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カテゴリ:NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S7-9
『チェックメイト』
シーズンフィナーレ。 これまでにない、とんでもない、派手な展開で驚きました。 スケールが大きくなって、ちょっとCSIマイアミを思い出しましたね。(大味なところ) 必要以上にストーリーを引っ張った感じがありました。 天下のアメリカ海軍を相手に、そこまで一人で闘えるものでしょうか。(爆) それでも、続きが気になる終わり方はさすが。来週には続きが見られるので良かったです。 FOXの予告編はネタバレしすぎですよね。あれでは、誰が助かったのか判ってしまう。 NCIS史上、最強最悪のハーパー・ディアリング役のリチャード・シフは「The West Wing」のトーミー・ジーグラーでしたね。大物の貫禄もなるほどです。 ヴァンス局長は一旦海軍工廠に戻ってから、自分の車を運転したまま行方をくらました。 車だけが発見されNCISが捜査をするが、ヴァンス局長は私有地の墓地にある霊廟で意識を取り戻す。 隣にはミイラ化した遺体があり、そこに「お前のキングは狙われやすい」と書かれたメモがあった。 ヴァンス局長はかけつけたギブスらに、3人の男に車を止められたという。 霊廟に埋葬されていたのは海軍のウィッティング大尉で、体内からは馬と思われる動物の顎の骨が見つかった。聖書の引用らしい。 ウィッティング大尉はディアリングの息子エヴァンが死亡したテロ事件で最初に死亡した被害者だった。 船体の鋼鉄に欠陥があったことを知り、海軍は漸次対応していたが、その船の対応はまだだった。 NCISはディアリングの次のターゲットはNCISではないかと考える。 ギブスは過去にラーソン特別捜査官と担当した事件で、3人の水兵が連邦法に違反し処罰を受けた事件を調べ直すようにいう。 その3人の水兵のうちの一人がエヴァン・ディアリングで、事件後爆破事件があった船に異動になっていた。 ギブスはこちらからディアリングに仕掛ける事を考えていると、ライアン博士にいう。 馬の顎の骨は競走馬のものと判り、ラーソン特別捜査官が引退後牧場を経営しているというので、自宅に向かうと、ギブスたちの目の前でラーソンの家が爆破されてしまう。 現場近くにはディアリングが残したビデオカメラがあり、ギブスへのメッセージがあった。 船の欠陥を指摘するために兵士たちを殺すのはもう止め、これからはエヴァンのために行動するという。 ディアリングの前妻がNCISに呼ばれ、ギブスらが話を聞くが、息子の死に対しディアリングは立ち直れなかったという。それだけでなく、彼の良心は失われた。 結婚式を控えたパーマーは、NCISの緊急事態の中、結婚式を中止しようかどうか迷う。 捜査官たちは参列できないが、ダッキーは参列するというので出発することにする。 ライアン博士はディアリングの情報を分析し、ファントム8のメンバーで今は刑務所にいるジョナサン・コール(ストラットン)との繋がりを見つける。 コールは取り出したチップの情報を闇マーケットに売り、それをディアリングが買ったらしい。ディアリングはコールを手下に雇いたいと考えていたという。 ライアン博士とギブスはコールを釈放し、ディアリングに雇われるように、おとり捜査をさせようと考える。 そのライアン博士にディアリングから電話があり、博士の息子パーカーに危険が及ぶと脅す。 幸いパーカーは無事だったが、ライアン博士は動揺する。 NCISに身柄を移されたコールは、ディアリングにチップを売ったことを認め、取引をちらつかせてギブスらの提案を呑む。 ライアン博士は元夫のリアム・ダンが急遽釈放されたと知り、怯えてパーカーと連れて逃げるという。 ディアリングは判事を買収したらしく、ライアン博士はギブスが止めるのも聞かず、去っていく。 釈放されたコールにディアリングからメールが届き、待ち合わせするという。 しかし、現場にはディアリングは現れず、その代わりギブスにメッセージを残す。 「ヴァンス局長には興味はない。興味があるのは正義。」 ヴァンス局長は、これから海軍長官に会いに自分の車で出かけるところで、ギブスは車に何かがあると察する。 海軍工廠にいる人々に避難を呼びかけたギブスは、爆弾処理班が到着するのを待てないというコールを伴い、車を調べる。 車はNCISの正面に駐車されており、2人は車に大量の爆薬が仕掛けられているのを見つける。 携帯電話が起爆装置になっているのを見たコールは、ギブスにその場を離れるように言う。 しかし、携帯電話が鳴り大爆発が起こる。 パーマーはDCの人々の力になりたいと、結婚式を繰り上げて戻るつもりだった。 その頃ダッキーはDCから事件の緊急連絡を受け、誰もいない波打ち際で倒れてしまう… To be continued... 一応、シーズン9の始めに出てきたストラットンや、その前から継続している埋め込まれたチップなどのストーリーを拾って、別物の個人の恨みによる連続テロに結びつけているのですが、ディアリングのBig Badぶりが犯罪捜査ドラマを超えた、ちょっとしたジャンルものの展開だなと思ってしまいました。 科学捜査のプロに対して神出鬼没だし、金の力にものをいわせて本当にすごすぎます。007レベル? でも、爆破シーンの迫力はさすがで、ショッキングなラストでしたね。 ギブスとアビーは地下のラボに、トニーとジヴァはエレベーターに閉じ込められたのは判りますが、ギリギリまでコンピューターのデータをダウンロードしていたマクギーがどうなったのか、気になります。 また、引退を匂わせていたダッキーの状態はどうなのか。高齢ですし、あの場所なので早くパーマーくんが助けにいかないと危ない。 まあ、各キャストの契約更新が上手くいなかければ、いなくなるという事だったのでしょうね。(汗) とりあえず、ディアリングは逃げているままなので捕まえてもらわなくてはなりません。 ストラットン(コール)は最後に急に良い人になった印象でした。 スリルがたまらないというだけで、ギブスを逃がさないでしょう。 取引があったにせよ、危険なおとり捜査を引き受けるのもキャラクターが変わったかなという気がしました。スコット・ウルフだしね。 さて、問題のサマンサ・ライアン博士はこれで完全に姿を消すのでしょうか。 彼女がかたくなにプライベートを守ってきたのは、元夫との問題だったのですね。何をしたのかは知りませんが、彼からずっと逃げてきた感じ。 ギブスはそれを知っているような感じでしたね。だから裏の気持ちを察して、優しくできたのでしょうか。 母親も母親ですが、ついに登場した息子のパーカーくんもなかなかのませた子でしたね。 グレン・クローズの「ダメージ」に出てきた息子のイメージと重なります。 一度きりにしては、惜しいキャラなのでまたいつか出て来るでしょうか。 私としては、これっきりでも良いのだけれど、ギブスは優しいからこの事を将来に残しておくかも知れませんね。 それにしても、パーマーくんの結婚式をちゃんと見せて欲しいなと思います。 シーズン10に期待です。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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