3980754 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

想い出は心の宝石箱に。。。

想い出は心の宝石箱に。。。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2017.08.09
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

 

 

 

   星一つ    残して落ちる    花火かな 

                                                                                       (  抱一   )

 

 

 

              「線香花火を手で持つ線香花火を手で持つ」のフリー写真素材を拡大

 

 

 

     幼き日夏の夜の想い出といえば、自宅の庭での線香花火

  パチパチと燃え、そしてポトリと落ちて、もとの暗闇に戻る。それが、なぜか世の中の

  無常を告げているようで、子供心にももの悲しかったのですよね。

 

 

     寺田博士の備忘録には、線香花火の一本の燃え方には、<  序破急  >あり、

     <  起承転結  >あり、詩があり、音楽があると書かれています。線香花火は、

     いつの時代にあっても日本人の心をうつ、わび・さび・はかなさ・もののあわれ

     という、まさに 300年続く日本の伝統美なのです。

 

     赤松の根をいぶした煤を集めた松煙黒色火薬を混ぜ、和紙でよって線香花火は

     作られます。火がついてから玉が落ちるまでの、微妙な変化の美しさが魅力。

    

 

 

     中国産に押され生産が途絶えていた国産の線香花火を、花火問屋< 山縣商店  >

     ( 東京都台東区  )が2年の歳月を経て、平成12年10月<  大江戸牡丹  >として

     復活させました。当時の生産量はわずか 3000本でしたが完売し、その後製造業者も

     三社となって今年の夏は100万本を、売り切ったそうです。

 

 

 

                                          

   

 

 

  商品の紹介文によると・・・   

 ===========                                                           

 

  国産の線香花火を復活させようと、

 (社)煙火協会顧問で花火専門誌

 「万華鏡」を主催する武藤輝彦氏、

  ジャナリスト佐藤隆二氏、花火問屋

 (株)山縣商店社長らが中心となっ

  て、作業を続けてきました。

   

 

 

 

  平成11年の暮れ、「三州加工」の稲垣昇社長がこれに賛同、また、「北上煙火」

  が製作に協力することになり、ようやく線香花火製作について軌道に乗りつつ

  ようにみえました。

 

    しかし、原料集めに大変苦労して、練った火薬の量は莫大なものだったのです。

  ようやく12年の秋、昔の線香花火の火らしく燃える原料が、調達できる

  ようになりました。

       

     

 

 

  最後の難関は、縒り手(よりて)でした。平成8年に廃業された竹内煙火店の

  名人(84才)のおばあちゃんを探し出し、指導を受けて、わずかな量ですが

  縒りはじめることができました。


     こうして出来上がったのが「大江戸牡丹」。

 

          

 

      
 

 

============================= 

 

 


     卸売価格は1本50円で、中国産の1本1円弱には、とてもかないません。でもつけたら

     すぐポトリと落ちてしまう中国産と違い、国産のきめこまかな花火の変化に、人気が

     再燃したそうです。確かに、この記事を書くためにネットで検索してみましたが、どの

     ショップでも完売御礼

 

     中国産の年間2億本に比べれば、まだまだわずかな量ですが、日本の伝統・日本人の

     心である国産の線香花火を、次世代へいつまでもつないでいって欲しいと、願うもの

     でありまする。

 

                        ブログ村ランキング、参加しています。

                              下の画像を応援クリックしてね。

                                               ↓

          

 

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.08.09 12:00:21
コメント(34) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.