テーマ:医療・健康ニュース(3953)
カテゴリ:データ分析
新型コロナウイルスによる死亡者の増加ペースは、今のところ日本では抑制的に推移しているようです。
↓下図は画像です。実際のダッシュボードのページでは、棒グラフの部分を、選択すると、選択した国の折れ線グラフを表示できます。コントロールキーを押しながらクリックすると、複数の国を選択できます。ダッシュボードの左下の部分でページの移動ができます。 日本の死亡者数が抑制的に見えるのは、検査数が少なくて、検査に漏れている死亡者がカウントされていないだけなのかもしれませんが、現状は、イタリアやスペインのような大変な状態になっていないのは確かだと思います。 ↓「Our World in Data」というサイトの、国別の検査数についての3月20日頃のデータです。人口比からして、日本はかなり検査数が少なめであることがわかります。 ↓人口100万人当たりの「感染者数」(横軸)と「検査数」(縦軸)。 今のうちに、医療資材の整備や医療体制の充実を、大規模、かつ迅速に行う必要がありますが、政府は、「国民は外出を自粛するように」と言っているだけで、感染拡大に対する備えを怠っているのではないでしょうか。 まあ、怠ってはいないかもしれませんが、「前例や法律に従って、平時と同じように」取り組んでいるだけのように思えます。 緊急事態宣言が必要な対象は、国民ではなく政府や国会なのではないかと思います。 検査数がいまだに少ないことや、アビガンの治験のスピード感からしても、政府は平時と同じように行動しているとしか思えません。今頃、諸外国を真似して、人工呼吸器の増産とかを言い出したりしていますが、対応は後手でしかありません。 志村さんにはアビガンなど、現状で効果が期待されている薬は投与されなかったのでしょうか。どのような治療がされたのでしょうか。 民間企業に対応を要請しているだけでは、ことは進まないので、政府が平時の発想を捨てて、主導的に動かないといけないと思います。それが「緊急事態」というものなのではないでしょうか。 企業主導の治験ではなく、国主導の治験を行う必要があると思います。企業からの承認申請を待つ、という発想は平時のものです。 医療機関でマスクや防護服などが不足している事態も改善できていないようですが、政府には「平時とはまったく異なるやり方」で行動してもらいたいと思います。必要ならば、国会で法整備をすればいいと思います。 与党も野党も「平和ボケ」と言われても仕方がないと思います。 「瀬戸際」とか「ギリギリ持ちこたえている」とか、意味不明のことばかり言っている政府にこそ、緊急事態宣言が必要だと思います。当面の間、「ギリギリ」は続くでしょう。なぜなら、現状は、検査数が飛躍的に増えることがないので、「爆発的感染拡大」が実際に起きつつあっても、表面に出てくることはあり得ないからです。 国民には、平時ではあり得ないことを要請しながら、行政は平時のやり方のままでやっていこう、というのはおかしいと思います。 感染拡大に備える医療体制の整備と同時に、今すぐ使える治療薬や有効な治療法の探索や経済対策などを優先課題として、平時とは異なるやり方で迅速に取り組んでほしいと思います。国民に外出自粛や都市封鎖を強いることだけが、緊急事態宣言ではないはずです。 --------------------------------------------------------------------------
【ダッシュボード「COVID-19 Transition Graphs」を試作】 中国本土以外の地域への感染が拡大しているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。 随時、ページを追加しています。 アメリカの「地域別の変数」を前処理して、「州別」での推移をグラフ化できるようにしました。 また、州コードのフィールドを作成してコロプレス地図も作成しています。 楽天ブログでは「iframe」タグが使えないので、Bloggerのページから利用できるようにしています。 無料で利用できる、グーグルの「データポータル」のダッシュボードです。データさえあれば、簡単に作成できます。「国」別、「地域」別に日ごとの感染者数の推移を見ることができます。 ↓ダッシュボードの試作です。下記リンクのページから利用できます。 「JHU CSSE」の「Covid19 Daily Reports」のデータを利用しています。 EdgeブラウザやIEブラウザなど、Chromeブラウザ以外での利用の場合はうまく表示されないことがあるようです。 新型コロナウイルス(2019-novel coronavirus)対策もインフルエンザ対策と同じで、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)、免疫力アップなどが対策になるようです。↓上記のダッシュボードのデータの出所のサイトです。マップがメインのダッシュボードです -----------------------------------------------------------------------------------------
↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。 ↓日本のインフルエンザの「定点当たり報告数」をグラフ化できるダッシュボードを試作。都道府県別にグラフ化可能です。 ------------------------------------------------------ ---------------------------------------------------------------------------- ★おすすめの記事 ◆How Windows Sonic looks like.:Windows Sonic for Headphonesの音声と2chステレオ音声の比較:7.1.2chテストトーンの比較で明らかになった違い:一目で違いがわかりました ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.02 15:18:24
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