テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:想いも一歩一歩
その2です。 あの日・・・朝焼けに誓った覚悟があったはずなのに、たった1ヶ月で
かなりめげたゆみ・・・ちょっと情けない。 最初に書いた日記を見たら、ここから先の待つ日々が、 「2,3ヶ月なのか、2,3年なのかはわからない」と書いている。 意識不明だからとか、そういうことじゃなく、ちゃんと目覚めたとしても、 その人が、すぐに連絡をくれるわけじゃなくて、葛藤の末にやっと連絡してくるまで 長くなるな~と、覚悟したはず。 なのに1ヶ月・・・長かったな~。まだまだこれからだ。 いろいろ考えた。考えすぎてわからなくなったりもした。 でも自分で分析できたこともある。 なぜにこんなに辛いのか・・・ よく考えたらね、 相手はいったいどれだけ辛いのだろう・・・ という考え方を、いつもしているからなんだよね。 知らせを受け取っただけの、ゆみでさえこんなに苦しいのに、 実際にその人は、いったいどれだけ痛いのだろう。 意識不明になるほどの衝撃というのは、どれほど体が痛いんだろう・・・ そして自分が、そんな状態でも携帯を握り締めて離さなかったと、 聞かされたときに、どれほど心を痛めたのだろう・・・ と思うと、いたたまれなかった。 目が覚めたら待っていた現実は、どれほど苦しかったんだろう。 どうか自分を責めないで、と思った。 受け止めきれないものが肩にのしかかって・・・ それをきっと今、必死で受け止めようとしているのでしょう。 ゆみに伝えたかった言葉だけじゃなく、既に伝えた言葉も、ゆみからいつも 送っていたあの励ましも、みんなさらけ出されたんだと、教えられましたか? そしてそのことが、ゆみにも伝わった現実を、もう聞かされていますか? ・・・ゆみにひとつの課題が出され・・・ 今ゆみは、それを守ることしか出来ない現実の中にいます。 もしかしたら、同じ課題が・・・ 言い渡されたのかもしれないよね・・・ それを、受け止めきれましたか? 守る覚悟でいますか? ゆみはゆみが辛いんじゃなくて、相手の辛さばかりを思うから辛いのだと、 この一ヶ月で気が付きました。 もしかしたら、相手も、ゆみのことを心配してのかもしれないとも辛いのかも 知れないと思いました。 だったら、 いっそのこと、人生の中のゆみとの記憶だけ、さっぱりと消えていたら、 きっと苦しくないでしょう? どんな事実が待っていても、ゆみに対しての思いを気にせず歩けるのなら、 その新しい世界で、充分やって行けるのじゃないかな?と・・・ 記憶を失ってて欲しいなどと、思ってしまいました。 大丈夫。ゆみが全部覚えているからさ、忘れてしまっていいよって。 5年前です。2005年10月18日です。 ゆみが日記にメッセージを先に送ったみたいで、お返事のメールをもらって、 そこから始まったメールには、長いことで有名なゆみの日記よりも長い文章を 日々お互い送りあっていきました。 発見されたメールを、今ゆみは読み始めて、いたく感心しています。 お互いが自分を語って、精一杯相手を応援して、 なんて一生懸命、なんて誠心誠意の二人なんだろうって。 お互いに日記を読んで、まるで自伝を書くように自分を語って、 それは、人生とは、人間とは、を考えていく壮大なプロジェクトでした(笑) 「ゆみのつぶやき」を書いていたゆみ。 短い言葉で端的にしか表せなかったこといきさつをみんな語っていた。 「真夜中の独り言」を書いていたゆみ。 書ききれない真実の切なさや大切さもみんな聞いてもらっていた。 それでもゆみがちょっとお姉さんで、いつもいつも生意気に励まして、 アドバイスを送り続けていたね。 もう二度と、誰かとあんなに語り合うことはない、と思います。 そして、今日読んでたら、こんな言葉を見つけました。 ゆみさんは「親友」ならぬ「心友」ですからね。 2005.12.3 いつの間にか、誰よりもゆみを知る人になっていったね・・・。 「心友」 ・・・ねえ、それでも、今回突きつけられた課題は 守っていかないと駄目ですか? とてもとても大切ないい関係でも、きっぱりと終わらせないといけませんか? そんなことをふと神様に問うてみたくなります。 ねえ、織姫と彦星だって、一年に一度は逢えるんだよ。 恋におぼれてお仕事サボった罰だって、許された一年一度の逢瀬。 だったら、がんばってきたゆみたちは? ちゃんと自分の使命も立場も、守り抜こうとしてた二人は? なんにも望んでないのだけど。 ちゃんと何度も納得して、話し合って、ずっといい子にしてたんだよ・・・ と、ちょっと反乱を起こしてみても、答えをくれる神様は、まだいないね。 