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テーマ:たわごと(26728)
カテゴリ:タコ社長出版関連
「タコさん、本というものは書いただけではだめなんです。タコさん自身が積極的に売っていかないと。著者が精力的に活動してくれるのが一番効果があるんです。」
出版関連の方から、強いコメントをいただいた。 不況の中で、出版社が一番売りたい安全パイ本は、有名人の本。必ず売れる。メルボルンでチョコチョコ頭を出しているくらいの無名人のタコ社長の本など、基本的には買う人がいない。だから、著者自身が必死にならないと売れないということのようだ。小学校のガリ版刷りの文集以来、本を出すなんてことは初めてだからまったくもって、徒手空拳、暖簾に腕押し、糠に5寸釘。 じゃ、まず有名人になることが先決だ、などと思っても手が後ろに回ることくらいしか考えが及ばず勢いがつかない。それに、そんなことにでもなれば元警察官の父に申し訳が立たなくなる。 ということで、タコ社長の目の前にある問題は、実は数学の複雑な方程式を解く問題とかじゃなく、単純な足し算のようなもので、唯々売っていくしか回答が見えてこないことらしい。 ようしこうなったら、富山の薬売りとか、青森の味噌漬け屋とかみたいに、山と積んだ本を大きな風呂敷に包んで行商よろしく売り歩かないとならない。因みに、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」著者の方は、最初この本を本当に背負って売り歩いていたらしい。これも、ありの世界のようだ。 昔、シャワートイレをメルボルンで売っていたことがある。11台売った。日本のサラリーマン時代は120トンとかのダンプトラックとか、1台数億円のブルドーザーとかも売っていた。シャワートイレは別として、ブルドーザーは背負っては売り歩けないが。今までの人生で、モノを売ったというのはそれくらいしかない。 ということで、話のぎっしりと詰まった紙を売り歩かないとならない。カミといえば、だんだん薄くなる髪の方も心配だし、神にはとうに見放されているだろうから多難な前途が待っていることは間違いない。 しかし、根っからの楽天家のタコ社長、メルボルンにいるオランダ系の連れ合いの一族郎党が、読めないタコ社長の日本語の本も買うといってくれていることもあり、安心な部分もある。オランダにいる純粋のオランダ人の親戚もそういっている。16世紀の前半、世界はオランダに支配されていた。その末裔の方々の心強い発言が続いている。オランダが味方についている。 2月に出る本が売れても売れなくても、これほど多くの人々から応援を受けられたことは、中学3年のときの東京都陸上競技大会の砲丸投げ決勝以来の出来事いらいのことで誠に喜びに絶えない。 「今は、アマゾンがあります。」 ブラジルの裸族とかの話ではない。知られていない本でも、アマゾンドットコイ、とかいうのがあって知らないうちに売ってくれるらしい。これからはやはり本の世界もBRICの時代か。 連れ合いが中国で、タコ社長一人で赤ワインを飲んでいて朦朧としてきた。酔っていてもこうして日記を書いている。病気だろうか。では、皆様、お休みなさい。ベストセラー作家になった夢でも見て寝ようか。 因みに、ある本を10万部売るとベストセラーとなり、人はその著者を「作家」と呼び始めるとのこと。私の場合はどう逆立ちや又裂きしても、まさっか、止まりであろうが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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