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今週はいつものCriminal Intentらしい展開でした。ラストの一言二言もニヤリとしてしまいます。
ちらっと顔を出していたゲストのカレン・ブラックは「エアポート'75」などにも出ているベテランですね。さすが存在感があったので、もっと出番があっても良かったのにと思いました。 台詞で「コンテキスト」という言葉が強調されていましたが、マーケティングの分野では「コンテクスト・マーケティング」という用語があるのですね。(顧客の背景を理解・把握したうえで、それに沿った商品プロモーションを行うこと) フラーの自己変革セミナーなどは、それを応用してるのでしょう。でもタイトルはハイフンが入っていて「詐欺(con)」を匂わせているのが洒落ているなと思いました。(笑) オンライン・ギャンブルで指名手配されているコネリー親子が死体で発見される。 状況から息子のジミーが父親のミッキーを撃ち殺して自分も自殺しているように見えるが、ゴーレンは遺体に残る傷や、状態が極度に脱水状態で飢餓状態な点から、2人とも監禁されて殺されたと考える。ミッキーは稼いだ200万ドルあまりを隠していると思われるがまだ見つかっていない。ジミーの妻によるとジミーは父親と出張で出かけたまま連絡が取れなくなっていたという。 ジミーは自分の息子名義の口座で貸金庫を借りていたが、2日前に返却されていたことがわかる。銀行に残された監視ビデオにジミーによく似た男が映っていたことから、異母兄弟のダグ・モーガンを調べる事にする。 ダグは3年前から住所不定にも関わらず、カードを5枚も作っていた。支払い記録からダグの立ち回り先のホテルを調べると、どうやらそのバスルームで親子を監禁していたと思われる。 実はミッキーはダグ名義で口座を12も作ってそこに儲けの金を隠したが、ダグが気づきほとんどを解約した。ジミーは先廻して残りの20万ドルのみ手に入れ貸金庫に隠していた。それをダグが手に入れたらしい。 ゴーレンはダグの母親の話からジミーの現在所を割り出し、ダグを逮捕する。 意外にもダグは貸金庫からの盗みと殺しをあっさりと認める。しかしダグの物言いは何かの影響を受けていると考えられ、ゴーレンは監視ビデオに映っていた女を捜す。 ダグは2週間に一度、自己変革のセミナーを受けていた。 そのグレースノート・パワーリビングのセミナー会場に赴いたゴーレンらは、創立者のランダル・フラーに会い監視ビデオに映っていた女について質問する。 フラーは女は誰だか判らないと言い、ダグから寄付をもらったかどうかも覚えていないという。 ゴーレンはフラーがセミナーの受講者の資産状況をあらかじめ調べて、巧みに寄付させていたと考え、他に被害者がいないかどうか探す。 それによるとフラーを告訴しようとした被害者がいた。セミナーを通じてリナ・カルーソという受講生と親しくなったその被害者は、リナに操られてフラーに贈り物をしてしまったという。リナは監視ビデオに映っていた女だった。ダグも受講生だと思ってリナとつきあい、やがて金を払うように仕向けられていた。 しかし、リナもコネリー親子と同じように脱水症状のまま自殺しているのが発見される。 ゴーレンはフラーが口封じにリナを殺したと見るが、ダグがマインドコントロールされているので証言が使えない。 ゴーレンはフラーにダグの寄付金を返却するか、あるいはダグの自白を引き出すのに協力して欲しいともちかける。 人の心を操るのに長けたフラーとゴーレンの一騎打ちは見所ですね。 フラーから刷り込まれた指示を自分の決断として実行したと自信たっぷりに話すダグ。恐怖に打ち勝ち、良いことのために金を使い人生の成功者となったと信じている。 でもゴーレンはフラーに「あなたは殺人をして成功者となったダグのことをセミナーで紹介するんでしょ?」と追及する。 フラーに殺人は正しくないと認めさせると、今度はダグを攻撃。信じる土台を失ったダグに容赦しません。(泣)結局信念などなく、人からの受け売りを信じているから簡単に崩されてしまうのでしょうね。まずは自分の行動には責任を持つこと。 フラーも詐欺師の金に手を付けたのが運の尽きでした。警察をなめちゃいけません。 セミナーや偽宗教など、人の弱みにつけ込むこの手の洗脳で金を巻き上げる犯罪は本当に気分が悪いですわ。 現場でゴーレンがミッキーの眼球をいじるのはインパクトのあるシーンですね。(爆) 「おもしろいの?」とイームズに質問されて「別に」と答えるゴーレンがツボ。 今回G&Eは、またまた夫婦を装ってセミナーに参加し、イームズは肯定的だったのが面白かったです。カーバーの前で夫婦げんかみたいで。(爆) ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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