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カテゴリ:CSI:マイアミS10
『地獄へ堕ちろ』
美少女コンテストのエピソードというと、以前にあったのではないかと思うほどありふれていますが、マイアミらしい味付けがされていましたね。ラストはきっと物議を醸す事でしょう。(笑) マイアミで開かれた美少女コンテストの舞台裏。出演者本人以上にママの力の入れ方が目に付きます。まずは親同士がライバルなのですね。 CSIたちも言っていましたが、幼稚園児くらいの年齢で化粧の濃さも気になるし、作り笑顔が美しいとは思えない、全く同意できないイベントです。 にっこり、白い歯を演出するマウスピースをはめて「私ウサギちゃんみたい」と、子供ながら判っているのですね。もちろん、金もかかるし父親とはもめる事があります。 有力候補のMelroseの母親がホテルのベッド横で目に前回優勝の王冠(crown)が刺さった状態で見つかった。Melroseはバスルームに隠れていて、自分の母親が死んだ事もまだ理解していないようだ。 「今日の優勝者はなしだな。今日はなしだ。」かならず2回言うのがHです。 何ヶ月もこれにかけてきて、金もつぎ込んでいるため、対抗馬のToriの母親は何が何でもコンテストを続けろと言い張る。まずは疑いの目が向けられますね。 Melroseの家族は父親と姉の4人家族だが、母親はMelroseにべったり。 幼い彼女が何を見たのか、Calleighが慎重に話を聞く事になった。実際に母親となったEmilyの人柄がにじんでくるような温かさ、優しさです。Melroseもすっかり信頼してCalleighになじんでおりました。 Walterが凶器の王冠から見つけた毛髪はMelroseの姉のJanのものだった。 彼女の髪の毛を妹のヘアピースに使っていたのだが、Janもかつてはコンテストに出ていたという。 母親が妹に罹りっきりなのを妬んでいたのかとと問われて、家族仲良く協力しているという。それよりも、Toriの母親Aliciaはクレイジーだ、というので話を聞きに行くと「痛い!」とわめき叫ぶ子供の声。 この子は叫び方が激しいです。(笑) Nataliaが我が子を飾り立てるのも、やりすぎは虐待にも通じると言ってもどこ吹く風ですね。AliciaはMelrose母子の部屋に入った事を認め、しかもその証拠もあった。 しかし「殺していない」と全く動じない。 Calleighに対してMelroseは本当に子供らしい表情を見せ、先ほどとは全く違います。心の傷を広げないように、慎重に目撃証言を取る事になった。 Melroseを面接した専門家はFOX系のドラマに良く出てくる人ですね。この時の話は後で考えると何が言いたいのか、判ります。 パパがママを痛めつけたというので、HoratioとFrankが父親を聴取。父親はただ、くだらない事に金がかかると言い争いをしたという。これは子供の立場から見ると、辛いですよね。 一方、主催者のEdwinとDarla Chambers夫妻から借りた映像記録を見ていたRyanとCalleighはおかしな事に気づく。 犯人のターゲットは母親ではなく、出場者のMelroseやToriだった。彼女たちの写っている場面になると映像がゆがみ、誰かがテープにアクセスしたらしい。 CSIが心配したとおり、Toriがホテルから姿を消す。 Calleighはテープを誰に渡したのかDarlaに強い態度で質問する。 「あんたにはそんな権利ないでしょ。」「私には相当の理由がある。(I have a probable cause.)」 何と、この夫婦、夫が小児性愛者で妻がその手助けをしていたのだった。 Chambersの自宅に急行したCSIチーム(もちろん、Hが先頭)は、裏庭におぞましい光景を発見する。 テントに子供を鎖で縛って監禁していた痕跡だった。少なくとも、Toriはそこにいた形跡がある。 さすがにToriの母親も普通の母親の表情に戻りますね。美少女コンテストの世界が最も忌むべき犯罪シーンへと切り替わった感じです。 多数の子供の物らしき遺留品の中にはMelroseの姉Janの指紋が付いたオルゴールがあった。まさか、彼女もまたEdwinの被害者だったのか? Janは無理矢理心の中に辛い思いを押し込んで、そのことは思い出す事ができないという。 HはDarlaを尋問し、Toriを連れていると思われるEdwinの居場所を聞き出そうとする。このままでは共犯となり、有利になるため取引を申し出るDarlaに、Hは言葉は優しいけれども厳しい態度を取りますね。 ラボではSamとWalterとRyanが証拠を見直し、王冠の内側に日焼けメイク用の茶色の色素が浮き上がっているのを発見。信じられないことですが、子供をメイクで日焼けしているように見せるのですね。 CalleighがMelroseにその王冠を持たせると、指の痕がぴったり一致した。 これまで彼女が事件についてあいまいな話をしていたのも判ります。事故だったのですね。 Melroseにとって大きな心の傷になりそうです。 それだけでなく、姉のJanもコンテストの間に数時間誘拐されたという経験があた。この家族にとって美少女コンテストは悪夢というか、災厄だったわけですね。 Melroseを面談した先生は今度はJanも、欠けた記憶を蘇らせる。これまで何をしてもだめだったというのに、優秀な人ですね。 Janの断片的な記憶から、Edwinは映画館に被害者を連れて行ったということが判り、HとNataliaは一路、無人の映画館へ。 カートゥーンをバックにしたHoratioはちょっとしたホラーのようで、でも新鮮でした。(笑) 向こうのアニメは無機質な怖さがあります。どうやら、Edwinも子供の頃被害にあったらしい。 「お願いだ、友達になってくれる?」 「私は君の友達になりたい。」これを吹き替えではどういうでしょうね。 「エドウィン」これは想像できます。(笑) 窮したEdwinは自分を逃がさないとToriを撃つぞとHを脅す。 「Edwin、その必要はない。行け。早く行け。」 放たれた獲物を追うようにHはするするとEdwinを狙う。そして、追い詰められて反撃したEdwinをHは容赦なく撃ち、その反動でEdwinは2階席の手すりから落ちそうになってぶら下がる。 この場面、かつて同じようなのがありましたね。 シーズン1の最終話で小児性愛者で脱獄したオーティスが水族館のバルコニーから飛び降りようとしてHは彼を撃つのではなく、助けた。それは彼らしい行動だったと思います。あの時は裁くのは自分たちの仕事ではないと、モラルそのものというHoratioでした。 しかし、今回Hは冷淡に銃を向けて、ただEdwinが落ちて行くのを見つめている。 "I think you're gonna fall." "And you've got help me! " 銃を下ろしたHは白々と"Do I ?"と言い、Edwinはまもなく落ちて死んだ。 積極的に助けないというだけじゃない、そもそもHoratioが撃ったから彼は落ちたのですね。無責任ではいられませんが。でも、誰も見ていないしStetlerもいない。 このHoratioの行動に対して、がっかりしたという意見や当然でしょうという意見、そして10年間に彼も変わったのだという意見、いろいろ見ました。語りたくなりますね。 Toriは無事救い出されましたが、再びコンテストに出場するのかどうか。母親も考え直して欲しいですね。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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