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SVUの日常はいつもこうではないのでしょうが、たまたま事件が重なることもあり、事件もそれぞれに事情が異なっている。
罪状認否まで急がされ、それが全てカリシの負担となる。 これまでのエピソードの1話分が一度に重なるようで、刑事たちの苦労がよくわかりますね。 そこに新人を組み合わせて、上手くやったなあと思いました。 金曜日の深夜、SVUに3件の事案が持ち込まれる。 1件目は、夫から暴力を受けたジョエル・フラーで、7歳の息子が通報した。 夫のレオンとは別居しており、酒に酔って現れ怒りに任せてレイプしたようだ。 フィンは幼いアンドレをジョエルの妹の家に預け、トラック運転手のレオンを探す。 2件目は、ハディード主任の同窓生から直々に連絡があり、娘のクロエが配車アプリの運転手から暴行を受け、辛うじて逃げ出したという事件。 運転手はモハメドで、途中に車を止めて後部座席に乗り込んできて襲ったという。 幸いレイプは未遂だったが、クロエは靴を車内に忘れたという。 3件目はトランスジェンダーの娼婦ラキラが、客から暴行を受けた。 以前風紀課だったタミンはラキラとは顔見知りで、犯人について話を聞く。 男は派手なスポーツカーに乗っており、埠頭付近によく現れ、女たちを買っているという。 配車サービスのデータから、ロリンズはモハメドを逮捕するが、無罪を訴え弁護士を要求する。 モハメドは携帯電話のGPSの提供は拒否する。 レオンは荒々しいセックスは妻が望んだものだと、言い訳する。 今の所、ジョエルはレイプ検査を拒否しており、このままだと傷害罪しか起訴できない可能性がある。 タミンはガルウィングの車の持ち主、企業弁護士のポール・デイビースを探し出す。 駐車違反の常習犯で、ラキラは写真を見て犯人だと特定するが、弁護士だけに対応が難しい。 モハメドの携帯の記録を調べると、クロエは予約をキャンセルして別の客を乗せていたことがわかる。 そもそもクロエの記憶自体が危うい可能性もあり、上司から結果を急がされているカリシは不満を口にする。 ロリンズはSVUを辞めて検察に移ったカリシのせいで、マンパワー不足だと怒りをぶつけてしまう。 タミンがデイビーズがカントリークラブのイベントに参加する情報を得たため、オリビアはカリシと一緒に行くように命じる。 デイビースは犯行に使われた車について、盗まれたというが、盗難届は提出していない。 ラキラの写真を見せると、そういう人物とは関わることはないと答える。 おそらく、証拠隠しのために車を隠していると考えたタミンは、ラキラの仕事仲間から話を聞くことにする。 デイビースはラキラ以外にも、娼婦たちに暴力を振るっており、昨夜の目撃者もいた。 ジョエルは夫をレイプで訴えることに消極的だった。 ただ離婚できさえすればよい、というが、オリビアはアンドレの将来を考え裁判で証言してほしいと説得する。 ロリンズは防犯カメラの映像で、クロエがバーを出て配車サービスに乗り込んだ映像を手に入れる。 クロエはモハメドとは違う車に乗り込んでおり、その持ち主はクロエの供述とは年代が異なる。 自宅に向かうと、車の中に女性の靴が残っていて、タクシーの営業許可を持っている男が配車アプリのせいで客を取られてカネに困っているという。 息子のサンジェイが逃亡しようとしたので逮捕すると、クロエが間違って乗り込んだことも気づかず、その態度に腹を立て襲ったと認める。 怖がらせるだけで、レイプするつもりはなかったと言い、クロエがサンジェイを特定したため、SVUはモハメドを釈放する。 デイビースは弁護士を連れて出頭し無罪を主張するが逮捕される。 タミンは怖がるラキラに証言をするよう要望する。 日曜日の午後、やっと3件の罪状認否まで持ち込んだと思われたが、ジョエルは起訴を取り下げるという。 夫が服役すれば息子の養育費がもらえなくなり、それは受け入れられない。 フィンはレオンと話し、暴行罪のみで起訴することにする。 オリビアはジョエルにアンドレのために、助けを求め生きる方策を探るよう語りかける。 カリシは罪状認否でサンジェイとレオンの起訴まで持ち込んだが、デイビースはラキラから訴えを取り下げる供述書が届いたという。 どうやらデイビースはラキラを買収したようだが、タミンはSVUでの2件目の仕事で苦い経験を味わう。 金曜日の深夜から日曜日の罪状認否まで、一度も家に戻らず仮眠室で休憩を取るだけ? 本当に過酷な勤務ですね。 その間のオリビアもアマンダも子供はずっとシッターに面倒を頼んでいたのでしょうか。 夜でも対応してくれるシッターがいるとなると、その辺の働く女性の状況に驚きますね。 日曜日に法廷が開かれているのも驚きですが。 カリシは検察の中でも新人だから、早期評価査定班、つまり苦情対応係を任されているのかな。 上司から朝の4時に電話がかかってくるとか、大変だなあ。 ロリンズがつい、あのときはカリシの転身に同意したが、パートナーの私を放り出したのよ、許せないと感情的になった。 まあ、こういう時に本音が出るのは良いですね。 長い付き合いだからこそ、その後で仲直りしていましたので、心配はないでしょう。 クロエの両親はそこそこのお金持ち、社会的地位があるのでしょうか。 アメリカはやはりコネが物を言うようですね。 娘がかわいいのはしかたないとして捜査に口を出す親も、乗るべき車を間違うワガママ娘もNYCの家族の一部であるし、酷いDVを受ける親子もそう。 また、セレブのような暮らしをしている弁護士がトランスジェンダーの娼婦を買っているのもありなのでしょうね。 性犯罪の背景はいろいろ。 正義感が強いキャットことタミンは、捜査の能力は高いかもしれないが、SVUの被害者の心を理解し、仕事の難しさを理解するには時間がかかるのかも知れない。 被害者の立ち直りを応援するタミンは良かったなと思いましたが、人の心までは読みきれない。 きっと、オリビアも何度も同じような経験をして、失敗や過ちを重ねてきているはず。 キャットはこれにめげずに頑張ってもらいたい。 ウーバーのおかげで客を取られたという、タクシー運転手さんの話は興味深かったです。 また、デイビースが参加していたイベントはキルト着用でしたね、聖パトリックデーとは違うと思うのですが、特権階級のお楽しみなのかな、珍しいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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