40万円以上増える個人年金、
ありますか?
※のん気な・・おバカさんです。
今の世界の状況 考えて、言ってる?
自分の頭で考える生活設計。![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/f0dd3607cb60bc392426979e3f57b1df5f5c6ba2.01.2.9.2.jpeg)
発見したばかりのQ&A記事を取り上げて、コメントしています。
Q
個人年金についてです。
25歳男性が今から60歳まで1ヶ月1万かけていって、
60歳過ぎて10年支払いに入る際、
プラスされる金額が約40万以上になる個人年金は
何がありますか?
※40万円得するかどうか?・・なんて、
のん気なことを言っている場合ではありません。
おバカさんです。 2つの意味で・・。
まず一つは、そもそも
「保険で貯蓄をしてはいけない」ということです。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/031d9e923548cabdd78dc77279c0c918ff598c9e.01.2.9.2.jpeg)
※もう一つは、
新型コロナウイルスの世界レベルでの感染が、
グローバル経済に及ぼし始めている影響です。
パンデミック防止のために世界の各地で
移動制限が実施されていることにより、
実体経済の色々なところに滞りが発生しています。
部品が届かないためにモノが完成できません。
部品が届かないためにマイホームが完成できません。
実体経済の先行きに不安を感じて、世界中で
株価が連日暴落しています。
そのようなことが・・個人年金と関係あるの?
と、思う人は、のん気過ぎます。
どの個人年金が一番お得なの? ・・なんて、
おバカなことを言っていてはいけない。
A
420万支払って45年で460万以上受け取れる個人年金保険
なんていくらでもあるさ
言っちゃあ悪いが、
女子と付き合いたいがこれこれこういう女の子がいい、
っていう条件が、
「戸籍上女性である」ってくらいのレベルだよ
※保険会社が言う「受取額」から見れば、
そういう話になるだろうけど・・
この質問者へのアドバイスとしては、
もっと、根本的な事を分からせてあげたい。
A
外資系の保険会社に勤めているものです。
毎月1万円×12ヶ月=12万円
12万円×35年=420万円
受取総額が460万円以上の個人年金ということで
よろしいでしょうか?
それであれば全然存在します。
自社で扱っているもので上記の支払額ですと、
約600万円程は受取れる形になるかと思います。
※はい、もろに保険会社が言う約束の金額です。
「そんなにお得なら、ぜひっ♪」
と、飛びつくのは、お目出たいおバカさんです。
そもそも、現在の超低利率の日本で、
「最もお得な金融商品はどれ?」的な、
収益比較をしてもしょうがない事です。
( どんぐりの背比べに過ぎない )
※現在の世界経済は、新型コロナウイルスの蔓延で、
過去にない大変な状況を迎えつつあります。
2008年に、リーマンショックがありました。
世界中が同時不況におちいりました。
とんでもない数の企業倒産が起こりました。
実体経済がガタガタになれば、引きずられて
金融商品もボロボロになってしまいます。
金融業界や保険業界に進められて始めた
魅力的な金融商品が、約束した通りの成果が
得られない可能性もあります。
今の新型コロナウイルスの蔓延がもたらす結果は、
リーマンショックどころの話では済まない
可能性があります。
保険屋さんが説明する「心地よい話」を
そのまま真に受けてはいけない。
その「心地よい話」は、条件付きのお話です。
その保険会社が数十年先まで健康であれば、
・・という、一保険会社の約束ごとです。
( 今のこの状況で 保険会社を信じるか? )
参考 「保険会社は破綻することがある」
※日本がバブルに沸いていたころ・・
各保険会社は、お客様に「心地よい話」をして
多くの契約を取っていましたが、
バブル崩壊後の運用環境の悪化で、
お客様に約束したお金を払えなくなりました。
お客様が払ったお金の2倍をお支払いします♪
のような約束していましたが、
もう、そんなことができる環境ではありません。
( これを 逆ザヤ・・と言います )
保険会社はバタバタと破綻しました。
外資系保険会社が契約を引き継ぎましたが、
個人年金や学資保険や終身保険等の貯蓄性保険は
すべて、元本割れしました。( 当たり前 )
おいしい話をする保険会社ほど、
疑ってかかる必要があります。
どこの会社の個人年金が一番 利率がいい?
なんて、のん気なことを言っていてはいけない。
破綻した日本の保険会社と、その後の引受会社
日産生命 1997年 プルデンシャル生命
東邦生命 1999年 ジブラルタ生命
千代田生命 2000年 ジブラルタ生命
第百生命 2000年 マニュライフ生命
協栄生命 2000年 ジブラルタ生命
大正生命 2000年 PGF(プルデンシャル・ジブラルタ・ファイナンシャル)生命
東京生命 2001年 T&Dフィナンシャル生命
大和生命 2008年 PGF(プルデンシャル・ジブラルタ・ファイナンシャル)生命
※・・が、逆ザヤの厳しい環境の中、しぶとく
生き残った生命保険会社がいくつもありました。
彼らは、どうやって生き残ったのか?
これまでの生命保険に代わる「魅力的な新商品」
を作って、加入者たちに営業して歩きました。
「新しい、いい保険ができましたので・・」
と、前の契約をやめさせて、「魅力的な新商品」
に、入りなおす契約をして回りました。
( これを、「転換」と言います )
「払ったお金の2倍を払います」を無しにして、
「払ったお金より増える事のない」
「特約でお金をたれ流してもらえる」
保険会社にとって「魅力的な商品」に加入
しなおさせることに成功したことで、しぶとく
生き残ったのが、今ある日本の生命保険会社です。
たとえば・・以下が
その保険会社と転換後の「魅力的な商品」です。
明治安田生命:ライフアカウントL.A
第一生命:堂々人生
住友生命:ライブワン
※こんなものに、加入してはいけない。
ひたすら、お金をたれ流すだけの商品だ。
いずれにしても、個人年金、学資保険、終身保険、
養老保険、等の貯蓄性保険をやってはいけない。
いよいよ、元本割れの可能性が高まっているぞ。
リーマン・ショック
2008年9月15日、米国投資銀行の
リーマン・ ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻
したことを発端に、世界同時不況が巻き起こった。
日本では、日本法人のリーマン・ブラザーズ証券が
戦後の大型倒産で歴代2位の負債3兆4,314億円を抱え
民事再生法を申請した。
余波は広がり、2008年の上場企業倒産は戦後最多の33件
を数え、2008年の年間全国倒産は1万5,646件
と、5年ぶりに危機ラインの1万5,000件を超えた。
個人年金? 悪いこと言わないから
やめておいた方がいいべ。
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて19年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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