|
カテゴリ:Dr.ハウス S1
「自己犠牲」
母親を取るか、赤ん坊を取るか辛い選択を強いられた夫が気の毒でした。 現実にこういう事もあるかも知れないし、いろいろ考えさせられるエピソードですが、患者を救いたいというハウスらしいところが見られて好きなエピソードですね。 ヴォグラーとの闘いにもつにピリオドが。 39歳のナオミ・ランドルフが妊娠28週で運転中意識を失い、病院に運ばれる。腎臓と肝臓に異常が見られ、チェイスは妊娠中毒症ではないかという。過去に3度の流産を経験していてハウスは自己免疫疾患を疑う。 胎児には異常はなかったが、患者は突如嚥下ができなくなってしまう。MRI検査の途中陣痛が起きたので対処するが、眼瞼の下垂が見られ、喉の奥に腫瘍があるのが発見された。 ウィルソンによると患者は小細胞肺がんを患っており、患部が食道を圧迫していた。すでに転移が進み腫瘍随伴症候群によって全身の症状が出ていたのだった。 ウィルソンはガンが急速に進むため、すぐに帝王切開で出産し、化学療法、放射線治療を始めなければならないという。それでも余命は4ヶ月だった。 しかし患者は出産後の赤ん坊の生存率を少しでも高めるために、手術をあと1週間待って生存率を高めたいと訴える。ただ、そうすると患者の命が危険になる。 ハウスは、治験中の臨床薬を用いガンの治療を進める手配をするが、とにかくすぐに始める必要がある。 患者は最初の子供をアレキサンダー病で亡くしており、子供の命を優先する考えだったがハウスの説得によって考え直し、手術に応じることになった。 しかし手術直前に、ヴォグラーから中止の命令が入る。臨床薬の使用条件に満たない手術は許認可に影響を与えかねないという。 やがて患者が肺塞栓を起こし緊急手術で対処するが、母体の状態から帝王切開を行うと命は保証できない。しかし、腹部で内出血を起こしたため、ハウスは動揺する夫に帝王切開の同意を取り付ける。 手術によって患者は助からなかったが、赤ん坊の命は救われる。 クリニックでは、肺炎の赤ん坊を診察したハウスが栄養状態の悪さに気付き、両親が間違った食事を与えていることがわかる。当局に虐待として通報することもできるが注意だけですませる。しかし、誰かが警察に通報して両親が逮捕されてしまう。実は見かねた看護師がカディに報告し、カディが通報したのだった。それはヴォグラーの攻撃からハウスを守るためであったが、ハウスは子供の栄養状態の原因は甲状腺の異常であることに気付き、カディは訴えを取り下げる。 パーティでのスピーチでヴォグラーの怒りが頂点に達し、ヴォグラーはハウスを辞めさせるように役員会に働きかける。ただ一人ハウスを庇ったウィルソンも首になることになり、ハウスを解雇する投票に至ったが、カディは反対動議を出し、ついにヴォグラーは巨額の寄付金と共に病院を去ることになった。 ハウスvs.ヴォグラーは結局本人に関わりなく決着が着いたわけですね。 自分の意見を通す度に反対する役員を首にするというやり方に、さすがのカディも「私たちはビジネスの所有物ではない」と反対する。そろそろ潮時でしたね。 最初に純粋にハウスのために立ち上がったのがウィルソンだというのも泣けるところです。(爆) それなのに「カディに言い寄ったのか?彼女は俺のものだ」と言う台詞にはにやけてしまいます。 クリニックの赤ん坊についても、ハウスの落ち度にならないようにカディは守ってやり、総合的に判断するカディではありますが、結果的にハウスのために行動するところが好きです。 子供を取るか、母親を取るかと言う話はその立場を想像すると辛すぎて語れないです。でも、ママは命を賭けてお前を産んでくれたと聞かされて大きくなるのでしょう。父と子供の絆がさらに強まると良いですね。 キャメロンが自分から辞めた事を強調するハウスに、フォアマンは自分のプライドしか頭にないのかと批判する。チェイスにはお前は何もしなかったと怒る。 フォアマンのチームプレーヤーぶりが感じられる言動ですね。 チェイスはヴォグラーがいなくなって、肩の荷が下りたことでしょう。(笑) ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 17, 2009 10:33:15 AM
コメント(0) | コメントを書く
[Dr.ハウス S1] カテゴリの最新記事
|