは生身の人間、その時代・地域に現実に生きながら、 喜び悲しみ、泣き笑い、夢をみ絶望し、そして老いて死んでいった 人間に可能なかぎり即して、その時代の特質を考察する、 ということがその意図の一つである。≫ そしてもう一つは、身体や感情に刻み込まれた知や迷信やメタファー を媒介として世界に投げかけられるメッセージと、 それにたいする世界からの応答を受け取る感性の独特の様式、 それらをつうじて、ヨーロッパ中世の森の深奥に秘された謎を解明 しようというもくろみである。≫ 狼男・・ 古ゲルマン社会においては、その社会の基本単位であるジッペという 血縁共同体の存立を脅かすような、殺人・墓荒らしなどの犯罪者をさした。 狼男とされた彼らは、実際のオオカミの頭を被せられ、 共同体の外の世界へと追放されたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.01.20 21:49:16
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