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一流の上司、二流の上司 [ 吉越浩一郎 ] 吉越浩一郎「一流の上司、二流の上司 リーダーは「語る」な、「実行」せよ」 三笠書房 2013年刊 ≪一流の上司と、二流の上司。 この二つを分けるものは、意外とシンプルだ。 それは「実行力」、そして「徹底度」である。≫ ≪上司は、部下に「好かれる」必要なんてない。 それより「信頼される」ことが必要なのだ。 そして、部下から信頼されるためには、「部下に結果を出させる」ことが必要だ。≫ ≪リーダーの仕事とは、「改革」である≫ ≪「改革」を志向するということは、安定を望む人たちとは敵対することになる。 安心安全な箱を壊そうとするのだから、既得権益にしがみつく人にとっては 煙たい存在だ。だから、「抵抗勢力」が当然のように生まれる。 しかし、「自分の会社がいつまでもある」というのは、「幻想」なのだ。 誰から反対されようが、リーダーは「私利私欲」を捨てて会社にとって正しい 改革を続けないと、組織はやがて、間違いなく衰退していく。≫ ≪”ヘッドハンティング”されるような部下を育てよ≫ ≪最悪なのは、自分のキャリアに対する戦略もないまま、いまの会社に自分の人生を委ねて、 「つるはし労働」のようなことに専念してしまうことだ。≫ ≪リーダーの仕事は、「部下につるはしを持たせてこき使い、夜になったら慰労のために 飲みに行く」というものではない。 やはり、自分に対しても同じであるように、部下に対しても、どこに行っても通用するだけの スキルを身につけさせることが重要だ。≫ ≪仕事ができない人というのは、厄介な問題に直面すると、すぐに「できない理由」を 見つけ出して、目の前の問題を投げ出してしまいがちだ。 しかし、上司たるもの、それではいけない。 厄介だろうが、複雑だろうが、難しかろうが、その問題解決のためにあらゆる手を打つ のが上司の役割である。≫ ≪やると決めたら腹を据え、「結果が出る」まで医師にかじりついてでもやる。≫ <目次> 1章 リーダーの本質を理解しているか?―一流の上司、二流の上司の“分岐点” (“滅私奉公”ができない上司は、失格である―部下に好かれるな、信頼されよ リーダーの仕事とは、「改革」である―「いい人」は、無能な上司の代名詞 ほか) 2章 部下を半人前に扱っていないか?―部下の仕事にあれこれ口を出すな (二流の上司は、「最後は結局、自分でやる」―部下を育てるのは「上司」ではなく「仕事」である 部下に教えるべき、“仕事の喜びの頂点”とは?―最後までやり抜く部下の育て方 ほか) 3章 世の中の変化に気づいているか?―グローバル時代に求められるリーダーシップ (“オールドタイプ”の上司に成り下がるな―“変化”できない組織は必ず滅びる あえて問題を探し出してでも改善をする―「いまのままでいい」という姿勢は許さない ほか) 4章 自分の役割をまっとうしているか?―タフな上司になるための「考え方」「働き方」 (リーダーは“無事故無違反”が当たり前―「一〇〇%勝てる方法」を追求せよ リーダーは、「リスク」など取ってはならない―「蛮勇」も、「臆病」も、同じ失敗につながる ほか) 5章 自分を信じて努力をしているか?―吉越流「これだけは守るべき」上司の心得 (上司として生き抜くための「武器」を持て チームのみんなの気持ちを「明るく」せよ ほか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.11.26 21:24:00
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