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最初はまた精神疾患の患者による犯罪かと思って見ていましたが、途中から意外な展開に。(でもこのパターンがSVUらしさなのですが)
最後は号泣しました。これがあるからLaw & Orderは長く続く価値があるのですね。 ゲストはERでドゥベンコ医師を演じているLeland Orserでした。ものすごい迫力ある演技にリアルに揺さぶられました。ほんと、すごかったね~ 以下、ネタバレ 5歳の少年アダムが自宅から誘拐される。 始めは別れた実の父親の犯行かと思われたが、アリバイがあり、次に元夫に子供を渡したくない母親の自作自演かと疑う。 しかし、外部の犯行でアダムを抱いた男性の目撃情報があり、雑貨店を探ったところ、中で店員が刺されており、地下室では店主が殺されていた。地下室では、誰かが寝泊まりしている形跡があり、アダムの写真があった。「テイト」という名前が書き込まれ、犯人は妄想を抱いて狙いを付け連れ去ろうとしていたらしい。 命を取り留めた店員の証言によると、親切な店主が精神疾患があるらしいケビンを地下室に住み込ませていたという。 アダムの母親によると、以前からケビンがアダムに関心を持ち気味悪がっていたという。 ケビンは酒が原因で仕事を失い、調子が悪くなって家族からも見放されてゴミを漁っている姿が見かけられたという情報から、周辺を捜索し、うろついていたケビンの身柄を確保する。 ステイブラーの取り調べにケビンは興奮しアダムの居所を聞き出すことができない。Dr.フアンは統合失調症だと言い、自白を目的に治療薬を与えることはできないという。 まずは入院させて治療し、落ち着きを取り戻してケビンの居場所を聞き出すしかない。しかし、運び出す途中でケビンが激しく暴れたために、フアンは抑制剤の注射をする。 辛うじて「大きな白い帽子の男」とつぶやいたのをヒントに、ステイブラーとベンソンはケビンの生まれ育った町を探し、アダムが匿われている場所を突き止める。 ケビンの起訴については、統合失調症を理由に有罪にするのは難しいだろうと思われたが、検事補のノバクは計画性があり、2人を死傷させていることから起訴するつもりでいた。 Dr.フアンの面接で、ケビンがアダムの居場所を聞き出そうとするステイブラーが妄想上の存在を持ち出して脅したために暴れたと認めたため、事態は複雑になった。 つまり、フアンの注射によってそれまでは正常でなかったことになり、責任能力はないと見なされてしまいフアンはステイブラーを責める。 その結果、事実が法廷で明らかになると、ステイブラーは法廷で証言できなくなり信憑性が疑われ、今後はSVUを辞職するか、内勤任務となってしまうという。 クレイゲンはノバクに不起訴扱いにするように求め、ノバクもやむなくそれを飲む。 裁判所で不起訴の処分が言い渡されるが、判事が精神治療施設に入れると言うとケビンがまた興奮し始める。 そこに行けば自分もマーサのように殺されると口走ったため、ノバクはもしケビンがマーサという人間の死に関わっているとすると、ステイブラーの証言を求めるというので、新たに調べたところ、ケビンは過去ジャクソン・マナーという施設を追い出されていたことが判る。 マーサというのはそこの患者で自殺していた。 ケビンによると、マーサは自殺ではなく熱中症で死んだのを施設が自殺として処理し、それを警察に通報すると言ったところ、薬が切れたとして与えられなくなり、追い出されたという。 SVUは施設が患者のための補助金を懐に入れて、薬を与えないでいるとして責任者から事情を聞く。 それによるとケビンはまだ施設にいることになっており、ケビンがマーサの死亡を偽装した事実の目撃証言をしたため、責任者は第1級殺人2件でノバクの取引を受け入れる。 ステイブラーは息子のテイトの写真が欲しいというケビンの約束を果たす。 まずは誘拐された子供を一刻も早く救い出さなければならないというステイブラーの気持ちは非常に共感できます。多少粗っぽいことをしてでも、容疑者から居場所を聞き出すことも必要かも知れない。 また、始め頃は小児性愛犯の犯行かと思われていたので、その先入観も入る。 「そんなことをしたら、あいつに殺されるぞ」とつい口走ってしまったステイブラーは、軽率だったと言われても仕方ないのでしょうが、捜査の難しさを痛感しました。 病気であることは罪ではないのですね。 子供の救出だけで終わらないのが「Law & Order」の奥深さであり、醍醐味でもあります。 どこに責任の所在があるかを突き詰めていくと、ケビンは被害者であることが判ってきます。 きちんとした治療を受けられず、薬を飲むことができなかった、その状況を作ったのが金儲け主義のずさんな施設経営だった、ということで、親切な店主の死の責任も問われました。 ノバクが取引にしたのは刑が軽くなるということもあったでしょうが、裁判でステイブラーを証言させないためでもあったのでしょうね。 とにかくケビンの印象が始めと最後では全く違いました。そして、ステイブラーが最後に写真ではなく息子本人を連れてきた時には思わず泣けてしまいました。 ケビンも息子を守ろうと必死だっただけで、やっとこの家族には幸せが訪れるのでしょうね。 家族思いのステイブラーらしい行動で、感動しました。きちんと謝罪もしていましたし。 ところで、今週ノバクはなんとバッティングセンターでボールを打っていた? そういうのが趣味というか、SVUに来たことのストレス発散?(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Law&Order:性犯罪特捜班 S2-20] カテゴリの最新記事
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