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カテゴリ:Music
●ユニコーンの『CHAMBRE』 待ちに待った新作をアジカンのライヴがあるため敢えて買わずにいたが、今日ついに解禁した。 先日再結成特番で既に披露されていた「ひまわり」でスタート。先行シングル「WAO!」はガツンとくるパワフルかつストレンジなポップだったが、アルバムの方はむしろ静かに始まるので、すごく期待して聴くと一瞬軽くいなされてしまった感じがするかもしれない。ところがこの「ひまわり」がしみじみと良い。強いて例えるとオアシスの「Don't Look Back In Anger」的名曲。それにしてもこの手の曲を一発目に持ってくるか?!さすがユニコーン。 その後も次から次におもしろい曲が続く。5人とも曲を書きヴォーカルもとるので自動的にヴァラエティに富んだ内容になるわけだが、悪く言えば散漫、…と言うか、元々散漫なのがこのバンドの魅力なので、それが欠点にならない卑怯な余裕を感じる。 一聴したところでは、思ったよりちゃんとした曲が多く、近年ではフォロワー的なキャプスト、アナログフィッシュ、フジファブリックあたりの方がむしろストレンジな曲を書いているが、その筋のパイオニアである彼らにはそんなことはまったく関係ない。20年前にユニコーンが撒いた種が日本のポップ界で徐々に芽を出し、やっと現在百花繚乱の状態になったわけだから。 極論を言えば、個人的には日本のポップ史はユニコーン以前とユニコーン以後に大別されてもいいくらいだと思っている。 ということで、祝ユニコーン復活。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/24 09:12:31 PM
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