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テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:問題提起
「タコ、お前自分の精子、見たことあるか?」
高校一年のとき、クラス1の秀才有川がそう言った。彼は、ものすごく勉強ができたが、それをひけらかすところがまったくない人で、隅っこでいじけている私などにも気さくに話してくれる。秋の体育祭の練習の中休みのときに、そんな会話が自然に始まった。1人で黙って家でこんなことをしていないところがいい。彼は、顕微鏡で自分の精子を見て感激したらしい。既にこの頃から科学者の目を持っていたのだろう。 因みに、世界で始めて精子の細部を見た人は、オランダ人のレーウェンフックという人だったという。自分で300倍の顕微鏡を趣味で作った人らしい。1677年の8月のことだった。今から、330年も前の話になる。オランダ人は、なかなか細かい人たちの集合体のようだが、昔からそうだったようだ。 「なんだこれ、でかくした精子みたいだな。女性は気をつけないとね。」 ちょっと前に、オーストラリア人を呼んで日本食の食卓を囲んだとき、私の作った「エノキバター」を見てオランダ系の連れ合いの義弟がそう言って爆笑をかっていた。この人、発言の9割方がジョークといってもいいくらいで、人を大笑いさせる人。だいたい、半分くらいしかそのジョークを解さない私には、ちょっと苦手な人ではある。でも、このエノキタケのジョークは分った。この人が来るときは、これから毎回エノキ料理を出すことにする。 最近、こちらのスーパーなどでも「エノキタケ」が売られるようになってきた。アジア系の店では結構売られるようになっていたが、オーストラリアでも「キノコ」類を使う料理がしっかりと根付いてきているようだ。因みに、日本でエノキタケを週3回以上食べている人は、そうでない人たちと比べ、癌の発生率が半分だったというデータがあるらしい。こういう話には、間髪を入れずに飛びつく年代になってきている。 これからタコ社長、顕微鏡でいろいろ研究するとかはないにしても、このエノキタケの効用については細かく調べて活用していきたいと願っている。 下の箱をポチッとクリックお願いいたします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年07月03日 21時18分16秒
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