テーマ:パイプたばこを吸おう(1863)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ロバート・マッコーネルの「ラタキアミクスチャー1848」をレポートします。これは昨年の秋に発売になった時には「マイミクスチャーNo.1938」という名前でした。ですから、ダンヒルで言えば「マイミクスチャーBB1938」という事になります。本家と比較してどうなのか、今回は本家をレポートした際の記事を読みながら吸ってみる事にします。 開封時の香りは、軽めのラタキア臭です。熟成オリエントの出汁系の匂いがメインで、ラタキアらしい腐敗臭的な部分は少ないと思います。本家の方では、その出汁系の匂いに果物系やナッツ系の匂いが混ざっていたようにレポートしているのですが、今回の煙草ではそれは感じられません。 カットは、細かいリボンカットがメインで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、軽い出汁系の匂いと、・・・う~ん、これは何だろう、出汁系の味なんだけど、少し砂糖のような甘さがあって、ちょっと漬物的な酸味も感じるような味が来ました。本家では、この甘味と酸味の部分が果物系に感じられましたが、今回は砂糖と漬物になっています。でも、まぁ、大筋で同じ傾向の喫味と言えるのではないでしょうか。ラタキア感は薄いです。 火付きと火持ちは、特に問題はありません。やや燃え方が遅いようにも感じますが、普通に吸える範疇だと思います。 喫煙中盤では甘味が後退し、それに代わって出汁系のコクが太くなったような気がします。本家の方では、この段階でも果物系の喫味が残っていたとレポートしているので、この辺はやはり100%の再現には至っていないようです。 喫煙終盤になり、甘味は殆ど感じなくなり、やや硬質で軽いコクがメインの喫味になって来ました。ラタキア的な臭みはここでも希薄なので、やはり熟成オリエントの味がメインにある感じです。この流れは、やはり甘味が最後まで残る本家とは違っています。 という事で喫煙終了。後味は硬質な出汁系で、残り香も少しラタキアが入った出汁系でした。 全体的に見て、本家よりも出汁系のコクが前に出ている煙草だったと思います。ですから、より渋好みの方に向いていると思います。 本家はラタキア銘柄にしては果物系の甘味と酸味が最後まで明確に意識できる煙草だったと思うのですが、今回の煙草はそれとは少し違う喫味の流れだったと思います。ただ、ラタキア感の希薄さは良く似ていると思うので、本家が好きであれば、この煙草も抵抗なく吸えるのではないでしょうか。 [特に問題はない煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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