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想い出は心の宝石箱に。。。

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2022.08.23
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カテゴリ:御朱印行脚
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  ​カッパ寺として有名な、河津​栖足寺​。​

​ 不定期ですが郵送対応で、御朱印帖に​直書き​して戴けます。今回のテーマは、​

​ 芥川龍之介の​蜘蛛の糸​。​


            


             



​ 蜘蛛の糸は、芥川が児童向けに書いた、初めての短編小説。​
 
​​​ ストーリーを簡単に書くと、極楽を散歩中の​釈迦​蓮池を通して、下の​地獄​

 覗き見ました。 ​​​


​​ 地獄で苦しんでいる罪人の中に、カンダタ​​​​​(犍陀多)という男を見つけました。


 カンダタは殺人や放火もした大悪人でしたが、過去に一度だけ善行を成したことが

 あったのです。それは、林の中で小さな​蜘蛛​を踏み殺しかけたのを止め、蜘蛛の

 命を助けたことでした。


​​​​​
​​ それを思い出した釈迦は、彼を地獄から救い出してやろうと、一本の​蜘蛛の糸​

  をカンダタめがけて下ろします。​​



  f:id:bunngou50:20180803161325j:plain



 天から垂れて来た蜘蛛の糸を見たカンダタは、この糸を登れば地獄から出られると

 考え、糸につかまって昇り始めました。ところが途中で疲れてふと下を見下

 ろすと、
数多くの罪人達が自分の下から続いてきます。

 
 このままでは重みで糸が切れてしまうと思ったカンダタは、下に向かって大声で

 「この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。」「お前たちは一体誰に聞いて登って

 来た。」
「下りろ。下りろ。」と喚きます。


 その途端、蜘蛛の糸がカンダタの真上の部分で切れ、カンダタは再び地獄の底に

 堕ちてしまいました。自分だけ助かろうとし、結局元の地獄へ堕ちてしまった

 カンダタを見ながら、釈尊は悲しそうな顔をして蓮池から、立ち去っていったの

 でした。


  f:id:bunngou50:20180803160846j:plain



 お釈迦様は犍陀多のたった1度の慈悲心を汲んで、彼に救いの手を差し伸べた

 わけです。
​彼が今後​改心​していくことを、おそらく望んでいたのでしょう。

 しかし彼は、糸を上って
きた罪人たちに向かって、糸は己のものだと主張します。


 そのような自分勝手な行動に
よって、彼が心を入れ替えることはないだろうと

 思われたがために、糸は切れてしまいました。




 ​昨年刑法犯で検挙された人のうち、「​再犯者率​」は過去最悪の 49.1%。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、出所者らの雇用状況が悪化している

 可能性もあると、みられます。


​ 犯罪者の​更生の可能性​という難しい問題ですが、悪行に手を染める人間は

 心の​
弱い人間であって、わては難しいと考えています。



               


    ​​栖足寺のご住職千葉兼如​氏​​は、プロサックス奏者から33歳の時に、仏門へ

   入ったという
​異色の僧侶。その経歴を生かし、毎週​音楽法話​という形で

   布教を行い、ユーチュブやCDで
発信しています。



        



 返送用レターパックには、音楽法話のCDも入っており、素敵なサックスの

   音色と、有り難い
法話を拝聴させて戴きました。



 



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Last updated  2022.08.23 12:15:35
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