この種のアドバイスを見て、いつも懸念・・を感じます。
今日の日経の記事・・です。
「マンション取得を考えるなら」・・のタイトルで、
女性ファイナンシャルプランナーが、
購入できるかどうかのチェック法を、
お話ししています。
安心して購入できるかをチェックしよう
1 この先おおむねシングルの予定
(「結婚しないかも」だけでは危険)
2 自己資金が物件価格の3割程度ある
(頭金と諸経費を合わせて)
3 購入しても不測の事態に備える貯蓄を
最低200万円残せる
4 60才(定年)までにくり上げ返済なしで
完済できるローンが組める
5 住宅ローンを返済しながら
貯蓄もできる
6 購入後も潤いのある生活が送れる
(自己投資・旅行・趣味等にお金をかける余裕)
7 安定した収入が見込める
8 転勤はない
9 60才まで働ける会社である
(モデルになる先輩がいる)
・・というような条件が満たされれば、
購入OK!・・・と、しています。
尚、突然結婚!・・となった場合でも、
賃貸に出すことにして、
(賃料)>(ローン+管理費+積立金+税)
・・の見通しが立っていれば、安心・・と。
一般的に、FPのアドバイスは、
このようになりがちです。
・・マンションの将来の現実等を知らないから・・。
販売業者も、売れ行きにブレーキが
かかるようなことは、もちろん言いません。
その、懸念される2点について・・。
1 「もし結婚したら、他人に貸せば収入が・・。」?
このもくろみは、大きくずれる可能性が大きい
ことを認識しておきましょう。
・空室リスク(マンション販売業者は説明しない)
・家賃下落リスク( 同 )
・リフォーム費用(入居者が変わる都度)
※管理組合の活動参加(面倒な人はやめた方が・・)
2 「20~30年後に老朽化で大きな出費に?」
老朽化すれば改修や建て替えで、当然費用がかかります。
販売政策上、修繕積立金は少額に設定されていて
役に立ちませんから、まとまった現金を出すことに・・。
その時期には大部分の住民が、定年退職などで
所得が減り、新たな負担を避けたがりますが・・。
02年「マンション建て替え円滑化法」
老朽化対策として、住民の5分の4以上の賛成で
建て替えを決議できるようにしました。
(お金が無いから反対・・という人は出て行く?)
今の日本のマンションの構造では、将来このような
ことが起こりえます。
外断熱構造のマンションなら、問題無いんですが
新築時のコストが高く、ほとんど採用されていません。
マンション購入を検討する際は、20~30年後を
思い描いてから・・・に、したいですネ。
質問・感想など、気軽にどうぞ。
できるだけ早めにお返事します。
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最終更新日
2006/07/01 03:45:41 PM
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