テーマ:ワイン大好き!(30331)
カテゴリ:ひとりごと・備忘録
粘りは称賛に値する」と高評価の一方で「まだ走者を背負うことが多い」との指摘も… 山本由伸、米記者の見解は様々。4失点も自己最長6回投げ9奪三振
コロナ療養中で外出もままならないが、発熱や頭痛はないので、PCに向かっている分には苦痛ではない。今日は一日暇だったので、山本由伸投手のメッツ戦をもっぱら追いかけていた。 (実況で視聴していたわけではないが‥) 結果は、6イニング4失点(自責点3)。ようやくQS(クオリティスタート)を達成したものの、投手最高額の契約で鳴りもの入りで入団したわりには、ここまで期待に見合う成績を残せていないことも事実だろう。 まだ4月だし、MLBに適応中ということもあり、もう少し長い目でみてやろうという温かい意見もあるが、現地ファンの中には、「水原一平並みの詐欺案件」などと酷いことを言うファンすらいるようだ。 「大金をもらっているんだろ!」山本由伸、序盤で2被弾3失点の“乱調”に米ファン辛辣!「立ち上がりが悪すぎる」「酷いピッチング」※こちらは前回登板後の記事 背番号18は胡散臭い」「エースの報酬を得ながら最低だ」メジャー初のQS、9Kも“勝てない”山本由伸に米苛立ち! 一方、「質の高い投球」と擁護の声も ※今回の投球も悪評を一掃するには至らなかった。 現状の山本投手が思うように結果を出せていない原因については、ざっと挙げただけでも、 ・日米のボールの違いにまだアジャストできていない。そのため、コントロールが甘くなってしまったり、変化球が思うように決まらない。 ・155km前後のストレートは今のメジャーでは、並の速さであり、回転数もメジャー平均以下と、勝負球にならない。一方で、千賀投手のフォークボールや大谷のスイーパーなどの、絶対的な決め球もない。 ・アッパースイング主体のMLBでは、低めのコーナーにストレートを投げても打たれてしまう。変化球主体でピッチングを組み立てるなど、配球を変えないと生き残りは難しい。2シームなどやスライダーなどの横に変化する変化球も取り入れないと難しいのでは。 ・山本投手はNPB時代から春先はあまり調子が上がらず、夏場にかけて調子が上がってくるタイプだった(これは昔からのファンに多い意見)。 ・オープン戦の時に話題になったように、球種やクセが見抜かれれているのではないか。 ・そもそも身体サイズが大きくものをいう投手にあって、178センチの山本投手の球は角度がつかないため、打ちやすいのでは。 ・MLB投手史上最高額での契約というのが、本人にとって大きな重圧になっている。 などなど、さまざまな意見や憶測が出ている。 なので、私も、(筋金入りのMLBマニアではないが)一応野茂投手の頃から長らくMLB中継を見てきた一ファンとして自分の思うところを書いてみたい。このブログを長年やっているが、野球に関する記事は初めてかもしれない。 まず、山本投手の能力がMLBで通用しないということは決してないと思っている。(逆に今永投手のここまでの成績は「出来過ぎ」だと思う。) ただ、実力的に「MLB史上最高額にふさわしいか」と問われると、現時点では、もう一皮剥けないことには難しいと思う。ここまでで本人も痛感していると思うが、メジャーの打者のレベルは、NPBより数段上だ。新しい球種を磨くか、筋トレなどを取り入れて球速アップを図るかかしないと、12年という長年に亘り「年俸に見合っていない」と揶揄され続けることになる。 もうひとつ、私が懸念を感じるのは、 「山本投手の独特な投球フォームが、悪い意味でメジャーのリズムに合ってしまっているのではないか。」ということだ。 日本のプロ野球では、打者は1,2,3のリズムで打つが、MLBでは、これが1,2ぐらいのリズムになる。そのため、たとえば、イチローは振り子打法を封印したし、大谷選手も初年度のオープ戦は散々で、そこで足を上げない打ち方に変えて上昇のきっかけをつかんだ。 山本投手のすり足のようなシンプルかつ独特投球フォームは、体への負担等を考えて変えたものだと聞いているが、NPBのリズムの中ではポジティブにはたらくことがあっても、イチ・ニのタイミングで売ってくるメジャーでは、むしろ打ちやすいリズムになってしまっているのではないかと思うのだ。加えて、彼の上背のなさ(角度がつかない)とアーム式の投げ方(出どころがみやすい)もあり、MLBの打者にとっては、155kmという球速のわりに素直で打ちやすいストレートに映っているのではと想像している。せめて、足を上げてタメを作っていたころのフォームに戻したほうがよいと思うのは私だけだろうか‥。 まあ素人が偉そうに何を言っているのだと思われるかもしれないが‥ もうひとつ、私が気になるのは、彼が時折見せる「表情」だ。口元は笑みをたやさないようにしているのに、目が一瞬泳いでしまうような、いかにも自信のなさと戸惑いを隠しきれない表情。 なんとなく既視感を感じるなぁと思ったら、サッカーアジアカップで、GKの鈴木彩艶選手がやはり似たような表情をしていたことを思い出した。 まあ、それはそうだろう。MLBで一度も投げたことがないのに投手史上最高額で契約を交わしてしまったところに、思ったように自分の投球ができない状況が続いているのだ。生半可な活躍では現地ファンは納得しない。鈴木選手もそうだったが、おそらくこうしたメンタル的要素が、知らぬうちにプレーを萎縮させているところがあるのかもしない。私だったら、早々にメンタルを病んでしまいそうだ。 しばらくは茨の道を歩むことになりそうだが、自分の実力で周囲を黙らせるしかない。球団側にしても十分な精査やデータ分析の結果、それだけ価値を見出したということなのだろうから、自信と前向きな気持ち失わずに取り組めば道は開けると思う。頑張ってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年04月21日 11時07分12秒
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