◆明治村へ。名古屋へ。

2014/12/23

(2)

テーマ：国内旅行どこに行く？(55759)

カテゴリ：★ おでかけ

名古屋にある博物館・明治村と
名古屋市内に行ってきました。

にほんブログ村

季節・四季ブログランキング

明治村は、公式サイトにある通り、
明治時代の貴重な建物の数々を、広大な敷地に移築して見せている、
巨大な公園のような博物館･･･今風に言えば「テーマパーク」のようなところです。

ここが「凄い」のは、移築されている明治から昭和初期までの建築物が、
実に６０数棟という膨大な数にのぼっていることだと思うのですが、
そのほかに、それらの建物の多くに、
実際に入ることができる、という点が、何より「凄い」と思います。

このテーブルウェア、そしてダイニングテーブルに、近づくことができるなんて。
本物の「鹿鳴館で使っていた椅子」に、感動していたら、
学芸員さんが、「どうぞ、座ってみてください。」と・・！
その「体感できる」レベルの高さに、大変驚きました。

季節は、ちょうど紅葉まっさかりのときで、
夜間のライトアップなどのイベントもあったようです。
私は、遠方から出掛けていったので、日暮れ前には帰途についたため、
光輝く建物たちを見ることができず、ちょっと残念でした。

人間解剖学に基づいてその角度が計算された手すりだとか。
確かに、手すりを握って昇り降りしてみると、
その、なめらかな握り心地といい、高さといい、
まったくストレスを感じないものでした。

園内には、教会が何棟も移築されています。
その中には、このような、大きなステンドグラスがあるものも・・・。
他には、米国から移築された、ごく小さな教会⇒その後、住宅として使用、なんてのもあります。

　

今回、特に楽しみにしていた見学ポイントのひとつに、
「夏目漱石が『吾輩は猫である』を執筆した家」がありました。
この家、実は、森鴎外が住んでいたこともあるんですって！
それぞれが住んでいたのは別の時代ですが、
文豪が二人も借りた家があるとは、不思議ですねえ。

この日、私は、祖父の遺品の「吾輩は猫である」の古い古い本を持って、旅に出ました。
明治時代、１９１１年に、橋口五葉という人が装幀した、
特別デザイン（？）で出版されたときの本らしいです。

家から５時間以上かけて、やっと到着して。
この物語が執筆されたという書斎の畳に、そっと置いてみました。
本は・・この物語は、「里帰り」をした気分になったかしら？

朝、10時くらいに着いて、各建物をじっくり見てまわっていたら、
なんと、閉園時間になっても、まだ見ていない建物が２棟、残っています！
展示物のあまりの多さ＆釘付けになる素晴らしさに、さすがに時間切れとなりました。

これほど素晴らしい博物館・明治村なのに、
テレビで紹介されたことがないのが、不思議でなりません。
本当にすごい、1日かけても見終わらないほどの充実したテーマパークですので、
まだ、ご覧になったことがない方には、ぜひ、お勧めしたいです。

ちなみに、私は首都圏から出掛けましたが、
JR東海で、明治村への入園と新幹線とホテルがセットになったツアーを販売しており、
それが本当に安いと思ったので、そちらを利用させてもらいました。
東京から名古屋までの往復の新幹線とホテルだけでなく、
私鉄と、最終駅である犬山駅から明治村までの路線バスの料金も往復でセットされているし、
さらに、園内バスの1日券も付いていて、とても便利でした。

明治村を、もう少し詳しく見てみたい人に。
YOUTUBEから、園内を撮影した動画をお借りしてきましたので、
よかったらご覧になってみてください。