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カテゴリ:仕事
それが『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』(ジョジョ立ちしつつ)
皆さんいかがお過ごしでしょうか。 こうして日記に出てくるのは、GW明け以来ですね…。 今、自分は地獄を見ています。 前回右も左も分からずに放り込まれたプロジェクトが想像を遥かに超えるヤバさだったのに加え、客先からのクレーム対応に現在進行形で追われる日々…。 ここから先は専門的な話やら愚痴やらが続くので、そういうのが嫌いな人は回れ右。 何故、現在の状況が非常にヤバイのか? ちょっと冷静になって分析してみた。 ■開発しているソフトの品質悪過ぎ。 改修のペースをx・検出される不具合をyと仮定すると、yはxの2倍に比例する。(y=2x) プログラマが6件の不具合を改修しても、システム評価で12件の不具合が起票されているわけで、何時までも終わる気配が見出せない。 ■設計の見落とし、要件定義の曖昧さ。 不具合を解析していくと、そのほとんどが上記原因に伴うプログラムの実装漏れ。 インタフェースや設計のバグとかならともかく、『仕様書に規定された新機能が丸ごと未実装』だったから不具合起票されるとかあり得ないでしょ…。 ■仕様やソースに対する理解の不足。 流用元のソースや仕様に対して博識な人物が、協力会社はともかく客先にも居らず、成果物のレビューが困難。 これについてはそもそも流用元のソースが、C++の多重継承・仮想継承を濫用したスパゲッティプログラム過ぎて影響範囲が絞りきれない、ってのも問題なのですが。(爆 ■無謀過ぎる作業の見積。 部長や後輩等の話を聞くと、当初の見積からして『予算・工数の削減』という言葉がことさらに強調されてたらしく、色々きな臭い雰囲気が漂ってたみたい。 てか(大規模な変更要件があったにも関わらず)『設計から製造の完了までで5営業日しか取ってない』とか言われた時には思わず眩暈がしそうになったわ。(苦笑 ■コミュニケーションの欠如。 横浜の客先・綱島の客先ビルに常駐するメンバー・秋葉原の自社ビルでの後援部隊が顔を合わせる機会が『全くと言って良い』ほどに無い。 さらに不明点等の問合せ手段がメールか携帯、モニターの無い電話会議のみと実に収容所じみた環境が出来上がっているときている。 担当者が多忙で不在がちの時に『返事が来て1週間の経過余裕でした』とか解らない、おかしい……!(某メガネの弓使い風に) つか綱島のオフィスには外線すら置いていない(客先の予算的な意味で)なんて、こんなの絶対おかしいよ!(爆 ■作業をコントロールするプロジェクトマネージャの不在。 統括役だった部長が3月末で退職してしまったらしく、その後のスケジュール管理や必要な予算・工数の追加を実施する人間が事実上存在しない。 結果として全ての管理が現場の裁量で実施されており、『作業の遅延』『報告の失念』『低品質の成果物』といった三重苦が当たり前のようにまかり通っている。 客先からのクレーム対応は、主にこれが原因だったり。(涙 ■慢性的な人的リソースの不足。 不具合起票→作業終わらない→残業時間が増加→疲れ・ストレスが蓄積→ケアレスミスの多発→不具合起票…(以下エンドレス) 先に上げた項目と合わせてこんな状態が続いてるので、リタイアする人間が何時出てもおかしくない状態に陥っている。 (既に3~4人くらい脱落しているらしく、その補填の為に自分にお鉢が回ってきたとか:汗) とまぁ、ここまで並べ立てると如何に『破綻してるプロジェクト』なのがお分かりいただけたかと思います。 しかし引き受けてしまった以上、最後まで責任を持って遂行しなくてはならないのが下請けの悲しき性。 統括役を引き継いだ(というより、引き継がせられた)課長が事の収拾を図るべく体制を再編しているのですが、これがまたあからさまに関わりたがらない素振りを見せるので部下が叱咤する光景が既に日常となりつつある今日この頃。 5月に入ってから、プロジェクトに関わったメンバーの口から怒号・愚痴の声が絶えなかった事は1日足りともございません。(爆 自分も明日から、それに引きずられる形でまた綱島へ行くこととなりました。 『10営業日以内に、未実装部分の設計の見直しから単体テストまで完了させること』ってな事を客先が言ってきてるけど、どうするかなー。(棒 最後になりましたが、今の自分の心中をとあるディレクターが番組内で発言した名(迷?)言に乗せて〆たいと思います。 長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。 『オレ悪いけどさ、現実離れし過ぎてね、あんまり怖くないんだねぇ。 だって行く…行く、なんか気持ちが無いもん。(笑』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.07 04:06:59
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