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カテゴリ:CSI:マイアミS10
『捨て身のギャンブラー』
ゲストに「レバレッジ」のハーディソン役Aldis Hodgeと、「デスパレートな妻たち」のアンジー役だったDrea de Matteoが出ていて、それぞれが持ち役をイメージしたキャスティングだったので、まるでクロスオーバーを見ているようでした。名前の紹介のしかたも、「レバレッジ」ぽかった。 ケーブル系のドラマの場合は、レギュラーでも他のドラマに出演できるのですね。 高額の現金を賭ける違法なポーカーゲームの場に、大胆な手で強盗が侵入する。 高層ビルの窓がそんな簡単に割れるのか?と思いますが、とにかく犯人はバリバリと自動小銃を撃つ。殺すのが目的ではなく、テーブルの上の金が目当てだと思っていたら、ハリウッドの有名映画プロデューサー、Paxtonだけ弾に当たって死亡していた。 他の客は映画スターのHuntsman、ラップスターのStiles、そしてなぜかこういう場所には不似合いの主婦のEvelyn。 銃がメインの事件だけに、今週はCalleighが活躍しましたね。 被害者は意外な方向から撃たれていた。腰から「地下鉄を通って」首に抜ける。この手の弾道の珍しい事件も、過去にありましたね。 「じゃあ、弾丸はどこに?」「悲しいかな、それは私の専門ではない。」 Tomは本当に良い味を出しています。レギュラーにしてあげて欲しいです。 ラボにはWalterの元同僚、ナイトシフトだったSamantha Owensが登場。 「はーいテディベア」というのは良かったけれど、 この人は長居をするのでしょうか。そんなにラボガールを取っ替え引っ替えしなくても良いように思いますが。 Stilesは人気ラッパーなので、パパラッチがすぐに集まってくる。Paxtonから飛び出した弾は、Stilesの腕に当たっていた。何と、自らピンセットで弾を取り出すラッパー。 そういえば、撃たれた方が曲が売れるという過去のエピソードもありましたね。 強盗が撃った弾と取り出された弾は不一致。ということは、2番目の射手がいたのか? 意外にも主婦のEvelynが銃を所持していたことから、逮捕された。 Horatioとしても、理解できないらしい。事情がありそうだという、静かに聞く姿勢を見せます。同じNY出身のCarusoとの2ショットはゴージャスですね。 Evelynの息子Kevinは、今回の犯人らしき男にポーカー中に襲われ、頭を殴られて後遺症が残った。Kevinは優秀な子だったが、父の死などでギャンブル依存になってしまったらしい。 その犯人に復讐をするために、家を二重抵当に入れてまで、無理に違法ポーカーに出ていたという。違法ポーカーには、Kevinと同じ胴元のJoeyに入れてもらった。 今回は出番が少なかったRyanが窓ガラスが簡単に割れた原因を見つけました。 共犯者が内側からガラスに傷を付けたらしい。映画スターがセラミック製の眼鏡をかけていたことから、容疑者第2号となりました。 Everlynは銃を発射しておらず、Paxtonを撃った45口径の銃を見つけるため、CSIとしてOld Schoolな赤い糸を使った現場検証を行う。今更ですが、確実な方法だということが判ります。「これは暗殺だわ。」 ナイトシフトで実力は折り紙付きなのでしょう、ラボ女Samanthaがいかさまポーカーのネタを解明。 この方法はこの間見た「サイク(Psyche)」のネタと同じですね。私はすぐに眼鏡をかけた映画スターを思い浮かべました。 ところが、眼鏡でなくてコンタクトレンズだった。(笑) 母親の息子を思う気持ちは強く、この辺も「デス妻」を思いだしてしまいました。 Horatioが受付でコード付の電話で話すシーンは珍しいですね。 普段、訪ねてきた人に「何か用ですか」と言うこともありますし、デイド署ではHoratioは何でもするんですね。(笑) 事件で記憶や認識に混乱があるKevinが母親を訪ねてくると、Horatioは家までKevinを送ってやる。家は金目の元はなく、Evelynの必死さ(desperate)が判ります。もちろん、Hはこういう時は放っておけない。(爆) 暗殺者が潜んでいた排気ダクト内に、血液のパターンが付いていた。どうやら、犯人はタトゥを彫ったばかりの状態らしい。 Frankはそのタトゥを入れるギャングのメンバーの中から、Carl Rainesが怪しいという。すごい、歩く犯罪データベース。 ところがRainesを張っていたところ、銃を向けた制服警官をRainesが撃ち殺してしまいEricがしかたなく、撃ち死なせてしまう。この辺は何ら、ためらいないのがマイアミでしょうか。 あのO'Shayが内部捜査だとか、言わないのかな。Stetlerの存在が懐かしいですね。 Rainesの車から見つかったフラッシュメモリーには音楽が入っていた。この辺でもうピンと来ますね。今回は本当に捜査の進展が早かったです。 RainesはStilesのボディガードをしていて、先日強請ったので首にした。言い訳する情けない雰囲気は、まさにハーディソンです。(笑) 一方、JoeyはKevinの認識状態を良いことに、とことん金を巻き上げていた。 「今日中に、Kevinから巻き上げた金を1ダイム残らず返すんだ。刑務所に行くか?」ここは運昇さん風。(笑) 焦ったJoeyはPaxtonを殺したかった客を知っているという。またまたStilesの名前があがる。 とにかく、Stilesは同じゲームに出たがっていた。しかも、ダイヤの指輪に窓ガラスを削った証拠が残っていた。 映画プロデューサーとラッパーの関係はどこに? Stilesを主役とする映画の話が進んでいて、金をはたいてサウンドトラックまで用意したのに、突然方針変更で主役は別の役者になったという。「君にはエッジがないんだよ。」 作り上げた名声が、これによって崩れていく。 Paxtonに全てを奪われたというStilesは、現金を賭けるポーカー専門の強盗犯に情報を流した。ずるがしこいことに、その強盗にPaxton殺しの罪を着せようとしていたのだった。 共犯者を騙すというのもまた、知能派のハーディソンというか、レバレッジ風です。 というか、Evelynが復讐すると言うことが、「レバレッジ」でしたね。 ただ、CSIは弾丸の違いを見逃さないですよ。しかも自分の腕に当たったのだから、自業自得ですね。 結局、自己満足に終わったという事ですね。 ポーカー強盗は誰も傷つけていないというが、HoratioはKevinの人生を奪ったと告げる。彼を逮捕してもKevinの人生は戻らない。Horatioの苦々しい表情はそういうことでしょうね。 逮捕者が命をよく落とすデイド署の前でEvelynが待っていましたが、今度は大丈夫でした。(笑) 「これがチーフのいう、厳しく締め上げる(rough me up)事か?」 「あのな、これはまさに君次第なんだよ。(You know, it's really gonna be up to you.) 君にはあの子に1ダイムたりとも残らずに返して欲しい。聞こえたか、1ダイムだぞ。」 Horatioの言葉にどれだけの拘束力があるのか判りませんが、金を返す事で逮捕を免除するという言うことでしょうか。 1ダイムたりとも、とこだわった理由は最後に判りました。 Kevinは母親の口座から下ろした二重抵当の金をそのまま持って帰ってきたという。 多分、今は本当にそう思っているのでしょうね。Kevinの間違いをカバーするHoratioの心遣いでしょう。昔のエピソードで、ユージーンに優しかったHoratioを思い出しました。 後味は良かったですね。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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