[日野原医師の健康法に学ぶ]の記事一覧 | 老いも若きも健康長寿のススメ—がんに負けない

高齢者こそ良質のたんぱく質をしっかり摂ろう

年を重ねるにつれて食が細くなってきます。活動量も落ちてきますから、ついつい食べる努力を忘れがちですが……。105歳という、まさに長寿を全うされた日野原医師は、「食事は１日1300キロカロリー」と決めておられました。そのお話を伺った時点で、先生は既に90歳を優に超えておられました。とはいえ現役の医師として診療を続けているのにエネルギー不足ではないのかと、ちょっと心配になったりもしたのですが、ご自身の身長、体重、１日の運動量などから割り出された値とのこと。高齢になればなるほど大事になってくるのは、カロリー源よりむしろたんぱく質やビタミン、ミネラルの類で、「その必要量は、若いときと変わらないわけですから、　高齢になればなるほど意識して、アミノ酸スコアの高い良質たんぱくと、　野菜や果物をしっかり摂らないとね」というわけで日野原医師は、夕食に100ｇ前後のステーキを週に２～３回と、いい油のドレッシングでサラダを山盛り、こちらは毎日食べておられるとのこと。加えて、「脳にもエネルギーが必要ですから、夕ご飯だけ炭水化物を摂ります」と、話しておられました。→　「健康長寿」と「たんぱく質」と日野原医師脳のエネルギー源となるのは、ご飯やパンなどの炭水化物や砂糖などの糖質、特にブドウ糖です。このブドウ糖の補給を怠っていると、脳はエネルギー不足に陥り、その状態が続くと認知機能が低下して、認知症にもつながると考えられています。「だから炭水化物も欠かせませんが、たくさん摂る必要はない」というわけで、1300というローカロリーで「私の場合は十分なんです」と、笑顔で話される日野原先生でした。

オリーブオイルは「腸活」により「免疫力アップ」へ

今日、起きてテレビをつけたらNHKの「あさイチ」で、「オリーブオイル」のおいしい使い方みたいなことをやっていました。「オリーブオイル」と聞けば、あの医師のことを思い出します。今年７月に105歳で逝かれた日本一有名な臨床医、日野原重明医師です。日野原医師にはいくつか独自の健康法がありました。その一つが、「毎朝オリーブオイルを飲む」ことでした。詳細は「オリーブオイルと日野原医師の健康長寿」の記事を読んでいただくとして、今日はオリーブオイルが「腸活」にいいという話を書いてみたいと思います。「腸活」とは、腸本来の働きを活性化させて、腸内にたまっている老廃物、早い話が「便」をすっかり排出させることだと、私は理解しています。「腸活」という言葉の名付け親は、自律神経の研究の第一人者として、医学界では高名な、順天堂大学大学院医学研究科の小林弘幸教授だと聞いています。いろいろなテレビ番組に出ておられますから、ご存知の方も少なくないでしょう。小林教授が勧める腸活で「便秘」から解放された方も多いんだろうと思います。その便秘対策としての腸活に「オリーブオイルがいい！」という話は有名。朝起きぬけの、胃や腸がまだ十分活動を始めていないときを狙って、大さじ２杯ほどのオリーブオイルを飲むわけです。すると、消化・吸収されない状態のオリーブオイルが直接腸に届き、腸を刺激して動かし、排便効果をもたらしてくれるという話です。その結果がダイエットにつながるという話で終わることが多いのですが、私が今回お伝えしたいのは、その先です。腸には、私たちの身体中にある免疫細胞の約70%が集まっているそうです。腸活により腸内環境が健康的な状態に改善されると、腸内の免疫細胞の働きが活性化して、免疫力が高まります。免疫力が高まれば、がん細胞との戦いにも、またインフルエンザウイルスにも、その他の細菌やウイルス類にも、強い抵抗力を発揮してくれます。というわけで、毎朝大さじ１杯強から２杯のオリーブオイルを、毎日の習慣として飲んでみてはいかがでしょうか。この場合のオリーブオイルとしては、早摘みのオリーブを絞ったクオリティーの高いこちら☟がおススメです。【s】【有機栽培】クレタ島オーガニックエクストラバージンオリーブオイルあるいは、飲みやすさという点では、こちら☟が、フレッシュジュース感覚で飲むことができます。シェフ絶賛のホテルギフト！コロンナレモン風味オリーブオイルオイルの種類にもよりますが、オリーブオイル大さじ１杯は、おおむね100kcalと高めです。ダイエット志向の方は、くれぐれも飲み過ぎないように！こちらのオリーブオイル専門店で好みのものをお選びください。