金額がいくつも出て、分からなく・・?
●メール顧問会員のOさん(40代)
(相談:ライフプランニング)
依頼されていたシミュレーションの作成、
1/12に完成して・・メール添付で送っていました。
現状診断時点でできているキャッシュフロー表に、
新たな要素や変更した要素を
加味したシミュレーションです。
・給与収入
・退職金
・生命保険
・マイホーム取得
【 O家の概要 】
家族:子ども1人と夫婦の3人家族。
収入:夫は会社員、妻は専業主婦。
住居:賃貸住まい。住宅取得を検討中。
メールをいただきました。
武田様:
資料ありがとうございました。
以下についてご教示頂ければ幸甚です。
我が家に必要な死亡保障額ですが、
「現状診断」として頂戴した資料では、
現在:9,409万円、10年後:4,112万円
と記載されております。
「シミュレーション」を読むと
1 1,200万円 期間20年
(※昨年頂いた最初のシミュレーション)
2 1,400万円 期間?
(※今回頂いた二回目のシミュレーション)
との前提条件になっています。
逓減定期保険の見積もりをソニー生命に依頼中ですが、
「現状診断」に基づき、9,500万円(期間20年)で
月額保険料16,825円の見積もりが届いています。
(グループ保険の期限切れの3月末以降、
逓減定期保険を5,000万円減額して
4月1日以降4,500万円の補償額に変更予定です。
減額はどのタイミングでも可能とのこと)
それとも、1,200万円~1,400万円の
保障金額での加入で十分なのでしょうか?
どの金額で逓減定期保険に加入すべきか、
ご教示賜れば幸甚です。宜しくお願い致します。
O家に関しての資料作成は、3度・・行なっています。
〇現状診断 2009・6・11 (16ページ)
ヒアリングに基づいて作成した
Oさんの「死亡保障必要額」は、9,409万円・・でした。
( 10年後は、4,112万円 )
〇シミュレーション 2009・6・19
「現状診断」時点の「必要額」が非常に多額なので、
あらためて内容を精査した結果、
生活費や趣味・レジャー費を減額することに・・。
( さらに・・マイホーム取得も視野に )
新たなリクエストに基づいて、「必要額」を再計算
した結果・・かなり小さい金額になりました。
・現時点 : 4,254万円
・住宅取得時 : 1,141万円
( 10年経過後の計算はしていない )
〇シミュレーション 2010・1・12 ( 今回 )
半年の時間経過で・・、
生命保険の清算が進んだり、
将来受け取る給与が状況が変わったり、
退職一時金や企業年金の繊細が分かったり、
してきました。
さらには、今年・・マイホーム取得予定なので、
これも加味しています。
これらの情報をいただいて・・あらためて、
キャッシュフロー表を作成しました。
余裕のキャッシュフローです。
( マイホームを取得しても )
結局、Oさんの生命保険必要額は・・?
「現状診断」時点の「必要保障額」が
あまりにも大きすぎたために
支出をしっかり見直して・・2009・6・19作成の
シミュレーションができました。
なので、「現状診断」時点の金額は・・もう、
完全に忘れてください。
( ソニー生命を喜ばせていますが・・ )
〇住宅取得前は・・4,254万円。
〇住宅取得後は・・1,141万円。
・・が、Oさんの「必要額」です。
ただ・・このような端数がついた金額では
普通は加入しませんので、
キリのいい数字で加入することになります。
今年・・マイホーム取得予定のOさんの場合は、
生命保険の必要額は・・以下の絵のようになります。
1 3月までは、現在のグループ保険で間に合います。
( あらかじめ、新たに加入する必要なし )
2 4月から、4,200万円を確保。
3 マイホーム取得時点で、1,200万円に減額。
・・でOKです。
で・・加入するのは、当然・・三角形の生命保険です。
その際の注意事項を付け加えます。
三角形の生命保険は、大きく2種類あります。
〇一時金で受け取る・・逓減定期保険
〇年金で受け取る・・収入保証保険
同じ保障額でも、
後者が保険料が安い・・傾向がありますが、
受取り時点で税金の負担(所得税)が発生します。
手取額が少なくなる・・ということなので、
後者で保障を確保する場合は、
その額を多めに設定する必要があります。
( 1割以上多めに )
なので、「収入保証保険」の保険料を検討する際は、
計算した「必要額」が・・1,200万円の場合は、
1,400万円で見積りを取る・・のようなことをしましょう。
Oさんの資料に「1,400万円」という数字が
存在するのは、この理由によります。
Oさんのライフプランニング(生活設計) 進行状況
1 ヒアリング
家族状況・家計収支・資産・職歴ほか
2 家計の現状診断
診断資料(小冊子) 問題点把握
3 生活設計 シミュレーション
設計資料(キャッシュフロー表ほか)
4 実行支援
商品選択や処理(金融商品・保険・ローンほか)
住宅・不動産・相続等の段取り・手続き
5 事後チェック
計画の実行・・進行状況、必要に応じた修正
今日の佐々木FP
●メール顧問会員のKさん(50代)
(相談:ライフプランニング)
現状診断の資料を作成しています。
2点ほど・・確認が必要な事項が・・。
記入漏れや保険料金額の不一致等、あります。
( メールで再確認 )
確認が取れれば、終了は・・水曜日?
「行列のできるFP事務所」 資料作成の順番待ちの方々。
お待たせして、大変ご迷惑をおかけしています。
本当に申しわけありません!
1 Sさん(30代):現状診断 ← 回答待ち。
2 Sさん(30代):現状診断 ← ヒアリングシート到着
3 Kさん(50代):現状診断 ← 今日の作業。
4 Kさん(30代):シミュレーション
5 Hさん(30代):現状診断
6 Tさん(30代):現状診断
7 Hさん(40代):現状診断
8 Sさん(30代):シミュレーション
9 Oさん(20代):現状診断
10 I さん(50代):現状診断
11 Mさん(40代):現状診断
12 Sさん(30代):現状診断
13 Nさん(40代):シミュレーション
顧問会員の皆さんへ。
「資料作成」が伴なう事項の場合は行列に並んで頂きますが、
それ以外の場合は対応しますので、遠慮なく質問・相談してください。
《 消費者の方へ 》 保険には加入するな!借金はするな!
経費は払うな!目を覚ませ! 「家計の常識を疑え!」参照。
《 顧問会員希望の方へ 》 まず、「顧問会員って何?」を
熟読して内容を確認下さい。連絡・申込先fpst@axel.ocn.ne.jp