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カテゴリ:The Blacklist
驚きの暴露があって、そして改めて終わりなんだなと寂しさが募りました。
グレンのママがちらっと出てきたのは、グレンへのオマージュかな、途中セリフにも「陸運局」という言葉あったのでそうかなと思いました。 チームは早朝にレッドから呼び出される。 先程まで知人と飲んでいて、フリードマン・レポートという空軍の機密文書が盗まれるらしいと聞いたという。 レポートはアメリカ国内で多数存在する核ミサイルの地下サイロが老朽化し修理が必要にもかかわらず、多くが放置されたままで破壊工作の対象ともなりうるということで、安全上の血管と弱点を詳細に記述したものだった。 盗むと言っているのが誰かについてはレッドは語らず、情報源についても言えないというだけでレッドは去っていく。 クーパーはレッドの態度が変だと感じながら、レスラーとデンベを国家情報局へ向かわせる。 ハドソンはプリチャードを呼び出し、さらにレスラーを探るように言う。 「あなたは友人ではない」というプリチャードだが、レスラーがレディントンと関わっている疑惑が深まったとし、連邦判事から令状を取ってレスラーの携帯を盗・聴することにしたので、プリチャードにソフトウェアをレスラーの携帯に仕込んでくれと頼む。 なぜ自分に?というプリチャードに、ハドソンはFBIや司法省には知られたくない、これはレスラーを悪党の手から救うことになるのだと言いくるめる。 ラザフォード副長官はFBIの要求に当惑するものの、レポートは昨日フリードマン大将本人が会議のために自宅に持ち帰ったと明かし、レスラーらはフリードマン大将宅に急行する。 そのころ、レポートが入ったノートPCを奪うため強盗団が妨害電波を出して工作中だった。 大将に連絡がつかないため、デンベはビデオチャットを思いつく。 FBIの警告を受けた大将はパニックルームに駆け込むが、強盗団も侵入してドアを開けようとする。 ところがFBIの到着を知った強盗団が作業を途中で辞めて撤収してしまう。 犯人の姿は隣家に2日前に取り付けられたカメラに写っていた。 警備会社からくじに当選したので急遽取り付けられたという。 犯人の男の身元は国会議事堂でメンテナンスの仕事をするシーモア・ジェイコブソンと判明した。 昨日は職場に出勤しており、議事堂内のカメラで40分ほど所在がわからない時間帯があった。 500もの部屋と長い廊下がある議事堂で、カメラの死角になっている417号室にジェイコブソンが入ったのではないかと考えられ、ドアを開けると、そこはおびただしい数のモニターが備えられた監視室だった。 なんと、議事堂内のあらゆる部屋、場所に監視カメラが仕掛けられ、議員だけでなく連邦司法ビル内の映像もあり、DCの政治家の半数が監視されていた。 さらに、古いFAX機があり使っていたようだ。 履歴を見ると、最後のメッセージは「レポートが今夜コロンビア・ハイツに届く」となっており、この情報をレッドは傍受していたのか。 レッドはFBIからの電話に応答しない。 FAXの送信先を突き止めればジェイコブソンの雇い主が判明するかもしれない。 ラザフォード副長官は事態の深刻さを受け止め各機関に連絡した上で犯人を突き止めるという。 しかし、クーパーは情報源を明かさず自分たちでジェイコブソンを追うと押し切る。 ハービーが議事堂のFAXが最後に送信した番号を突き止め、電気機械式交換機の会社に売却されているという。 20年前に法人化されたイヴリン・ストラテジーズという会社で、オフィスにFBIが踏み込むと、無人で大量のFAX機が並んでいた。 議事堂からのFAXが届くだけでなく、送信元は海外からのものがあった。 つまりこれは、アナログなFAXを使った諜報情報のネットワークということになる。 デンベはこれこそレッドの情報帝国だという。 しかも、デンベでさえこれを今まで知らなかった。 以前、レッドがリズに帝国を相続させるときにラトビアの情報センターに連れて行ったことがあったが、あそこでは、世界17か所から日々届く機密情報や権力を持つ人、犯罪者の秘密などを記録していた。 つまりブラックリストの源の一つで、アナログであることが探知を避ける最大の武器だったわけだ。 しかし、レッドはクーパーらが突き止めることをわかってフリードマン・レポートの強奪を告げたのか。 偶然に隣家で防犯カメラが取り付けられたのもレッドの差金か。 マリクはイヴリンという社名を実態のない企業を偽造するモルガナ・ロジスティクスのリストで見かけたことを思い出す。 ガサ入れで逮捕されたカヴァーノは高額の保釈金で仮釈放されているが、レッドはFBIに調べさせることでロジスティクスと国内の情報拠点を自ら潰したことになる。 プリチャードが仕掛けたソフトウェアで、レスラーの携帯からFBIでの会話がハドソンに筒抜けになった。 クーパーが12年間レッドがタスクフォースの情報提供者であった事や、その間にレッドが国家を脅かす監視システムを仕込んだことなどでFBIも国家反逆罪の共犯になったと語ると、ハドソンは最重要指名手配犯を政府が保護していたことの揺るぎない証拠だと息巻く。 帰宅したクーパーをレッドが待ち受けていた。 クーパーは自分の帝国を崩壊させる結果になったのは、最初からの計画なのかと問う。 レッドは犯罪組織の構成員が幸せに引退するため、FBIに追われているという危機感を与える必要があったと認める。 帝国を崩壊させることについて、レッドは物事には終わりがあるという。 最善の努力や意図をもって立ち向かっても、その努力や意図にも関わらず物事は終わるのだ。 それはまた、始まりをもたらすとも言える。 プリチャードは不安定になり再び薬に手を出す。 何も知らないレスラーはプリチャードを新たな断薬集会に連れて行く。 来週はついにタスクフォースに当局(といっても、どこの?という疑問がありますが)の捜査の手が入るということで、シリーズ最大の危機になりますね。 みなさんお縄になって、最終回は刑務所の中ということはないように望みます。 それにしても、プリチャードの不安定な行動はリアリティがあるなあ。 彼はレスラーのことを善人だと信じて守りたいにも関わらず、ハドソンに強く言われると、公僕として断りきれない。 その結果、レスラーは国家安全の敵という証拠が出て、自分を責めてしまう。 彼が一番の被害者かも知れません。 ハドソンは税金の無駄遣いを追及するまともな政治家から、今はレディントンとFBIの闇を暴くことに執着して変になっていく印象でした。 レッドとしては先手を打ったはずだったのでしょうが、ハドソンとプリチャードの関係までは気が付かなかったのかな。 でも、それこそハドソンの部屋に監視カメラを仕掛けることもできただろうに。 ブラックリストのソース、システムは「Nachalo」で説明されましたが、今回のは映像的な衝撃がありました。 FBIに出頭して情報提供者になることで、さらに政府への監視を深めたわけですね。 まさにレッドの犯罪組織が一大帝国になるのを下支えしたようなもので、ブラックリストのネタが尽きることはなかった。 さすがにクーパーは自分たちもレッドのスパイ行為の片棒を担いでいたことを知り、我慢の限界を超えた。 レッドに「話のポイントはどこだ」ということにも、もうつくづく疲れ果ててしまったというのが、レッドとの決別を示していますね。 だからといって、レッドへの怒りに震えることもなく、とにかく疲れたというのが切ないです。 レッドはアグネスのためにも、クーパーを救ってほしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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