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カテゴリ:CSI:マイアミS6
オープニングクレジットにKhandi Alexanderの名前はあったものの、出演はなし。今シーズンはこのまま検死官なしで行くのでしょうね。
"Wire"と聞いて、すぐにスーパー!ドラマTVで放送中のドラマ"The Wire"を思いだしました。テーマは「盗聴」です。 事件は単純のように見えましたが、これまであったことが重層的に関連して、CSIマイアミは本当に人間関係とキャラクターのドラマだなあと言うことがはっきり感じられました。今までちゃんと見てこないと話が分かりません。 最後は意外な展開になり、これが最終話への伏線であることは間違いないようですね。 以下ネタバレ注意 オープニングからいきなりSWATチームが乗り込んでいくので、テンションが高いです。Hの登場の仕方も実にCool。 これを見るのがマイアミの楽しみでもあります。 「何があったんだ。」 「フランク、犯罪現場捜査だよ。(Frank, it's called 'Crime Scene Investigation')。」 なんやねん、それ、と突っ込むのもまた楽しい。 911コールでは家の中で男が銃を撃ったというのに、踏み込んでみると自己防衛のために包丁を持った夫が出てきて武器を捨てなかったために撃ち殺されてしまう。当然、Horatioとしては申し訳なさそうに困惑した表情で奥さんを慰める。 何者かが偽の911コールをして、一家の主をSWATに殺させるという手を込んだ事をしたらしい。電話は隣の家からかけられていたが、Piggybackという手法で、別の場所から隣の電話番号に見せかける手が使われていた。電話をかけたと思われるのは、殺されたMaddoxの仕事のパートナーCollinsの秘書。その秘書も殺されているということで単純な犯罪に見えた。 しかし、この事件にはいわく付きのPI(私立探偵)、Rossiが関わっていたことから、話はややこしくなる。 RossiはMaddoxから妻が浮気をしているかどうか調べて欲しいと言われて、仕事をしていた。 浮気相手のDeckerはMaddoxと車で接触事故を起こしており、MaddoxはSWATが突入したとき、Deckerが来たかと思ったらしい… このRossiがふてぶてしいくてくせのある悪玉。久しぶりにHoratioの好敵手ですね。 「俺には、あらゆるところに目も耳もあるんだぞ。」by Rossi 「私もだ。」(Join the club.) いつもの捜査をしようとした矢先、CalleighのところにStetlerがやってきて、Collinsが捜査官の能力がふさわしくないと訴えたので担当から外すと言う… Rossiはダンが作った"Solve a crime with Calleigh"という例のストーカーサイトで、Calleighがメモを拾っているシーンを裁判所の申し立てに利用していた。これについてStetlerはルールだからしかたがないと言いながら、CalleighはそれがEricのメモだという事を明かしませんでしたね。 「あれは私のノートよ。」 「君は証拠品をどう処理したらいいのか、知らないらしい。信じてくれ、私も署も君がヒーローだと言うことは判っているんだ。」 本当のことを明かすとEricに問題があるということになってしまうので、Calleighはかばうのでしょう。腹立たしいけれど使われた銃の検査を中止してしまう。「すまない。」 Stetlerも悪意でやっているわけではないということはよく分かりますが、 「あなたは私が10年も警察にいて、なおかつ自分の能力を証明しなければならないというのね。」と言われて 「システムは完全じゃないんだ。」と逃げるだけ。「完全じゃないと困るわ。(And yet it still demands perfection.)」 今シーズン何かとルールを持ち出してきたStetlerもそろそろ変化が出ても良いと思うのですが。 ロッカールームでのE/Cシーンは、おそらく2人の告白タイムだったのかも。(大爆) 自分のためにCalleighが担当を外されたと知ってEricは納得できない。 「あなたが撃たれてからあまりに早く復帰 したから、多分早すぎたのね。私はあなたが大丈夫だというだけでハッピーで、だからそのことについて何も言わなかった。言うべきだったのかも。」 「言えば良かったんだよ。」 「じゃあ、どうなの今は大丈夫なの?」 「・・・」 「私たち、話さなかった。あなたも言ってくれなかった。」 「まだ渦中にあるんだ。薬に頼り、セラピーに頼り、メモを作ってそれに頼った。」 「言わなくてはならないことがある。これはあなたのことを思うからよ、わかるでしょ?(because I feel for you, and you know that. )でも、もし一つの記憶の欠落で、多くの殺人者を釈放することになってしまったら…」 「…カンニングペーパーだって?仕事はテストじゃないんだぞ。間違いは許されない。だから ノートを作った。おれが一度も医者にかからなかったと聞いたらお前は気分良くなるのか?」 EricはStetlerに真実を伝えると言うが、Calleighはそれを押しとどめ、「私の替わりにあなたが彼を逮捕して」と頼む。 しかし、Rossiは今度はEricのセラピーの録音を持ち出して、これを公にするぞと脅してくる。なんと、Ericが撃たれて1ヶ月後に仕事に復帰するときに受けたセラピー内容を盗聴していた?! ここで、Ericは「フラストレーションを感じる。仕事もチェックすることが一杯で、今年が何年なのかも判 らないときもある。」と告白。シーズン5で早すぎる復帰は本当に早すぎたわけです。それを必死に努力で補いながら来たわけですね。周囲にはそうじゃないように見せてきたのでしょう。 そして、同僚との関係を聞かれて親しい人がいる、名前は「キャ…」というところで録音を止めたEric。