テーマ:撮影現場での話(173)
カテゴリ:映画
到着した日の夜。
制作進行のK君(海外初めて)は「バレ飯」を強調! しかしながら、パリに不慣れな他のスタッフ(録音部二人)は何となくロビーに集合し、 パリに妹がいるP補のK嬢(成田で啖呵を切った)と妹も現れて、近くのお店で小腹を満たす事に。 この妹さん、パリでパテェシエのお仕事を6年ぐらいやってるらしく、また、日本からの撮影のコーディネーターの仕事もこなしている。 あの、TBSの世界陸上もコーディネーターとして働いていたらしい。 パリでの宿泊地、「東駅」の方は治安が余よくないらしい。 現に、パリから日本へ帰る日の夜に、変な外国人(20歳そこそこ?)にからまれた。 よくわからんフランス語で話しかけられ、「シガレット」と言う単語が分かったので、英語で「もってない」と言ったら、柔道のまねごとなのか足をかけてわたしを倒そうと2回もされた。 たいした足払いでも、小内刈りでもなかったので無視した。 話を戻して。 お酒が飲めて、ちょっと美味しいアテがあればいいってことで、近くのカフェへ。 やっぱり、シーズンが始まった牡蛎を食べたい。 ワインもそこそこの物をソムリエに相談し、21ユーロの白を注文。 香りが華やかで切れがいい、一杯目のワインとしてはすっごく合ってる。 牡蛎がやってきた! 直径50センチ以上はあるボウルに小さく砕いた氷を山のように積み、そこに、牡蛎・海老・手長海老・見た事の無い赤貝なのかアサリなのか?・これらを沢山差し込んで、頂上にカニがおいてある。 よく見ると数種類の牡蛎が入っている。 個人的には牡蛎に白ワインというよりも日本酒が合うと思っていたけど、フランスの地においてはそうでもなさそうだ、むしろ、白ワインの方が合う事を確認。 牡蛎の種類にもよるのだろうけど、ワインに防腐剤が入ってないのも理由かな? 手長海老・・・ スカンピと言うらしく、15センチぐらいの大きさなのに、東京で食べれば一匹2000円ぐらいするらしい。 うまい!普通の海老とは全然違う微妙な味が何とも言えない。 一人で2匹食べた。 2本目のワイン注文。 今度は、しっかりした味で勝負の白ワイン(27ユーロ)。 たべてもたべても食べ物が残っている氷の山。 しかし、隣の席で何やら美味しそうな肉を食べている。 あれなに?覚えたてのフランス語で「ケツ臭せ」 なんと牛の頭の方の肉らしい。 よだれがでるほど食べたいけど、目の前の氷の山を見つめて断念。 3本目のワイン。 K嬢がどっしりした感じの赤が飲みたいってことで、フルボディの赤を注文。 山廃仕込みを思わせるような、いろんな味を持って真打ち登場(40ユーロぐらい?) そんなこんなで、小腹を満たすはずが、お腹がはち切れそうに。 お酒をあまり飲まれなかったN氏、妹さん、途中参加のフランス在住30年以上のF嬢は、少ない金額で、結局一緒にご飯を食べたK君、K嬢、わたしがそれなりの金額を払い、晩ご飯終了! それでも、あの値段でとっても美味しいワインと食事、「仕事はまだ先」緩んだ感じの楽しい会話。 しあわせでした。 遅くなったので、お水を買いにコンビニを探したけど無し。 結局、店じまいしそうなマクドナルドを発見して水を購入、高く付いた。 もしかして明日、「誰かがヒットしてるかも・・・」と思いながら、それぞれの部屋へ・・・ 明日の夕方にはNICEへ移動だけど、ソレまで何をするかを考えながら、就寝。 一つだけ、気なる話を(笑) パリでは、ソムリエを声を出して呼んではいけないらしい。 では、どうするか・・・ 「ソムリエと目線を合わせて、声に出さずに「シルブプレ」と念じる」 たいての場合、分かったと笑顔で返してくれるのだが、すぐには来てくれない。 それでも、だまって待っていなければならないのだそうだ。 おやすみなさ~い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 24, 2006 12:36:50 PM
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