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テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:忘れられない人々
「ねえ、聞いてよ。昨日の夜、父から電話があってね。」
オランダ系の連れ合いが言い出した。連れ合いの両親は、まだキャラバン旅行中で北の方に行っている。毎晩、7時から8時の間、携帯電話は国内只というサービスがあるので、この時間帯によく電話がかかってくる。さすが、オランダ系は手堅い。 父親は、どうして今日電話をかけてこないんだと連れ合いに言ったそうだ。8月4日は両親の結婚記念日だそうだ。長女としてかけてお祝いのメッセージを送るのが当然だろうということらしい。誕生日、父の日、結婚記念日、クリスマス、正月など本当に家族でお祝いすることが多い国だし、忘れていたら大変なことになる。 「結婚記念日って、本当に個人的なことで、2人でお祝いすればいいのよ。いちいち電話したりすることないわ。」親の結婚記念日なんか、はなから記憶にない私もしっかりと同意した。久しぶりに、連れ合いと意見が合った。 「ちゃんと、両親のことを思っていたわ。それで十分でしょう。でもね、8月3日だと思っていて、ちゃんと2人のことを思っていたわ、っていったら日にちを間違ったって、またがっかりされちゃってね。まったく。」 連れ合いの両親は、まもなくメルボルンに戻ってくる。孫の1人が21歳の誕生日だからだ。この国は、20歳ではなく21歳の誕生日をものすごく盛大にお祝いする。飲食のできる場所を借り切って80人くらい招待して夜中までやるそうだ。私も赤ワインの力を借りて頑張る。 お祝いだからいいことではあるが、なかなか家族の付き合いも大変な国ではある。 下の箱をポチッとクリックお願いいたします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年08月05日 07時29分09秒
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