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ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

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2006/08/30
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カテゴリ:料理

少し涼しくなってきて、一日の疲れが同じ分少なくなってきて、その分料理に対しての意欲も出てきた。8月のうだるような日の夜には、そうめんぐらいしか作る気力がなくなっていたけど(^^;)ようやく、その余力が出てきたように思う。

今日も、いわしのフライ、温野菜のサラダ、わかめの中華ドレッシング和え、じゃがいもの味噌汁、金平ゴボウをざっと1時間ぐらいで作った。その間、妻と子どもたちはいつもより早めの風呂へ。


妻と子どもたちの風呂上りに晩飯を完成させて待ってる男なんかおらんやろなぁ、と自画自賛しんがら姉が三田の土産に買ってくれた神戸ワインの「カシスのワイン」を開ける。

カシスの香り絢爛の甘口ワイン。でも酸味もさっぱりとあって美味しい。だが、食事のあっさり系には禁物の甘さ!


今日の5品を見渡してターゲットを定める。


よし!金平ゴボウだ!


金平ゴボウは、結構甘めに仕上げた。ごぼうと同じ長さに切ったちくわも入って食感も微妙に膨らませる。口の中で良く咀嚼してその甘味、しょうゆ味、そして人参、ごぼうの根菜系の香りをたっぷり口蓋内に充満させて、フランボワーズの香りを嗅ぐ。



ホヘ!!!


これはイケル!という感覚がびびびび~~んと脳裏を走る。


口の中でワインと金平を混ぜるとややカシスの甘味が上回ってイマイチなのだが、根菜系の土の香りとベリー系の香りは意外に相性が良いことが分かる。


例えば、ローストした皮付きの新じゃがの香りとバローロの香りは相性が良い。やはり土の香り(ジャガイモの皮の香り)と赤ワインの果実、それも小さな赤い果実の香りは相性が良いらしい。


バローロもフランボワーズ系の香りを持つ時がある。フランボワーズなど、実の小さな果実、つまりブラック・カラントやレッド・カラント、またブルーベリー系の実のことをイタリア語でフルッティ・ディ・ボスコ=森の果実、と表現するけれど、森の果実には土との強い関連があるんだなと思う。


バローロ(ブドウ) ⇒ 新じゃが ⇒ ごぼう ⇒ フランボワーズ(木イチゴ) ⇒ 土


すべてはテッラ=土との強い関連で交じり合ってる。


見た目も香りも味もぜ~んぜん違うものだけど、根底は同じ。だからこそ口の中で共鳴し合う。


「相性が良い」「相性が悪い」とは、地球の共通部分を探すスリルに他ならない。口の中でむしゃくしゃやってる姿はエンターテイメントからは程遠いけど、相性探しは、ささやかな味覚のエンターテイメント、そして舌で地球を愛でる振る舞いではないかと思う。





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Last updated  2006/08/30 09:41:56 PM
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