テーマ:パイプたばこを吸おう(1863)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
前回に引き続きコールハスの限定100g缶をレポートします。今回は「リミテッドエディション2023」です。これもイヤー煙草のような名前なのですが、前回の「イヤーオブザラビット」の方がアジア人としてはイヤー煙草に相応しい名前のような気がします。もしかしたら「イヤーオブザラビット」が干支を名前に入れているだけに中国を中心とした東アジア向けで、今回の「リミテッドエディション2023」がその他の地域向けのイヤー煙草だったりするのかも知れません。 ま、とにかく開けてみましょう。 開封時の香りは、少し酸味のある果物を漬けたリキュールのような感じです。缶に煙草と一緒に入っていたカードには着香内容が「シャンパン、ストロベリー、クロワッサン」とあるので、クロワッサン以外はほぼ納得出来る香りです。・・・でもクロワッサンの香りは良く分かりません。 カットはリボンカットとラフカットの混合で、黒いブラックキャベンディッシュと思われる葉のブレンド割合はそれほど高くない感じです。湿気は普通です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時よりも円やかになり、且つ少し温められたような果物系リキュールのような香りが来ました。リキュールを温めて飲んだ事がないので、訳の分からない表現になっていますが、直感的にそんな感じがしました。味の方もとても円やかなのですが、こちらの方には果物的な酸味はなく、薄い甘味を伴った穀物的な味がします。・・・そうか、この辺がクロワッサンなのか! ってな感じです。 火付きと火持ちは良いと思います。且つ、それほど燃え過ぎるような感触もないので、テクニック的に吸いやすい煙草です。燃え進みは少し早いかな。 喫煙中盤も喫味的には殆ど変化はありません。ややマッタリとした喫味なので夏向きの喫味ではないですし、かと言って冬向きと言えるほどには重厚でないので、丁度今の季節に合っているかも知れません。 喫煙終盤になって来ると着香が抜けて来て、少し薄味の喫味になって来ました。同梱のカードによると、ブレンド内容はバージニアとブラックキャベンディッシュだそうですから、ブラックキャベンディッシュのベースになっているであろうバーレー葉の姿が前に出て来た感じでしょうか。しかもバージニアの方の甘味はそれほど強くないので、全体的に薄味になってしまっているのだと思います。ちょっと物足りない感じがしますが、こういう流れは着香煙草では珍しくないので、不満だという訳ではありません。 という事で喫煙終了。後味は薄いリキュール系で、残り香もリキュール系でした。 全体的に見て、終盤で少し物足りなくなりますが、ちょっとマッタリ系のリキュール味が美味しい煙草だったと思います。 この煙草は日本に年が明けてから入荷したので、年末年始には間に合わず、結果的に春前から春真っ只中にかけての寒さが緩んできた時期に吸う事になる方が多いと思います。一瞬季節を外してしまっているかと思ってしまいますが、喫味としては春ぐらいに吸うのが最も合うように私は感じました。 図らずもベストの時期に吸えて良かったと思います。 [良かった煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.02 12:30:06
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