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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
今日は、「emmitt22のハマリ人生」で、
「果しなき流れの果に」日本SFの最高峰 SF「日本アパッチ族」_無茶苦茶面白い を、見つけてしまいました。 前にゴルディアスの結び目-ほんの1行ずつのメモを書いたとおり、わたしも小松ファンの端くれです。 「果てしなき流れの果てに」と「日本アパッチ族」を書かれてしまうと、後残っている長編は、 「日本沈没」「復活の日」「首都消失」「こちらニッポン・・・」「さよならジュピター」「虚無回廊」「エスパイ」「時間エージェント(ただし短編連作)」「継ぐのは誰か?」「空中都市008」「青い宇宙の冒険(ジュブナイルのわたし史上、最高傑作)」「見えない物の影」ぐらいしかないぞ。 多いぐらいだ。 で、なぜか、小説ではなく評論を一つ。多分、今さら読もうという人もいないと思うので、ネタバレ満載です。 「未来の思想」文明の進化と人類。中公新書。 1967年の出版だから、もうすぐ、40年である。さすがに所々古い話もあるが、全体はおもしろい。 この本は、人類が今までに生み出してきた「未来に対する思想」の紹介、現代の中にある未来的状況、そして、進化の未来について書かれた本である。 ちょっと、堅くなってきたので、以下、思いつくままに。 序章から、おもしろい話。 人類は生まれながらに意識の中に「余剰」を持つ。 えーと、わたしの解釈ですが、例えば、進化の上で小説をおもしろがる「脳」になんの意味があるか? なんの意味もない。つまり、人間の脳は、進化し生き残るのに必要以上の余りがたくさんあるのだ。 なぜか。 脳が増える時に、細胞分裂で増える。1が2に、2が4に、4が8にと言うアレである。例えば、100万個の脳細胞があって、後、10万個も増えれば生存に充分であっても、倍の200万個になってしまう。 生き残る上では、すでに余分で、おかげで、小説などと言う生きる上ではなんの役にも立たないことを、おもしろがれる脳が「できてしまった」のだ。 キリンの首が伸び始めたらとまらずに、必要以上に長くなってしまったようなモノ。人間の大脳も、大きくなり始めたら、出産に差しさわるぐらい大きくなってしまった。おかげで、ブログも書けるけど。 「小松左京コレクション(1)未来の思想 ジャストシステム」 序章だけで、時間オーバー。続きは、明日、又は未来。 ← メールマガジン始めました。「応援メール」です。登録はこちら。よろしくお願いします。 ※1 「日本アパッチ族」の書かれたきっかけは、小松左京が奥さんとの2人暮らしの時、あまりの貧乏にラジオまで質入れしてしまった。 奥さんの唯一の楽しみが無くなったので、小松左京は、毎日、奥さんのために小説を書いて、仕事に出かけた。 それが、「日本アパッチ族」 小松左京は、この作品から、ようやく小説で食えるようになったらしい。 泣かせるねー。 人気blogランキング ←瞬間風速、22位になりました。ありがとうございます。1日1押し有効です。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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