もっと先を聞かせろー! こうなってくると何もかもRossiが握っているような感じで、手が出せない。 しかしHoratioは、"It doesn't matter what he has on us. Because we're gonna destory him first."と言って、またまた白衣に変身して車両ラボへ。(爆) DeckerとRossiはつるんでいた。 「真実を言えないのなら、私はRossiのオファーを受け入れることになる。Rossiは君が全て仕組んだと言っている。さて、君はどうしてほしい?」 出た、Horatioのはったり!! 最後は多分あそこにあるだろう、と思ったところにマイクがありました。(笑) 「Wireはカットしたぜ 。」 「それが全部じゃないんだ。おしゃべりで助かったよ。」(Not all the wire. Thank you Kurt, for having a big mouth.) 「俺のオファーはまだ生きている。ラボに消せない秘密があるだろう?」 「おまえのオファーなど意味はない。おまえもだ。(Your offer is meaningless now. Just like you.)」 そして、ラストは驚愕の展開が! 逮捕されたRossiの倉庫を開けると、中には盗聴したCDが山のようにある。 EricとCalleighはその中から、「ジュリアとロン」、「エリック・デルコ」、「ホレイシオ・ケイン」と書かれたCDを手に取る… うぉー、その録音には何が入っているのでしょう。 Kyleの母ジュリアはもしかしたら、Horatioがブラジルで何をしたかを探るために、このRossiを使ったかも知れないですね。そのジュリア自身も盗聴されていたとなると、これがHoratioの手に渡ればプラスに働くかも知れません。 また、一体Horatioについてどれだけの秘密が知られているのか、またそれらがどうやって録音されたのかが気になります。今シーズンのHoratioの行動に何かと?が付いてきたのは、これのためだったのですね。侮れないな~ それに、Ericのセラピーの様子まで盗聴されていたとなると、警察内はスパイだらけということになりますし、この先の展開が気になります。 シーズンフィナーレはクリフハンガーだそうで、Eva La Rueの話だと大変なことが起こるらしくて、しかもKyleも出てくるらしい、となるとこのCDの中身が大変重要になってくるように思います。 最後に、Alexxのいないエピソードは寂しいですが、彼女が降りるのも何となく判るような気がしました。 マイアミは何シーズンにも渡って積み重ねた出来事でストーリーを作るので、Happy mamのAlexxを組み込むことが難しくなってきたではないでしょうか。彼女のシーンは癒しでもありましたが、ドラマの方向が変わってきたのだ、という気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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> 今までちゃんと見てこないと話が分かりません
今回は本当にそう思いました。 ピースがあれもこれも出てきましたね。 最終話できちんと収まるのかが心配です~ > Hの登場の仕方も実にCool 包丁に映ってこれほどインパクトがあるのはホレイショだけ(爆) > Horatioとしては申し訳なさそうに困惑した表情で奥さんを慰める この奥さん嫌いです!つい絶対この女が犯人だと決めつけてしまいました。 発砲したSWAT隊員に対してはかなり厳しい視線を送っていましたね。 身内だからこそでしょうか? > このRossiがふてぶてしいくてくせのある悪玉 憎たらしければ憎たらしいほどホレイショが冴えわたる気がします。 二人で色を揃えたようなシャツを着ていましたね(笑) > 今シーズン何かとルールを持ち出してきたStetlerも 今回も彼らしい嫌味があまり感じられなくて残念。 対するカリーはきちんと主張して皮肉もチラリと言ってカッコよかったです。 > それを必死に努力で補いながら来たわけですね。周囲にはそうじゃないように見せてきたのでしょう。 デルコがこれほど状態が悪いとは知りませんでした。 これを踏まえてシーズンの最初からじっくり見直してみようっと! 密かにカリーを見つめるデルコの視線に涙してしまいそうです~ > またまた白衣に変身して車両ラボへ バンパーを調べる姿も神々しかった(爆) > 出た、Horatioのはったり!! やっぱり「はったり」ですよね? 思わずそうだったんだ、と信じそうになった私… > Kyleの母ジュリアは…このRossiを使ったかも知れないですね そうそう、私もそう思いました! この強面二人のツーショットは想像しただけでも強烈だ~ > 今シーズンのHoratioの行動に何かと?が付いてきたのは、これのためだったのですね 最終話が俄然楽しみになってきました! (March 17, 2009 09:05:56 PM)
>包丁に映ってこれほどインパクトがあるのはホレイショだけ(爆)
わはは、演出を考える方は、ホレイショが写るところならどこでも良いと考えておられるのですね。そのうち写すところがなくなってとんでもないところから登場しそう。 >今回も彼らしい嫌味があまり感じられなくて残念。 最近はIABがどういう仕事なのか判らなくなってきました。(笑) シーズン4あたりから、リックもそう悪い人ではないなと思いますけどね。 >密かにカリーを見つめるデルコの視線に涙してしまいそうです~ 2人の関係に大きな進展のあるシーズンでしたね。一番近くにいてお互いに支え合っているけれど、それが恋愛なのか仲間としての感情なのか、お互い揺れ動きました。簡単にすぐくっつくカップリングもありますが、この2人についてはずっと応援したい気持ちになります。 (March 18, 2009 02:08:35 AM) |