『あなたのためだけに生きる
内容
大奥総取締役となった有功(堺雅人)
それから1年後。。。。家光(多部未華子)は玉栄(田中聖)との間に子を産む。
今回も姫であったが、もしも男であっても。。。と素直に喜ぶ玉栄。
それから数年後、
お楽の娘・千代姫(庵原涼香)お夏の娘・長子姫(牛島七菜子)
そしてお玉こと玉栄の徳子姫(古野本二葉)
家光の3人の娘たちは、スクスクと育っていた。
ある日のこと。家光から、3人のウチ誰が将軍の器かと問われる有功。
もう2度と子は産めぬと考える家光は、
3人の誰かが時代の将軍となると確信していたのだった。
敬称略
結局、今作の問題点は、ただひとつ。
2人以外の物語を詳細に盛り込みすぎたことであろう。
そして、その物語を主人公2人の物語と、並列して描いてしまったことだ。
もちろん、時代を担っているし、重要な役割であるのは間違いない。
極論を言えば、今作ほど盛り込む必要性は無い。
たとえ、原作があったとしても。。。。である。
その時代の流れの物語と恋バナを描くことは間違っていない。
両者共に必要なのである。
ただ、。。。バランスの問題。
あくまでも主人公は主人公なので、それを中心に描かなければ、
盛り上がるモノも盛り上がらないということである。
実際問題。
原作未読の私の印象でも、
両者の物語を盛り込む必要性は感じる。
が。せめて今回の物語くらい、有功と家光を描いてくれていれば、
素直に納得出来たと思います。
両者のバランスが崩れてしまったことで、主題がブレ
今作から映画へとという《映画に繋がる物語》という印象が強くなってしまった。
これは、ホント残念なことである。
それこそ、春日局が云々だとか、他の中臈のこと等々。
ナレーションだけで十分成立したこと。
私の印象では、
有功と家光の部分だけを再編集し2時間程度にまとめて、
劇場版の前、、、から、、、公開中に放送すれば、
ホントに良い宣伝になると思いますよ。
それくらいオモシロ味があった作品だったと思いますので。
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