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カテゴリ:HOMELAND
後1話を残す段階になって、そう来たか。
これぞ、オールドスクールなスパイ物へのオマージュだな。 車による自爆テロで、解放された特殊部隊の隊員全員が死亡した。 逮捕されたキャリーは、ソールが差し向けた弁護士によって保釈される。 ジェナは治療のためにアメリカに戻り、FBI側の証人として証言するようだ。 ホワイトハウスでは、攻撃すべしという大統領とゼイベルをソールが懸命になだめる。 ソールはパキスタンと裏で取引をすると言い、国連でパキスタンの関係者と会うことにする。 キャリーはソールの自宅に滞在することになり、改めてフライトレコーダーを取り戻すべきだと主張する。 ソールにはクレムリンに協力者がいるという噂があるが、その人物に頼んでみたらどうか。 ソールは協力者はいないと頑なに否定する。 キャリーは病院帰りのジェナを待ち伏せし、グロモフとフライトレコーダーのことで取引したことを話す。 特殊部隊員の死に責任を感じているジェナは、キャリーの言うことは嘘ばかりだというが、キャリーは戦争を防ぐために調べてほしいことがあると懇願する。 ソールは1982年から5年間、東ベルリンで協力者を勧誘していた。 しかし、ある亡命作戦で不手際があり、ソールはベルリンを離れることになった。 そこが手がかりだという。 ジェナはキャリーを助けるつもりはなく、このこともソールに告げるといって去る。 ソールはニューヨークに現れたタスニームに連絡し、とにかくジャラールを捕らえるヒントをくれと頼む。 ジェナはソールに面会し、キャリーの話はクレージーだと訴える。 しかし、ソールはキャリーへの全面的な信頼を語り、何が重要なのか、自分はどんな人間なのかを考えてほしいと語る。 キャリーの罪状認否は、大統領の殺害に協力したことだけでなく、死亡した特殊隊員一人ひとりの殺人幇助まで付け加えられた。 トイレに駆け込んだキャリーに、エフゲニーの友人だという女が連絡してほしいと名刺を渡す。 ジェナはFBIの証言録取に臨み、まだ話せない時間の猶予がほしいといって席を立つ。 ゼイベルは独自の情報で、ハッカニの所有する建物に動きがあったとして、ジャラール討伐の作戦を行うという。 無人機からミサイルが打ち込まれ、作戦は成功したが、これでパキスタンが反発するのは目に見えている。 ソールは国連へと向かう。 ソールの自宅に戻ったキャリーに、ジェナが頼まれた情報を持ってきた。 ソールが関係した亡命作戦で、1986年にアンドレイ・クズネツォフという人物をソールが勧誘して亡命させた。 ただ、その際にアンドレイは脚を失って、サーナウという名前でアメリカで証人保護を受けているという。 気になるのは、アンドレイはソールが勧誘した最後の協力者で、その後ソールは諜報活動で成果をあげ続けたという。 ジェナはこれを機に、CIAを辞めるという。 フライトレコーダーを取り戻すために、ソールを裏切ることもいとわないキャリーにようにはなれないという。 その協力者も殺されることになるのだろう。 キャリーは諜報記録の記録のチェックだと偽って、身を潜めるアンドレイに会いに行く。 アンドレイは地雷原を抜ける時に誤って踏んでしまい、歩けなくなったアンドレイをソールが抱えて走り抜けたという。 元々語学学校の生徒だったアンドレイは、後日、自分のせいで同級生たちが銃殺刑になったことを知ったという。 キャリーは語学学校の写真の中に、英語教師の女性がいるのに気づく。 アンドレイはソールとの連絡方法に使っていた赤い革張りの本を持っていた。 同じ版の本をソールは本棚にたくさん所蔵していることを、キャリーは思い出す。 国連の安全保障理事会では、パキスタンが主権の侵害でアメリカを非難し、まもなく決議がでることになっている。 ソールは会議に乗り込んで、ロシア大使の前でブラックボックスのことを口に出し、何が望みだと騒いで見せる。 ロシアの代表が何のことだと大使に尋ねるそばに、ベテランの通訳女性がいた。 ソールは東ベルリンの本屋で英語教師の女性と会い、自らアンドレイの役割を継ぐと伝えられた。 彼女の教え子たちは何も知らなかったが無残に殺された。 女性はモスクワの第2統局で通訳と務めることになり、知り得たことをソールに伝えるという。 一旦は断ったソールだが、KGBに追われてピンチに陥ったソールを女性が助けたことから、それは始まった。 自宅に戻ったキャリーは本棚にある赤い本を取り出し、分析を始める。 多くの本にはソールの購入した日付があり、中にはモスクワで購入された本もあった。 その本の背表紙に、細いメモが入っていたようだ。 キャリーはグロモフの使いの女に連絡し、グロモフとオンラインで対面することにする。 グロモフはモスクワにいて、ブラックボックスもそこにある。 キャリーはソールの協力者との連絡方法は解ったが、名前を割り出すために、当時のKGBの記録を渡してほしいと要求する。 グロモフは全てはキャリー次第だと言い、手を尽くしても協力者の名前がわからないのなら、ソールを殺せという。 ついに、キャリーはソールを殺すのか、アメリカが崩壊するのかの究極の選択を迫られた。 て、随分な取引で、ソールを殺してもフライトレコーダーは戻ってくるとは限りませんよね。 ロシアとしては、別にどっちに転んでも損はしないのだから。 この場に及んでの、ソールの絶大なキャリーへの信頼にジェナも降参してしまい、ソールが死ねば彼のレガシーはキャリーに引き継がれると、グロモフから聞かされれば、キャリーの取る道は一つ。 協力者の女性を通じて、ブラックボックスを取り戻すことなのでしょう。 ソールを殺しても、キャリーの命が狙われることになりますからね。 過去シーンのソール、吹き替えはマンディ・パティンキン本人かな? 今でも古書を通じて、連絡をし合っているなんて、この時代に!と言いたくなりますが、ソールへのリスペクトですよね。 若いころのソールは協力者のアンドレイのために命をかけて亡命させた。 ソールはアメリカの諜報活動で秀でた結果を残した。 例に挙げられていた人物や出来事に関して、ロシアから情報が漏れていたとしたら、興味深いです。(かなり手前味噌ですが) こういう諜報員が現実にいるのかなあ、NCISのヘティやら、ジョン・ル・カレの小説やら、ある種のロマンを感じますね。 さていよいよ最終話、70分のロングバージョンですので録画にご注意ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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