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映画・テレビドラマ・舞台演劇・小説などに、登場する悪人の役を悪役または
憎まれ役と呼びます。
勧善懲悪などの要素を含む物語では、悪役は必要不可欠の要素。悪役がふてぶてしく
立ち回ることにより主人公の存在感をより鮮明にし、また主人公やその仲間に倒される
ことで視聴者(読者)にカタルシス(浄化作用)を与えるわけです。
従って、悪役が魅力的であればあるほど、物語の完成度は高くなり、主役たちを引き
立たせる重要な存在となります。
それでは、ハリウッド映画で印象に残った悪役とは?との問いに、ある方は
このようにリストアップされました。
1 レクター博士(アンソニー・ホプキンス) 「羊たちの沈黙」
2 ジョーカー (ヒース・レジャー) 「ダークナイト」
3 ダース・ベイダー(R・ジョーンズ) 「スター・ウォーズ」
4 Tー800 (A・シュワルツネッガー) 「ターミネーター」
5 女殺し屋 (レナ・オリン) 「蜘蛛女」
6 エイリアン 「エイリアン」
7 ミザリー (キャシー・ベイツ) 「ミザリー」
8 ナチ (ローレンス・オリビエ) 「マラソンマン」
9 チャッキー 「チャイルド・プレイ」
10 悪徳刑事 (ゲーリー・オールドマン) 「 レオン」
皇子は一時期、韓流ドラマにはまりました。
< イ・サン >と< トンイ >。前者は、李朝朝鮮22代国王正祖を主人公とした、
韓国MBC開局46周年特別企画の時代劇ドラマですが、イ・サンの廃位を狙って数々の
陰謀・策略をめぐらす貞純( チョンスン )大妃。
彼女なども~憎たらしくて、見ているだけで( くそ~~~、この悪~~~!! )と
怒りがこみ上げてきました。またトンイでは、粛宗( スクチョン)王の側室ヒビン。
自己の権勢維持の為、トンイに対する同様な悪業の限りは、まさに悪そのもの。
翻って、日本の時代劇を見てみると、悪役は< 切られ役 >と称して、無名の
< 大部屋俳優 >が演じ、映画を支えてきました。この大部屋俳優を題材にした
物語が、< 蒲田行進曲 >。 風間杜夫演じるスター銀四郎と、平田満演じる大部屋
俳優< ヤス >のからみあいが、つかこうへい脚本・深作欣二監督によって映画化
され、1982年に公開されました。
そして、第 6回日本アカデミー賞の7部門を独占。
一方、オペラの世界では、主人公に勝るとも劣らない重要なパートを受け持っている
< 悪役 >がいるのが、< トスカ >と< オテロ >。
前者はスカルピオ、後者がイアーゴであって主人公に悪辣な罠を仕掛け、許しがたい
悪業をなして破滅へと追い込み、主人公を道連れとするかのように、自らも凄絶な最後を
迎えます。
イタリア出身のバリトン歌手< レオ・ヌッチ >が、まさにこのはまり役で、
彼の演技は見ていて、本当に憎らしいほど悪で、素晴らしい~~!!
それではお別れは、そのトスカから私の大好きなアリア、< 星は光ぬ >
を ドミンゴの歌で、どうじょ・・・・
スカルピオの陰謀によって、投獄されたカヴァラドッシが、牢の中でトスカとの
愛の日々の甘美な想い出と、迫りくる死への絶望を歌いあげた、名アリア。
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