想い出は心の宝石箱に。。。

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     慣れ親しんだところから、まったく違う環境での生活を余儀なくされた場合、

     その環境に順応出来る人と出来ない人がいます。

     後者のように順応出来ずストレス因子によって、一般的な社会生活が出来なく

     なることを、 医学的に 適応障害と称します。

     不安、抑うつ、焦燥、過敏、混乱などの情緒的な症状のほか、不眠、食欲不振、

     全身倦怠感、易疲労感、ストレス性胃炎、頭痛、吐き気、発熱、体のふるえ、精神運動

     抑制などの身体的症状が、自覚症状としてあらわれます。

     軽度のうつ病と区別がつきにくく、また放置していると重度のうつになり、適応障害が

     もとで発生する身体的な異常は、自律神経失調症や心身症ともよばれます。

     皇子は現役の時商社勤務で、世界の障子を貼り直しておりやした。

     海外勤務はオーストリアのウイーンでしたが、当時の社内規定で家族の赴任は

     6ケ月後。これはまず本人が赴任地、新しい業務に慣れることが先決で、その後

     家族を引き纏めるべしとの会社の判断。

     その 6ケ月の間に、海外駐在の心構えや、赴任地の慣習のレクチュアーなどを含めた、

     奥様あての赴任前研修というものがなされます。しかし、海外は日本の生活環境と

     全く違うわけで、語学にハンデイのある女性は、現地での意思疎通もままならず、

     適応障害からノイローゼとなり帰国を余儀なくされたケースを、幾度となく耳に

     しました。

     ドールガーデン講習会で、皇子が制作したこの作品を覚えていますか？

     ミニバラグリーンアイスの苗木は、先生から与えられたものを木鉢に、

     植えこんだものです。

     しかし2~3日すると、葉が黄色くなって落ちてしまい、そして・・・・

     ファンケル講習会のものや、自分で制作した作品のミニバラ苗はすべて根付いたので、

     びっくらこいて先生にメールで相談しました。

     これまでかような事はなかったので理由がわからない。あらたな環境に適応できなかった、

     苗ではなかったのかというのが、先生の見解でした。

     要は、バラの< 適応障害 >です。

     他の参加者はみなさん根付いたとの事であって、バラも個体によって性格が違う

     という事を知らされたのでした。

     今回限りの措置として、新しい苗を代替えとして先生から頂きました。

     しかし、枯れた後の木鉢に植えることは、同様な状況も想定されるので、自分の

     第五の作品の中で、植えこんでみました。

     茎の細い頼りない苗ですが、なんとか前回のようなこともなく、根付いたようですね。

     人間でもバラであっても、どんな環境にも順応出来るような、しぶといタイプで

     あって欲しいものです。

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