テーマ:パイプたばこを吸おう(1863)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ピーターソンの毎年恒例の限定煙草「スペシャルリザーブ」の2016年版を今回はレポートします。当ブログでは昨年版と一昨年版もレポートしていて、どちらも果物系の着香が美味しい煙草でした。今年の出来はどうでしょう。 開封時の香りは、今年も果物系でした。チェリーと柑橘、それと少し桃を混ぜたような香りで、なかなか爽やかです。カットは、少し細かいリボンカットに、ちょっとラフカットの黒い葉が混ざるような感じで、湿気は普通でしょうか。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時の香りを少し薄めたような果物系の香りが来ました。チェリーがメインにあって、そこに柑橘類と桃が加わるような香りで、爽やかさと華やかさがあります。味の方も果物系で、甘味はさほど強くありませんが、果物系の酸味が微妙にあって、これも非常に爽やかです。しかも、桃っぽい風味が全体を少し円やかにしていて、角の取れた優しさもあります。こういう喫味はトロピカルな夏の雰囲気にはピッタリで、蒸し暑くてダレた気分をスッキリさせてくれます。 火付きと火持ちは良好です。また燃え過ぎる感じもありませんから、かなり吸いやすいと思います。 喫煙中盤に向けて少し吸い進んで来ると、チェリー系の味が後退し、桃系の味と香りが先行するようになって来ました。柑橘系の部分はそのままなので、夏に適した爽やかさは残っていますが、桃系がメインになって来たので、全体的に円やかさが増します。 中盤からの喫味は終盤まで続き、それで喫煙終了。後味は爽やかな果物系で、残り香も果物系でした。 全体的に見て、華やかで爽やかな果物系の喫味が美味しい良質の着香煙草だったと思います。しかも味が一辺倒ではなく、果物系の喫味が続きながらも、その内容が微妙に変化していく面白味もありました。 この限定煙草は毎年春から初夏にかけて日本に入荷して販売されますが、今年のバージョンはその頃から始まる暑い時期に適した爽やかさがある煙草に仕上がっていると思います。渋好みの方には向かない派手さがある煙草ですが、着香好きの方なら気に入るのではないでしょうか。暑い季節の間に吸ってみて下さい。 [スッキリさせてくれる煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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