それでもゆみは、問いかけてみたくなった1ヶ月でした。 ねえ、人は人に命令できますか? 人が人に従わなければならないときはどういうときですか? 自問自答の答えはいつも、そこにありました。 「はい。こういうときです!」 わかっています・・・従います・・・ なんにも聞かないし、なんにも知らされて来ないし・・・ 二人だけのことなので、風のうわさも入ってこない・・・ ゆみがこの先、何かを知る術は、どこにもありません。 調べることも、訪ねていくことも、何もしません・・・ 訪ねようと思えば訪ねられるその場所にも決して行くことはしません。 知らせを受けた翌朝から、ゆみはパソコンに向かって、事故の記事を読みつくした。 居たらいやだよ、と思いながら、死亡事故記事に名前を探した。 場所も特定できていないけど、ただ確かめたくて・・・安心したくて・・・。 ひととおり見て、名前は見つからなくて、希望が持てた。 そこから先は・・・ただただ祈って・・・ 命あることをひたすら祈って・・・ でも強く信じられた。 きっと生きてる・・・。 そして・・・ 友達がみんな、「ゆみちゃんと一緒にいる気がする」と言ってくれた頃、 本当にそういう感じがしてた。 今、ゆみのところに来て、そして一緒に戦っている。 心配で押しつぶされそうなゆみのことを見守りながら、必死で命ある方向に がんばって向かっていってる。 本当に、力強く、その気はいを感じた数日間がありました。 その間は、これまで忘れていたようなエピソードも言葉も、その笑顔も 全てが鮮やかに浮かんできていました。 まるで一緒にいるように、不思議なくらい近くに感じた。 友達が言ってた。「ゆみちゃんたちは絶対前世でも大切な関係だったと思うな」 そのときはゆみもなんかそんな気がした。 ゆみは真夜中さんのとき、「前世は双子だったかもしれないな」と思ったけど、 今回は、きっと、「親子だ」と思ってるよ。 ゆみがママだよ(^^ゞ 母性愛と言うか、無償の愛のかけらがこの世に来ても残ってる・・・ だから何かを望まないけど、ずっと関わっていたかった・・・。 朝焼けからもうすぐ1ヶ月というある日、なんだかゆみのそばからふっと気配が なくなった気がしたんだよ。 ふっと、軽くなった。 不思議だけど。 そのとききっと、相手の人が現実に向き合ったんだ・・・と思った。 きっと覚悟を決めたんだな~、って。 ゆみが考えを改めた時だったのかもしれない。 その人がいったいどれだけ痛くて、どれだけ辛いんだろう、って思ってたけど、 そんな風に考えていたら、 いつまでたってもゆみが辛いだけ。 だったら、ゆみは二人分辛いのなんて耐えられるわけないんだから、 自分のことを考えよう。 きっとその人は、自分で立ち上がるから。 ちゃんと受け止めて、強くなっていくから。 この「今」のために、これまでの葛藤があるとしたら、 その積み重ね以上の支えはほかにないと思う。 お互いの中に、力が沸き立つような、そういう付き合い方をしてきた自信があるから。 なんでもマイナスに考えたら、苦しすぎる。 相手が辛いのに、ゆみだけ何かで笑ったりする。 たとえ相手が食べられなくても、ゆみは何かを食べて美味しいと思う。 相手は仕事できないのに、ゆみだけ仕事ががんばれる。 それをぜーんぶ、「ゆみだけいいのだろうか??」といちいち思っていたら、 ここから先に、ずっとゆみはそんな人生になっちゃうぞ! このことを背負う人になった・・・ と覚悟したのは事実だけど、 それは、「背負いながらゆみは普通に生きていかなくてはいけないんだ」 という覚悟でなければならない。 もう一度原点に返ろう。 事故にあったのはゆみじゃない。 神様はなぜかその人を事故に合わせて、何かを教えようとした。 それはもしかしたら、その人のほうが、ちゃんとそこを乗り越えられる力が あるからなのかもしれない。 ゆみのほうが弱虫だから、ゆみはそれに関わることで、何かを学べ、と 「当事者じゃないけど、部外者じゃない」形で、今回の事故は起きたのかもしれない。 とにかく、事実は事実。 そこから学んで立ち上がるのが人間に与えられた試練。 その人の努力は、もうきっと始まっているね。 ねえ、いろいろ考えたゆみも、もうすぐひととおり考えつくすからね。 そしたら後は、進むだけだね。 もう少し、吐き出して整理してみるよ。 すみませんがコメントは受け付けられない日記です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月31日 04時05分50秒
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