|
テーマ:マイル修行をしよう!(529)
カテゴリ:ANA
フライト中には機長のアナウンスがありますが、今日は特別に皆既日食の話題も交えたアナウンスで、あと20分ほどで皆既日食帯を通過すると告げられました。
SIOUXのように皆既日食を観ることを目的に搭乗している人もいれば、そんなことを知らずに偶然にこの便に乗った人もいましたが、アナウンスを聞いて機内は期待感でいっぱいです。 その後からは、席を立って太陽が見えるA席側に歩く人が…。 「あの~、見せていただけませんか?」とお願いする声があちらこちらで聞え、ちょっとしたお祭り状態に。 太陽の位置が高くて、ほとんどの人は「見えない~!」の声が聞えていましたけど…。 もちろん自分が座っている38A席も例外ではなく、何組もの人が来られました。 オトナなSIOUXは、嫌な顔ひとつせず(本音はうれしくなかったけど…)「ご覧になります?」って手鏡と日食グラスと一緒に席を替わって差し上げました。 お互いがオトナですから、皆既日食状態になる頃には、ちゃんと席に戻れましたけどね。 だんだん薄暗くなってきていた窓の外が、急に真っ暗になりナイトフライトの状態に。 皆既日食になりました! あちらこちらから歓声が上がり、機内は興奮状態です。 すると、またまた「見せてください。」と何組も押し寄せ、限られた数分間の短い時間なのに…にこやかに(本音は半泣き)で替わって差し上げました…オトナなので…。(TへT) 太陽の高度は、手鏡に映しても窓枠ギリギリ。 でも、準備の甲斐あって黒く輝く太陽をしっかり見ることができましたよ。 とても美しい太陽の姿でした。 ダイヤモンドリングの瞬間は、鳥肌が立つ素晴らしさで、自分自身が興奮しているのが判りました。 一気に明るくなり、その後は深い霧の中を飛ぶ状態になって、しばらくは太陽が見えなくなりました。 太陽の熱が遮られたことで、大気温が下がって水分が結露し、雲が発生したんだと思います。 撮った写真を後で見たんですが、カメラには手ブレ補正機能があるものの、手鏡のブレは補正のしようがなく、ブレブレ写真になってしまいました。 これだけは残念でした…。 その後は機内も落ち着き、夏の沖縄の海を見ながらRWY18に着陸、35番スポットに駐機した時は3分遅れで、出発の遅れのまま到着したことになります。 ほぼ定時のフライトのおかげで、計画どおりの皆既日食を観ることができて感激しました。 「ぜひ、キャプテンにお礼を伝えてください。」と近くのCAさんにお願いして降機しました。 この計画はわずか10分程度遅れただけでも、失敗に終わるほどタイトなタイムスケジュールでした。 ANA103便の定時運航を当たり前のように実現いただきましたが、機体整備、搭乗準備、チェックイン受付、手荷物受付、セキュリティーチェック、搭乗者確認、貨物搭載、重量バランス調整、プッシュバック、運航誘導、機体操縦、その他の色々なお仕事に係わっていただいた全てのスタッフの皆さんの弛まぬ努力によって、実現していただいたんだなぁと感謝をしました。 どれかひとつが滞ったら…皆既日食の感動を味わえなかったことになります。 ANAの皆さん、本当にありがとうございました。 その後は、この場所で昼食を摂りました。 もうすぐ解脱予定なので、もう那覇に来ることもないだろうと思い、お名残り惜しさにソーキそばを注文。 でも、ここだけじゃなく、色々な場所で沖縄の料理を食べましたが、やっぱりSIOUXの味の志向には合いませんでした…。 この続きは、また今度のお話に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ANA] カテゴリの最新記事
こんばんはどうやら感動的な日食となったようで,
よかったですね。おめでとうございました。 (2009年07月26日 01時26分50秒)
|
|