|
テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「お前が帰ると家も静かになるけど、寂しくなるね。」
東村山の実家の母がそう言う。オーストラリアへの帰国が迫ってきた。会いたい人も沢山いるが、なかなか時間の調整もままならない。 日本に帰る時も帰国、そして、オーストラリアに帰る時も帰国という。タコ社長、帰る国が二つある幸せ者。それぞれの国で待っていてくれる人がいる。少なくとも自分はそう思っている。二つの祖国、ある意味では二重生活、デュアルライフ。 いいことばかりかというと、そうでもない。可也、厳しいこともある。今回は、それに直面してもう一刻も早くオーストラリアに帰りたいと思っている。私の体に異変が起きているのだ。 英語でいうとHay fever. 日本語にすると花粉症だ。メルボルンは、今回上梓した本にも書いたが花粉症のメッカといわれているくらいの所。私も、大いにその威力に巻き込まれている。そして、春一番の吹いた日本。2日前からハンカチぐじゅぐじゅの日々がスタートし、目がしょぼしょぼ痒くてたまらない。あまり掻いたらウサギ目になってしまった。睡眠も浅く、短くなる。 日本は今、くしゃみをすると周りが異常に反応する「くしゃみ反応過敏症候群」の国。どうして、マスクをしないのよ、といった鋭い視線を向けてくる人もいる。マスクがあるでしょう、マスクが!なのだ。 というわけで、何の因果か二つの祖国を持ったが為に、1年に2回も花粉症で痛めつけられる人生になってしまった。二つの祖国も楽ではない。 だが逆に、それぞれの花粉症の時期を反対の国で過ごせばこれから一生花粉症に接しなくてもいいことも可能。果たして、そんな贅沢が許される人生になるのか、毎年決まった時期に本でも出さない限り難しいだろう。 あと数日を乗り切って無事帰国となることを願っている。 下の箱をポチッとクリックお願いいたします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|