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タコ社長,オーストラリア・メルボルンのスローライフな日々

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2007年05月25日
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テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:忘れられない人々
「さじ、どこ?」

大正12年生まれで、今年84歳になる父がいう。思わず、それを手にして投げたくなるようなボキャだ。父の口からは時々、古い表現が飛び出してくる。

今回、毎日父の食事の面倒をみていて二人でいろいろと昔話などができた。母と結婚する前に付き合っていた女性がいたのか、などと臆面もなく訊き続けたが、なかなかガードが固い。固いわけだよ元警察官。口を割らせるのは得意だが、割る方は結構しぶとい。

「お父さん、足元も覚束ないのにバスに乗って一人で見舞いに来て、来なくていいって怒ったの。」入院中の母が父にそう言ったという。私はもっぱらママチャリで通院していたが、父はバスが多かった。

「そしたらねお父さん、苦労して見舞いに来て怒られて俺は『傘屋の小僧』だって言うのよ。」
『傘屋の小僧』?
「骨が折れるばっかりだってさ。」
父の、滅多に出ない駄洒落だった。
江戸時代の長屋の浪人傘張りを想像したわけではないが、その古い駄洒落に私も苦笑してしまった。

本日、母も無事退院。この二人を置いて、私は明日オーストラリアに帰国する。二人で笑ったり、喧嘩したりしながらも元気でやっていって欲しいと願うばかりだ。





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Last updated  2007年05月25日 20時18分40秒
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