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2010年12月20日
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カテゴリ:ドラマ系の感想
『たった一人の親友へ最後の…

内容
妹・小春(谷村美月)を守るため死刑判決が出るようにしたと
渡瀬満(ARATA)から告白された直樹(伊藤淳史)は、
再審請求するようにと渡瀬に勧めはじめる。

そんななか、世古利一(温水洋一)の死刑が執行される。

一方、息子・直樹の頼みを聞き入れ、父・正道(大杉漣)は
渡瀬を脅迫したという田尻の弟・達男捜しの協力をするが、
脅迫を認めなければ再審は難しいのではと直樹に伝えるのだった。

“時間がない”と必死になる直樹だったが、
何の進展もないまま、半年が過ぎてしまう。
直樹は、渡瀬の担当を外されてしまっていた。

そんなとき、渡瀬が教誨を受けたいと言い始め、
教誨師として直樹を指名してくるのだった。
本来ならあり得ないことだったが、若林刑務官(塩見三省)は了承する。

“オレは、お前に救われた。
 正直、オレは死刑判決を受けるのが怖かった。
 だけど、あの運動場で見えないオールを投げ合ったことで、
 不思議と心が落ち着いた。
 お前がいるとホッとするようになっていた。
 死刑囚はいつ死ぬか分からない。
 そう思ったら、自分のコトを分かってくれる人に、全てを話したいと思った。
 オレが生きていたことを、誰かに覚えていておしい。
 それは、お前だったんだ。
 だけど、死刑を免れられるかも知れないとお前から聞いて、
 死ななければならないという強い気持ちが乱れた。
 だから、お前を遠ざけた。
 オレには分かるんだ。
 あいつは、信念を持って、オレの死刑執行を待っている。
 オレはどうしても小春を守りたかった。
 オレの仇討ちのせいで、あいつの人生を奪うわけにはいかなかった

敬称略


それにしても、

ビックリするほどの、唐突な人間関係の変化と
物語の展開である。


冷たい言い方をすれば、
最終回だから、物語を一気に進めた

そんな感じだ。

すでにここまで唐突だと、
今までのお話に意味はないし、ドラマとしてどうなんだろう?

って言う状態である。

最終的に、かなりアッサリだったしね!!


ここからは総括気味で。


あまり言いたくはないが、
『結末』はすでに、、、初回で分かっているんですよね。

じゃ、そこまでを丁寧に描いて来なきゃ!!

渡瀬との関係1つとっても、序盤で少し描き
数回前から、メインの話の足を引っ張るかのように入れ込みはじめ、
そして今回。。。最終回だ。

特に、今回の人間関係の急進展は、
いくらなんでも、無理のし過ぎであり。。。

だって。。。途中、、、3年以上飛んでるしね!

もうちょっとバランス良く、他の死刑囚との関係を描きながら
渡瀬との関係を構築していくことができなかったかなぁ。。。。

正直、『残念』としか、言いようがない状態のドラマになってしまっています。

死刑がどうかとか、そういう部分なんて、
いまさら、、、どうだって良いことだと思いますしね。

あくまでも、ひとりの刑務官と死刑囚のドラマだったはずですから!!


これなら、今回をもう少し広げて
2時間ドラマで良かったんじゃ?

そんな印象である。


ちょうど良い機会なので、
今作の問題点をハッキリ書いておく。

メインのお話がありながら、それを描くことが少なく、
ワケの分からない小ネタなどを混ぜて、メインが何か分からなくなっていった。
そう。。1話の中に、あれこれ盛り込みすぎて、
描きたいモノにブレを生んでしまったと言う事だ。

そら。。。一人の刑務官の人生なら、色々な出来事があります
だから複数のことを同時進行させることは間違いではない。
それは『オムニバス』とも言われる状態なのだ。

が。。それは、混乱している状態を誤魔化す言葉でもある。

これは、あくまでもドラマなのだ。
描きたいモノが伝わりにくくなってしまっては、本末転倒。
意味なんて無くなってしまう。
もう少し絞り込んで、テーマを決めて
バランス良く描いていれば、きっと、、、もっと納得出来たと思います。

同じようなコト、他のドラマの感想でも書いているが、
最近、同種の作品が多く、さすがに『欲張り過ぎ』という印象が強い。

もうそろそろ、限られている時間で表現する必要のあること、無いことを
シッカリと見極めて、描いて、作品を作り上げてほしいものである。


これまでの感想

第9話 第8話 第7話 第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 







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最終更新日  2010年12月21日 17時56分01秒
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