想い出は心の宝石箱に。。。

　　唐門へ向かって、参道を戻っていきます。

　　壁や瓦が崩れ落ちそうになっている個所が多く見られ、かかる文化財の保護・

　保存には、お金と時間がかかるわけです。

　　おっ・・あれは何でしょうか？？

　　唐門をちびっこ集団が、潜り抜けてきますよ。

　　きゃっ・・カワユイ！！

　　年少さんかな？と聞くと、付き添いの先生が（　そうで～～す！！　）と

　　元気な返事。

　　（　お寺や仏像を、こんな小さな子に見せても、わからんでしょうが？）

　　（　アハハハハ・・お弁当を食べに、きただけで～～す。）

　　あまりにも見物する処と物が多くて、時間の経つのを忘れてしまいました。

　　時計を見れば、針はすでに12時を回っています。

　　どこでお昼を食べたらいいのでしょうか？

　　通りがかりのお坊さんに聞くと、

　　（　法隆寺に来たら、竜田揚げを食べて帰らなくては・・　）

　　門前の左側にあるお店を、勧められました。

 　　これが、竜田揚げ弁当です。

　　東京に戻ってから、なぜ法隆寺の竜田揚げが有名なのか、調べてみました。　

　　竜田揚げという名前は、斑鳩町を流れる紅葉の名所「竜田川」に、由来して

　　いるそうです。この竜田揚げを、街興しの起爆剤とするべく、竜田揚げプロジェクト

　　が組織化され、街をあげて竜田揚げのＰＲが進行中と。

　　法隆寺門前のタクシープールに待機していた、1台のタクシーに運よく乗車出来、

　　近鉄の筒井駅に向かいました。

　　橿原線の西ノ京で下車すると、奈良では珍しく駅近に薬師寺がありました。

 　　北受付という、ある意味では薬師寺の裏門から、入る形となります。

　　薬師寺は、持統天皇が夫天武天皇の遺志を継ぎ、伽藍を藤原京に造営しました。

　　和銅３年（710年）、都が平城京に遷都されると、薬師寺も現在地に移された

　　そうです。

　　金堂を挟んで、左右に東塔と西塔がそびえ立っています。

　　金堂の中には、日光・月光菩薩を両脇に従えた、薬師如来が祀られています。

　　堂内はどこでも撮影禁止ですが、これは戸外から望遠で撮ったものです。

　　正面41m・奥行20m・高さ約17mの大講堂は、薬師寺伽藍最大の建造物。

　　御朱印は、この大講堂内で授与されます。

　　その大講堂に向けて、男女混成合唱が始まりました。

　　ベートヴェンの第九、歓喜の歌を仏様を讃える替え歌にして、合唱。

　　なかなか上手で、仏様もアンコール、アンコールの掛け声。

      北受付まで戻り、道路を挟んで向かい側にある、玄奘三蔵院伽藍に

　　向かいます。

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