武田つとむファイナンシャルプランナー事務所 岩手 盛岡駅前
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2015/11/26 経済コラムニスト 大江英樹さんという人のお話。 老後の生活について 雑誌などに特集が組まれる場合、 いつも出てくるのがこの 「老後は1億円必要」というフレーズです。 ※これ、金融業界や保険業界の セールストークによく登場します。 もちろん、真に受けてはいけない。 これについては 「その通りだ」という人もいれば、 「とんでもない、そんなに必要なはずはない」 という人もいます。 一体どちらが正しいのでしょうか? 最初から答えをいってしまいますと、 どちらも正しいのです。 なぜなら、どんな生活をおくるかによって 老後にかかる費用というのは 全く違ってくるからです。 ※当たり前のことです。 夫婦が100組いれば、 そのキャッシュフローも100通り。 画一的に捉えてはいけない。 少し整理して考えてみましょう。 例えば病気で入院するといくらかかるか? と聞かれて 「100万円かかる」といわれた場合、 全く病気をしたことがない人なら 「ふーん、それくらいはかかるんだ」 と思うでしょう。 でも一度でも入院したことがある人なら 「え、それは違うでしょ。 どんな病気かで全然違うし、 治療法や入院期間によって 金額は大きく違うよ」 と思うはずです。 老後の生活資金についても これと似たところがあります。 老後の生活というのは いずれ誰もが経験することですが、 問題は 経験をしていない人が あれこれコメントしていることです。 ※同様に思っている。 評論家や金融機関に勤める人などの 多くはまだ40歳~50歳代で 実際に老後の経験はありません。 こうした人たちが 老後の生活費用について言及していますが、 実際に年金生活を体験している私からすれば、 どこか違和感があり、いずれも 机上の空論っぽい感じが否めないのです。 ※いつも同じ思いをしている。 一度も死んだことが無い人が、 「死後の世界」について 解説しているのと同じこと。 ファイナンシャルプランナー(FP)の人がよく 「収入ではなくて収支が大事だ」 といいますが、これは全くそのとおりです。 支出が収入を上回らないように きちんとコントロールしていれば 老後生活といえどもそうそう破たんすることは ありません。 ※「収入の範囲で生活する」 当たり前のことです。 要は支出をどれぐらいと見ておくかが 重要なポイントです。 いうまでもなく支出というのは その人がどんな生活ぶりをしたいか ということによって全く違います。 ※自分のキャッシュフロー表を 作ってみることをお奨めしたい。 人生全体が見渡しながら 微調整なども容易にできる。 何の不安も感じずに済む。 この当たり前のことが なぜか老後の話になると一律に1億円必要 ということで思考停止になってしまうのです。 ※金融商品や保険商品販売は、 基本的に「不安ビジネス」です。 そのセールストークを 真に受けてはいけない。 これは恐らく経験していないことからくる 不安心理によるものだといえるでしょう。 「老後に1億円かかる」 という計算の根拠は月35万円で 25年間(65歳~90歳)生活するという試算が 前提になっているようです。 ※アンケートの「ゆとりある生活」 の生活費月額を元に算出して 見せている。 真に受けてはいけない。 この計算自体は正しいですし、 月35万円どころか50万円ぐらいで リッチな生活をしたいのであれば 1億5000万円かかります。 公的年金でサラリーマン夫婦二人の場合の 平均的な受給額といわれる 約22万円の範囲内で生活できれば 6600万円ぐらいになります。 つまり生活ぶりによって1億円は 正しいともいえるし、正しくないともいえます。 1億円という金額を聞くと、直感的に そのお金を全部自分で用意しなければならない と思ってしまいます。 ※おバカさんは、そう反応する。 だから、おバカさん。(失礼!) ところが サラリーマンで定年まで勤めた人であれば 平均寿命まで受給できる公的年金の額は おおよそ6000万~7000万円程度はあります。 さらに会社で退職金や企業年金が受け取れる のであればそれが上乗せされますから、 仮に1億円だとしても7~8割程度は 自助努力以外でまかなわれるということなのです。 ※当たり前。 そうしたもろもろの公的な給付 (会社からの分も含む)をまず把握することが 大切です。 ※「社会保険制度を知らないし、 知ろうとする努力もしない。」 これ、おバカさんの弱点。 おバカさんのおバカさんたる所以。 そのうえで自分のライフスタイルを考えて 生涯にかかる費用をおおよそ算出し、 足らない分を用意するというのが正しい順序です。 ※このようには考えない方がいい。 このような発想は敵の思うつぼ。 「いつまでにいくら準備」 という発想をしてもらえば、 敵は金融商品を売りやすくなる。 ぜひ、自分のキャッシュフロー表を 作ってみることを奨めます。 「いつ時点までにいくら?」 ではなく、 「貯蓄残高の推移が 生涯でどうなっていく?」 という人生の捉え方をしたい。 いうまでもなく 金融機関は老後不安をあおり立てます。 そうしないと彼らの商売にはなりませんから、 それを非難しても始まりません。 ※「売る人」の話を真に受けて 何かを買って損をしても、 それはおバカさん自身の責任。 自分の頭で考えない自分が悪い。 (だから、おバカさん) 彼らの使命は金融商品を販売して 収益を極大化することです。 そうでなければ株主から文句をいわれるでしょう。 我々生活者はそういうことを理解しておくべきです。 ※金融機関と私たち消費者は、 常に「利益相反」の関係にある ことを理解しておこう。 大切なことは人からいわれたことをそのまま 信じるのではなく、自分の頭で考え、 自分で判断するということです。 ※その通り!自分の頭で考えよう。
一度も死んだことがないくせに、 死後の世界をさも見たように ・・っと。
〇 商品販売をしない。 〇 しがらみを持たない。 誇りをもって、愚直に、 消費者側に立ち続けて15年目の ファイナンシャル・プランナー事務所。 《 質問希望? 》 ブログ右「キーワード検索」をどうぞ。 「キーワード検索」に言葉 ⇒ 「このブログ内」 ⇒ 「検索」。 《 顧問会員希望? 》 「顧問会員って何?」で支援内容や 当事務所との関係を確認の上、右記へfpst@axel.ocn.ne.jp メール顧問会員は、指定した月日のみに受付けます。
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