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星一つ 残して落ちる 花火かな ( 抱一 )
幼き日夏の夜の想い出といえば、自宅の庭での線香花火。 パチパチと燃え、そしてポトリと落ちて、もとの暗闇に戻る。それが、なぜか世の中の 無常を告げているようで、子供心にももの悲しかったのですよね。
寺田博士の備忘録には、線香花火の一本の燃え方には、< 序破急 >あり、 < 起承転結 >あり、詩があり、音楽があると書かれています。線香花火は、 いつの時代にあっても日本人の心をうつ、わび・さび・はかなさ・もののあわれ という、まさに 300年続く日本の伝統美なのです。
赤松の根をいぶした煤を集めた松煙と黒色火薬を混ぜ、和紙でよって線香花火は 作られます。火がついてから玉が落ちるまでの、微妙な変化の美しさが魅力。
中国産に押され生産が途絶えていた国産の線香花火を、花火問屋< 山縣商店 > ( 東京都台東区 )が2年の歳月を経て、平成12年10月< 大江戸牡丹 >として 復活させました。当時の生産量はわずか 3000本でしたが完売し、その後製造業者も 三社となって今年の夏は100万本を、売り切ったそうです。
平成11年の暮れ、「三州加工」の稲垣昇社長がこれに賛同、また、「北上煙火」 が製作に協力することになり、ようやく線香花火製作について軌道に乗りつつ ようにみえました。
しかし、原料集めに大変苦労して、練った火薬の量は莫大なものだったのです。 ようやく12年の秋、昔の線香花火の火らしく燃える原料が、調達できる ようになりました。
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すぐポトリと落ちてしまう中国産と違い、国産のきめこまかな花火の変化に、人気が 再燃したそうです。確かに、この記事を書くためにネットで検索してみましたが、どの ショップでも完売御礼。
中国産の年間2億本に比べれば、まだまだわずかな量ですが、日本の伝統・日本人の 心である国産の線香花火を、次世代へいつまでもつないでいって欲しいと、願うもの でありまする。
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