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テーマ:鉄道(22997)
カテゴリ:駅・ターミナル探訪
原油輸送の名残が残っている、JR男鹿線「脇本駅」の探索、その2です。
一介の無人駅で2回分も記事を書けちゃうなんて、自分でも「(汗)」 男鹿線各駅の駅名標は、起点駅の追分駅を除き、すべて、JR東日本標準仕様のデザインに、怒涛の「入道崎」と何かを申していると思われる「なまはげ」が書き加えられたオリジナル仕様となっております。 念のため申し上げておきますが、「なまはげ」は「鬼」ではありません。 「神様」(来訪神)なのです。 2016年より使用開始された新駅舎を、ホーム側から。 この駅舎は、当駅の北西側にそびえる火山「寒風山」をイメージしているそうです。 (JR東日本プレスリリース「男鹿線 脇本駅舎を改築します」) 原油の荷役線があったのとは反対側の、南側にも側線が2本残されております。 真ん中の線路は、貨物輸送が行われていた時代には、追い越しされるための退避や機関車の留置(待機)に使われていたようです。ちなみに男鹿線の貨物は、最後までDD51が牽引していたそうです。私は見たことがありませんが、「男鹿線 原油」「脇本駅 原油」などと検索すると、画像がたくさんヒットします。 向こう側の側線は、駅舎の手前で終端になっていて、貨物ホームが草ぼうぼうになりながらも、残っています。 こちらは、使用中の画像がなかなか見つかりませんが、前回ご紹介した国土地理院の空中写真(昭和50年撮影:CTO7523-C28-25)には、有蓋車のような物体が写っているのが見られます。 ここまでご紹介した写真では、駅舎以外が全体的に古びた印象をもたれたかもしれませんが、現在2~3両編成が停車する位置は舗装しなおされて、柵と取り付けられて綺麗になっております。 駅前に出てみましょう。 もともと、事務室つきの木造駅舎が建っていたので、旧駅舎時代は結構圧迫感がありましたが、今はなんとなく間の抜けた空間になっています。 理由はわかりませんが、駅周辺には句碑がいくつか点在しています。 タクシーは、列車の発着に合わせて待機しているようです。 路線バスも乗り入れてきます。ちょうど、ホームで写真を撮っているときに駅前広場でUターンして出て行きました。 駅の秋田寄りには、地方ローカル駅(停留所除く)にはお決まりの「農協」があります。 駅舎から正面を見ると、道路があります。 こちらが、脇本駅への本来のメインエントランス。 秋田県道226号脇本脇本停車場線といいます。 浜辺の集落(脇本集落)から当駅までをつなぐ、およそ2km弱の県道となっておりますが、半分以上がほかの上位の県道との重複となっております。 「脇本」から「脇本停車場」を結ぶのでそういう路線名になっているわけ。 駅前広場をでてすぐのところに簡易郵便局がありまして、 おお、懐かしの丸ポストが設置されていますね この通りには仕舞屋が並び、往時の賑わいが目に浮かびます。 男鹿国定公園・男鹿半島大潟ジオパークジオサイト「寒風山」は、当駅が最寄り駅です。 残念ながらバスの運行はありませんが、健脚の方は登山にチャレンジしてみてはいかがでしょう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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