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『孤高の狙撃手』
何だか、ギブスの過去を振り返るシーンが多いので違う雰囲気でしたね。 でも、話数を見て納得。記念すべき300話でしたか。 これを機に、ロングランシリーズも新たな段階に入ってく事を期待します。 ギブスありきのNCISですから。 イラクで旅行中のドッド兵曹長夫妻が、スナイパーに撃たれ死亡した。 遺体は回収されて、NCISに届けられる。 現地では武装勢力による無差別攻撃か、と考えるが、1.6キロ圏内に目撃者がおらず、高性能の銃によって撃たれたようだ。 撃った狙撃手の腕前も相当なものと考えられるが、実は現場から5キロ離れたところで2ヶ月前に銃撃戦があり、狙撃手を含む海兵が4名が攻撃された。 今この場所はイラク軍の前哨基地となっている。 彼らは高性能銃XR-30のプロトタイプを使っていて、この銃は2キロ離れた場所からも、自動照準で狙えるという。 その銃はRPGで攻撃を受けた際に破壊されたと思われていたが、今回、盗まれて使用されたとも考えられる。 たった一人の生き残り、アーロン・デイビス軍曹は酷い怪我を負い、事件のPTSDに苦しみ、今は入院して口を閉ざしているという。娘も寄せ付けない。 ギブスはコンファロン医師に頼み、デイヴィスから当時の話を聞くことにする。 しかし、デイヴィスはギブスを見て、頑なな態度を取り出て行ってくれという。 NCISは、ドッド兵曹長が国防総省の財務担当だったことで、狙われたのではないかと考える。 ギブスはデイヴィスの娘ライリーから話を聞くよう命じる。 ライリーは、父親が体に酷い傷を負っているのを見せたがらず、自分を追い出したという。 それでも、デイヴィスは音楽がとても好きだった。 軍の病院には、負傷兵を含む「音楽隊」が結成されており、デイヴィスはこれの練習を毎日見に来ているという。 ライリーはとても観察眼が高く、父親について積極的にNCISに話をした。 ドッド兵曹長の夫、スペンサーのパスポートがダレス空港で使われたという知らせがあり、NCISは偽造されたパスポートを使った人物を追う。 実は夫のパスポートを盗むのが目的で殺したのか。 パスポートを使った人物は、ロバート・クィンと名乗り、モーテルに宿泊していた。 NCISが乗り込むと、クィンは留守で、ベッドの下から盗まれた銃を分解してバグダッドから送ったと見られる段ボール箱が見つかった。 ばらばらにして送り、こちらで組み立てたと考えられる。 それならば、標的は誰なのか? ギブスは元狙撃手の忍耐力で、デイヴィスが心を開くのを待つ。 デイヴィスは根負けしてギブスを受け入れる。 ギブスは妻と娘を失った事に触れる。 デイヴィスによると、XR-30のスコープを使って武装勢力の動きを監視していたとき、突如、別の場所にいた仲間からRPGで攻撃され、仲間と銃を失ったという。 目の前で仲間は木っ端みじんとなり、その状態で救助を待つしかなかった。 犯人の手がかりになるような目撃情報はなく、自分の銃は見あたらなかったという。 アビーは回収した段ボールに数字のようなものが書き込まれているのを見つける。 結局段ボールからは犯人の指紋などは検出されなかったが、イラク軍の前哨基地には以前設置されたカメラが残っているかもしれないという。 至急、カメラの回収を命じる。 ライリーが父親を訪ねたら、いなくなっていたという。 すぐに携帯電話の位置情報で、ギブスがデイヴィスを探す。 デイヴィスは銃を持ち出していた。 XR-30を盗まれたことではなく、ライリーにこんな姿を見せたくないのだとギブスに話す。 ギブスはライリーにとって、今も父親は変わらないと言い、セラピーを拒むデイヴィスに助けが必要だと説得する。 回収されたカメラには、クィンらしき男が写っていた。 マシュー・クロスという、イギリス人で、子供時代を湾岸戦争後のイラクで過ごし、問題を抱えていたようだ。 アビーは段ボールに書かれた数字は空港で使われる通信の周波数だという。 クロスは離着陸の情報を傍受していて、標的は航空機だと思われる。 周波数はラファイエット空港で使われているもので、NCISは関連機関にテロの情報を流す。 ギブスは空港が見渡せる場所に陣取り、クロスが現れるのを3日間待つ。 ビショップは飛行計画を監視していたが、管制に登録がいらないVFR機の離陸が行われようとしていた。 乗客にサウジアラビアの役人、バシャラットがいるという。 ギブスはクロスを見つけ、撃ち殺す。 ギブスはデイヴィスに、銃を取り戻したと告げる。 デイヴィスはライリーとも親子の時間を取り戻し、前を向いて歩いて行きたいという。 ギブスはこれまでカウチで寝ていたが、やっと寝室のベッドで寝る事を考える。 JAGのハーモンはパイロットでしたし、ギブスはスナイパーだったということですね。 だから人を寄せ付けず、忍耐強く頑固だった。 ダッキーのスナイパーのうんちくも良かった。 もし、ワシントンが殺されていたら? デイヴィスの過酷な体験はギブスにとって当たり前の事かもしれないけれど、苦しむのは人それぞれですね。 今は時代が違います。 デイヴィスが素直に助けを受けいれる事にしたのを見て、ギブスにも変化が訪れたようだった。 寝室は夫婦のためのもので、カウチで一人寝るのは妻や娘への罪悪感から来ていたのでしょうね。 でも、それも終わりになりそうです。 タフト医師のお薦め先生のせいでもなく、自分で前に進む事ができたのはギブスらしいというか。 とにかく、人生の新たな段階に進むことができそうで、良かったと思います。 お楽しみとして、ダッキーとパーマー、ヴァンス局長、トニーがバイクに乗ってお食事に出かけていったのは、なかなか良かった。 彼らも、人生の厳しい局面を乗り越え、仲間らしいつきあいができるようになれたと感じました。 どれほど、盛り上がったことでしょう。 アビーのカフパウのヘルメット、あれは頭が重くて実用的ではなさそうですね。 マクギーはいよいよ、デライラにプロポーズか? こちらは、早く見て見たいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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