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カテゴリ:ドラマ系の感想
『鬼の末路』
内容 江戸の町では、黒頭巾という無差別殺人鬼が出没していた。 辻斬りではなく、わざわざ人の多いところを狙っているようだった。 時を同じくして、源太(大倉忠義)は、“仕事”について、悩んでいた。 子供達に、からくりの作り方を教えている時にも、 ふと、、、“道具”を考えてしまうと。。。 その事の相談を受けた小五郎(東山紀之)は、 いまさら善人面をするな。今のままでは、へまをする。 もしもの時は、斬ると言うのだった。 同じ頃。黒頭巾に襲われた涼次(松岡昌宏)如月(谷村美月)、 駆けつけた伝七(福士誠治)により、かろうじて窮地を脱するが。 “道具”を振り回したことで、自身番屋で取り調べを受けてしまう。 主水(藤田まこと)の機転により、ばれることはなかったが、 注意を受けるのだった。 “俺たちは、1つの命でつながっているんだ。”と。 そんな状態の中、いつもの“ほこら”には、多くの人が訪れ、 お菊(和久井映見)は、話を聞くが、追い返していた。。。。 そのころ、ある武家屋敷では、若い主人の小山内儀助(荒川良々)のことで、 母・セツ(池上季実子)は、用人の乙部松右衛門(平泉成)に相談していた。 蘭学塾にもいかず、剣術道場にも通っていないようだと。 乙部は、中間ひとり・留吉(大冨士)を連れ、、後をつけると。。。 自分たちの主人こそが、世間を騒がせている“黒頭巾”だった。 30を超え、城への出仕もかなわず、芽が出ないことでなやんでいた。。。 そのうっぷん晴らしに。。。。。。 セツは、乙部を使い、中間頭の喜平(内山信二)を身代わりに立ててしまう。 世間では、黒頭巾は、、、死んだ。。。ことになった。 しかし、小山内家では、乙部が、黒頭巾をネタに脅しをかけ始める。 そして、儀助の行動もおさまらず。 ついに、セツは、“ほこら”へと向かう。。。。。。 敬称略 2人も、“裏の仕事”のことで 注意を受けてしまうと言う状態の中、 母が、自分の息子を殺せと依頼する! そんなお話だ。 ただ、そんななか 仕事を失敗する源太 仕事の情をかけてしまう涼次 冷静に対応する小五郎 そして、、、、、、伝七が!!! ま、、明らかに、“次のクール”のためのネタフリである 今回は、圧倒的な存在感を見せた池上季実子さん その存在により、母の子への想いを中心に回った感じだ。 これは、これで、 物語自体が、あまりにも殺伐としている内容であっても 1つの物語として成立しているし、 ある意味、納得の感じだ。 ただ、大勢に頼まれた時は、桃太郎を持ち出し断ったクセに なぜ・?? って言うのは、ありますけどね。 この部分は、このドラマが序盤で行っていた “仕事の基準” すなわち、“悪意”=>“恨み”という構造が、 崩壊しているような気がしてならない。 このモヤモヤした気持ちはあるモノの、 “仕事”に情をかけることの危険性を説いた物語としては ネタフリ状態ではあっても、 ある程度のオモシロ味があったと思います。 後始末をする小五郎なんて言うのも、 クールさと、仕事への決意をなんとなく感じる部分だしね。 気になる部分はあったが、 ドラマとしてみても、次回へ続くと言う事を行ったため 登場人物を、上手く利用していたと思います。 やっぱり、これくらいのバランスなのかもね。 前後編か、二時間モノ。 人数が多いし、登場させようという気持ちが強いからね(苦笑) ほんの少し、納得しました。 物語ではなく、基本的な“ネタの尺”というものを。 これまでの感想 第9話 第8話 第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月20日 22時04分24秒
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