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テーマ:博物館・資料館めぐり(144)
カテゴリ:勝手に観光案内
五橋から歩いて30分ほど。
瑞鳳殿がある地区に到着しました。 前回の日記 五橋→霊屋下 瑞鳳殿は、仙台藩初代藩主伊達政宗公の霊廟です。 ほかに二代忠宗公、三代綱宗公の霊廟、伊達家の墓域があり、総称して経ヶ峯伊達家墓所として、仙台市の史跡に指定されています。 参道は長い長い急な登り坂になっています。 この写真は坂の最上部。 左手が順路で、この先で観覧料金を支払います。 涅槃門をくぐると、いよいよ、伊達政宗公の霊廟「瑞鳳殿」が見えてまいります。 この、伊達政宗公は、生前の遺志によって、死後この経ヶ峯に葬られました。 桃山様式の流れをくむ豪華絢爛な廟建築で、昭和6年には国宝に指定されました。 しかし、昭和20年の空襲で焼失し、現在の建物は昭和50年代に再建されたものです。 「復元」ではなく「再建」なので、建物の構造はコンクリートを中心とした現在工法、装飾も一部が省略されております。 再建工事とともに発掘調査が行われ、その出土資料は瑞鳳殿のすぐ脇に建てられた資料館で展示されています。 発掘時には現に遺骨が掘り出され、その様子がビデオで公開されています。 このとき、棺(座棺)は石灰で密封されていたことが判明、その石灰によって遺骨や副葬品は非常に良好な状態で発見されました。 なお、遺骨は元通り、瑞鳳殿に収められました。 一角には「弔魂碑」があります。 これは、戊辰戦争時に無くなった奥羽越列藩同盟の人々の御霊を弔うために、明治10年、伊達家が建立したものです。 奥羽越列藩同盟は、仙台藩を盟主として西国諸藩と戦いましたが3ヶ月でバラバラになり、最終的に幕府軍と合わせて8000名が亡くなりました。 ※戊辰戦争・・・明治元年~明治2年にかけて、王政復古によって成立した新政府が、旧幕府勢力を掃討した日本最後の内戦 blogランキングに参加しています この記事をお気に召されたら ↑ 1クリック下さい ↑ 次回は、二代・三代の霊廟を紹介します。 Information 史跡名:仙台市指定史跡経ヶ峰伊達家墓所(瑞鳳殿) 仙台市青葉区霊屋下23-2 観覧料金 おとな550円(るーぷる仙台1日券提示で割引あり) 休館日 12月31日・1月1日 アクセス 仙台市営バス「るーぷる仙台」で瑞鳳殿下車 ・・・参道の登り坂前入口に着きます 1乗車おとな250円 るーぷる仙台専用1日券おとな600円 仙台市営バス「700」「705」「707」系統で霊屋橋・瑞鳳殿入口下車 (仙台駅前11番・12番) おとな180円 ・・・徒歩2~3分で参道の登り坂入口に着きます 仙台市交通局 バス停の位置関係地図・・・yahoo!地図 瑞鳳殿入口目の前のバス停を経由するバスは「るーぷる仙台」だけなのが、注意点。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月07日 01時39分03秒
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