テーマ:ワイン大好き!(30235)
カテゴリ:ワインコラム2(話飲徒然草拾遺集)
#なんと、YOLのコラムでこんな記事も書いていたのでした。2012年の12月のことでした。
昨年末、Googleのアカウントが乗っ取られ、気づかぬうちにスパムメールの送り主になってしまうという事件が相次ぎました。Yahooニュースのトピックスにもなったので、ご記憶の方も多いと思います。実は私もこの「乗っ取り」の被害にあった一人です。 それは暮れも押し迫った昨年12月27日のことでした。 実質この日が職場で過ごす年内最後の日ということで、挨拶回りと書類や机周りの整理をしてのんびりすごそうかと思っていました。 それが思いがけず、朝の9時半前に届いた一通のメールがきっかけで、「てんやわんや」の一日を過ごすことになりました。 ワイン仲間のM氏から届いたそのメールには、 「渡辺さんのGmailのアドレスからスパムメールが届きました。流行ってる乗っ取りだと思います。グーグルで対処策出してるみたいなので、対応された方が良いかと思いメールしました。」と書かれていました。 いや、全くもって寝耳に水です。 慌ててGmailを調べてみると、朝の9時11分に、私のアドレスから同報で2回に分けてメールを送信した履歴がありました。私が送ったメールにタイトルはなく、本文に怪しげなURLだけが貼られていました。 アクセス記録をみると、まさに同時刻の9時11分にUSAからのアクセスが記録されていました。おそらくこのときにアカウントを乗っ取られたのに間違いありません。 第三者が見たら、このときの私はまさに「パニック」状態だったと思います。例えてみれば、帰宅すると家に空き巣に入られた跡があって、被害の全貌がまるでつかめていないというような状況でしたから。私自身、自分の顔からサーッと血の気が引いていく音が聞こえるかのようでした。 まずは被害の拡大を防ぐべく、ノートパソコン(会社のものではなく私物)をネットから切断して、パスワードを変更、さらにGoogleが推奨する「二段階認証」を設定しました。 さらに、Gmailと同じパスワードをそこかしこで使っていたことに思い当たり、それらもすべて変更しました。SNSやネットバンキングや楽天、アマゾン、ヤフオクなどについても、万一漏洩していた場合に備えてすべて変更しました。念のため、クラウド系のサービスに保存していたファイルもすべて手元のPCのローカルフォルダに移動後、削除しました。 結局、この日は昼飯抜きでした。 ところで、なぜ当ワインコラムでこんな話を書いているのかと不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。 私のGmailアドレスは仕事には一切使用しておらず、プライベート用途でのみ使っています。(パソコンも私用のものを使っています。)プライベート用途ということはすなわち、その大半がワイン関連なのです。 今回改めてチェックしてみたところ、Gmailのメールボックスの中身の8割以上はショップからメルマガやワイン仲間とのやりとり、ワイン関連の原稿のやりとりなどで占められていました。 スパムメールを送ってしまった先は30件弱と当初心配したよりは少なめでしたが、それらのアドレスについても、ほとんどがワイン関係、某誌編集部とか、ワイン会でご一緒している人たちとか、海外のブローカーだったりとか、はたまた当YOLご担当の山本さんとか…。 これらの方々にはすぐにメールを送り、お詫びとともに、メールを削除してもらうことと、本文に載っているURLには決してアクセスしないようお願いしました。すでにURLをクリックしてしまったという方(ウチのカミサンを含む)には、ウイルス定義ファイルとOSを最新にアップデートしてもらって、ウイルススキャンをかけてもらうようにお願いしました。 私のパスワードは英文11文字で、他人には意味不明な文字列でした。適当に入れて破れるものではなかったはずです。どこでどう漏れたのか全く見当がつきません。思い当たるフシがあるとすれば、比較的最近アンドロイドのスマホを使い始めたことしょうか…。 それにしても、ワイン仲間との連絡やワインの購入、ワイン関連情報の収集、原稿のやりとり、他の方のブログ閲覧、Facebookやツイッターなど、今や自分のワイン関連の活動はネットが頼りです。ワインを飲み始めたころと比べると隔世の感がありますが、一方で、便利なことには落とし穴もあるということを身をもって知らされた次第です。ネットのセキュリティに関して、もっと日頃から注意を払わなければと肝に銘じました。ご迷惑をおかけしたみなさま、本当にゴメンナサイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年02月07日 07時05分17秒
コメント(0) | コメントを書く
[ワインコラム2(話飲徒然草拾遺集)] カテゴリの最新記事
|
|