RECORDS OF PLEASURE

　junktionさんがプログレ<５大バンドについて書いてらしたので、私もマネして。

　私の場合、高校の頃にリアルタイムでUSチャートを賑わわせていたいわゆる産業ロックのハシリ、アメリカンプログレ（スティクス、トト、ジャーニー、ボストン、カンサス）やエイジアをきかっけにイギリスのプログレに流れました。

　まずは、うちの地元のデパートで珍しく中古レコード市が開かれ、ソコでピンク・フロイドの当時の最新作『THE WALL』を発見し、２枚組だったケド意を決してゲット。楽曲がメドレーで続くコンセプトアルバムの形式にハマり、その後名盤『狂気』は新品で購入。完全にハマって『炎』『おせっかい』『原子心母』と次々に買いました。

　ソレと前後して、貸しレコード屋でイエスの『こわれもの』、『危機』を立て続けに借りたら、ジョン・アンダーソンのアメリカンプログレでは聴いたコトのない唯一無二のヴォーカルスタイルと、長くて目まぐるしい楽曲の構成にとまどいながらもハマっていき、毎日貸しレコ屋に寄り『究極』や『ドラマ』まで借りまくりました。

　同じくELPも貸しレコード屋で。コレはよく分からずにいきなり『四部作』を借りてしまいました。（苦笑）ハッキリ言ってA～C面は微妙でしたが、D面の「庶民のファンファーレ」と「海賊」がスゴかったので、『展覧会の絵』をちゃんと買いました。

　あと、クリムゾン。買おうか借りようかって矢先に、実にうまいコトFMで何日か連続の特集番組があったんでエアチェック。カセットテープ何本かに分けて全部録音しました。コレはホントにイイタイミングで助かりました。

　クリムゾンに限らず、当時はネットのない時代だったのでFMからの情報は貴重。プログレの特集番組があればとりあえずエアチェックするようにしてました。

　最後にジェネシス。私がクラスで「プログレサイコー！」と騒いでいると、ある級友が「プログレならジェネシスが新譜を出したぞ」と教えてくれたので、即座にいつもの貸しレコ屋で『abacab』を借りました。ソレが運命の出会いとなって、その後メンバーのソロにまでことごとくハマるコトに。なんと言ってもピーター・ゲイブリエルのカリスマ性がスゴくて完全な信者になり、その一方でフィル・コリンズの大衆性やアンソニー・フィリップスの浮世離れした叙情性にもやられました。

　で、大学進学後は中古盤屋でコレら５大バンドのアルバムをちゃんと集め、ソレを足がかりにヴァン・ダー・グラーフ、ムーディー・ブルースやカンタベリー一派（ソフト・マシーン、キャラヴァン、マイク・オールドフィールド、ヘンリー・カウ等々）に手を出していったわけです。

　しかも、ニューウェイヴにも同時にハマっていったから、さぁ大変…。