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カテゴリ:テレビ番組
今回見たTV番組は「手塚治虫 創作の秘密」。
元は1986年1/10に放送されたもので高画質にリマスターされて再放送。 いつもたくさんの連載を抱えていた手塚治虫。創作の裏に迫る・・・というもの。 取材の舞台となったのはあるマンションにある仕事部屋。仕事場の鍵は本人しか持っておらず、仕事に差し掛かると他のスタッフは入れない・・という徹底ぶり。彼の仕事場にリモートコントロール可能なカメラを置いて彼の仕事ぶりを紹介。大音量で音楽を流し仕事を始める手塚先生。3本の作品を同時進行で制作するという離れ業を披露。気分転換のためにTVを見ていたり、筆が進まず眠気に襲われて・・・という場面も。 仕事に入ると徹夜は当たり前な手塚先生。アシスタント等のスタッフも大変で仕事場の別室で仮眠を取りつつ待機しているってことも。取材を受けた日は近々フランスでアニメのコンペが行われ、手塚先生も招待されていたが、締切に追われて当日には行けず、1日遅れてコンペに向かうことに。残りの原稿は移動しつつ書くと言ってたが、働きすぎ。 休みでも新作のアイディアを練っていたほどという手塚先生。番組の中では「アドルフに告ぐ」誕生秘話を語っていた。 あと、第1回国際アニメーション映画祭広島大会における手塚先生についても取材。その中のインタビューで「丸がうまく書けない」等体の衰えを訴えたり「あと40年(100歳)は描きますよ、僕は。アイディアだけは、もうバーゲンセールしてもいいぐらいあるんだ」とコメント。 イベントでは実験作「おんぼろフィルム」を発表し、大賞も受賞したがイベントに参加しても仕事、仕事でイベント会場とホテルの部屋を行ったり来たり・・・とこれまた多忙。 手塚先生が石ノ森章太郎と徹夜自慢(睡眠時間の短さ)をしたところ、水木しげるは「睡眠を馬鹿にしてはいけません」と言ったらしいが、手塚氏も石ノ森氏も60代で死去し、水木氏は93で大往生・・・とものすごい差がある。 今年に三浦氏が亡くなった際、過労死してもおかしくない状況で書いていたという話が後で出てきたが、30代で亡くなった方がいたり、自殺した人もいる・・・と漫画家って水木氏のように大往生する人は滅多にいないし。 32年前に「アニメージュ」で手塚先生の死去を伝える記事を見た記憶は鮮烈に残ってるが今回の番組での手塚先生の多忙ぶりを見てると60で亡くなってもしょうがないなぁと思ってしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 24, 2021 11:21:05 PM
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