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タコ社長,オーストラリア・メルボルンのスローライフな日々

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2008年06月02日
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テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:忘れられない人々
福建省から留学に来ているアレックス、17歳と飲茶に行った。日本人以外のアジア人は名前が発音しにくいので外国名をつけることが多い。こういう私も1974年にアメリカを旅行したときはTedだった。しかし、途中からTakoという本名にして通したが。

こちらに留学する場合、18歳以下の学生はガーディアンといって保護者代理人が必要だ。アレックスが勉強している学校で英語の教師をしているオランダ系の連れ合いが彼のガーディアンになった。そんなわけで、3人で近くの人気のある中華料理店で飲茶となったのだ。

「どうだい、ホームシックにはならないかい。」私は聞いてみた。まだ17歳だ。外国で生活るのは大変だろう。

「はい、でも大丈夫です。私は、未来のことを考えています。だから大丈夫です。」ちょっと猫背にしてシュウマイなどを食べているアレックスが笑顔でそう言った。福建省の田舎から来ている子供で垢抜けたマナーは望めないが、そのはっきりとした物言いに驚いた。それでいて、嫌味がない。両親の期待を一身に受けて頑張っているのだろう。それにしても17歳にしては本当に大人びている。

飲茶が終わって外に出た。連れ合いが、どうしてアレックスという名前にしたのか尋ねると、「アレキサンダー大王の名前からつけました。」と大きな声で言っていた。

18歳以下の学生で問題を起こしてガーディアンを苦労させる学生が多い中、このアレックスは全く心配をかけない学生だった。ふと、後姿を見ると髪に既に白いものが混じっている。この学生は今まで生き急いできたのだろうか。親が移民を目指して子供を留学させることの多い中国。そんな中アレックスは、大学で建築の勉強してから必ず中国に戻るという。

飲茶は、難しい中国料理のオーダーの面倒くささがなく「これ」とか「それ」とかいっているだけでいいので嬉しいが、調子にのって食べ過ぎることが多い。この日もデザートのマンゴプディングを完食した頃には身動きが取れないほど食べてしまっていた。アレックスの食いっぷりについていくんじゃなかった。





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Last updated  2008年06月02日 18時44分45秒
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